【インテリア業界ES書き方ガイド】読まれるESのポイントを徹底解説!
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椅子やベッドなどの大きな家具から、キッチン用品やバス用品などの生活雑貨まで、幅広い商品を取り扱っているのがインテリア業界です。
有名企業によるテレビCMにおいて目にする機会が多いこともあり、仕事や商品のイメージがしやすく、就活生から人気のある業界になります。
就活をスムーズに進めていくためにも、まずは業界研究をしっかり行い、基礎知識を身に付けて好印象を与える質の高いESを書き上げるために準備していきましょう。
インテリア業界の採用動向や面接対策について、詳しくは下記で紹介しています。併せてチェックしておきましょう!
- 【インテリア業界研究|2022年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!
インテリア業界を志望している学生必見!インテリア業界の市場規模や課題、インターン情報、大手企業の採用傾向が一目でわかります。業界研究のポイントもわかりやすく解説。これさえ押さえておけばエントリーシートも面接対策もバッチリ!
目次
インテリア業界のES設問例
1志望動機(共通)
2自ら周りを巻き込み行動した経験(300字)(2020年 株式会社ニトリホールディングス)
3人生で一番「挑戦」したエピソードを教えてください。(300字)(2022年 株式会社ニトリホールディングス)
4会社や仕事選びの基準(200文字)(2021年 大塚家具)
5インテリアアドバイザーに対するイメージを記入してください。(2021年 東京インテリア家具)
設問例1:志望理由(共通)
この質問は就活において定番の質問となり、合否の判断に影響を与える重要な質問になります。
企業が志望動機を聞く意図をきちんと理解して、好印象を与える回答ができるようにしていきましょう。
この質問では下記がみられています。
■企業とのマッチ度を知る
応募者の人柄やスキルが企業の求めるニーズであるかどうかを知る意図があります。
マッチ度が高い人材は入社後の活躍が期待できるため、応募者が企業と合う人材なのか見極めています。
■応募者の志望度を知る
数ある企業の中からなぜその企業なのか、明確な理由づけがある場合は企業について詳しく調べていると予想できるため、志望度が高いと判断されます。
企業は志望度の高い人材を採用したいと考えているため、企業にとってこの質問は重要な質問となります。
回答例1
私は商品部でデザイナーとして、商品を通して「多くの人の心を豊かにしたい」と考えています。
一人暮らしを始めた時に、慣れない土地や新生活に戸惑っていましたが、自宅で過ごす時間が何よりも落ち着く時間となり心が穏やかになりました。好きな色や好きなデザインの家具があるおかげで自分が落ち着く空間が創りだされていることに気が付きました。このことをきっかけにインテリア業界に興味を持ち、自分が手掛けた商品で多くの人の心を豊かにしたいと考えるようになりました。
貴社は商品の企画から商品がお客様の手元に届くまで全てを自社グループで行っているため、様々な立場からお客様のニーズを把握することができ、こだわり抜いた商品をデザインできると考えます。
私はアパレルのアルバイトにて「相手のニーズを的確に捉えて提案する力」を身に付けました。入社後はこの強みを活かして、私が関わった家具でより多くの人の心が豊かになるように尽力したいと考えています。
回答例2
私は家具という商品を通して「人や環境の役に立ちたい」と考えています。幼い頃、引っ越しをきっかけに家具を新調しに行った時、たくさん並ぶ家具にワクワクしたことでインテリア業界に興味を持ちました。その時に購入した木製のチェストは今でも大切に使い続けており、1人暮らしを始めるときにも実家から持ってきました。家具は長く使えば使うほど、思い出が増えていきます。
だからこそ私はお客様の人生に寄り添うような、日常を彩ることのできるような商品を提案していきたいです。そのためには丈夫で長く使い続けることのできる家具を作りたいとも考えています。貴社は事業を通じて「人と地球にやさしい暮らし」を謳っており、SDGsに代表される環境、社会問題の解決にも貢献できる点にも大変魅力を感じました。
長く使い続けることができて地球環境へも配慮されている素敵な商品を販売員として多くのお客様へ知ってもらい、家具との出会いをよりいっそう素敵なものにし、お客様に満足して購入していただきたいと思います。
その企業に当てはまる理由づけを記述することが大切になります。
企業研究を行った上で、その企業でなくてはならない熱意を伝えましょう。
設問例2:自ら周りを巻き込み行動した経験
この質問は就活を進めていく上でよくされる質問のひとつになり、応募者がどのような人柄なのか、どのような能力があるのか知る意図があります。
この質問では下記がみられています。
■協調性があるかを知る
商品がお客様の元に届くまでに様々な職種の人が関わっており、仕事をする上で仲間との協力は必要不可欠となります。
そのようなチームで働く中で、相手の意見を尊重し協力する人材が求められています。
■応募者の能力を知る
企業は自ら行動を起こし、周りに影響を与える人材を採用したいと考えているため、応募者が団体の中でどのような行動を起こしたのかに注力しています。
自主的に考え行動する人材は入社後の活躍が出来るため、応募者にこの能力があるかどうかを見極めています。
回答例
所属するテニスサークルで、役員として練習の参加人数を増やす取り組みを行いました。サークルには50名程在籍していましたが、練習への参加は半分以下の現状が続いていました。
そこで私は部員全員へ練習についてアンケートを実施し、回答を元に「トーナメントをメインに行い、実践を楽しむ」内容に変更するべきだと部員に相談し、改善しました。その結果、練習へ参加する人数が増えて毎回40名以上が参加するサークルとなりました。
この経験から、私は周りの意見に耳を傾けることの重要性と行動に移すことの大切さを学びました。入社後は、周りの意見を的確に理解し積極的に行動して活躍したいと考えています。(285文字)
経験から何を得て、どう企業で活かせるのかを伝えることが大切になります。
また、企業の求める人物像に沿って回答することで、さらに好印象を与えることができます。
設問例3:人生で一番「挑戦」したエピソード
この質問は応募者の人柄やスキルを把握する意図があります。
挑戦した経験は学生時代やアルバイト、インターンなど様々だと思いますが大切なことは、挑戦したことによって何を得たのかを具体的に伝えることになります。
この質問では下記がみられています。
■企業とマッチする人材か知る
挑戦したエピソードを知り、応募者がどのような能力を得たのか、企業とマッチする人材なのか知る狙いがあります。
企業とマッチする人材は活躍が期待できるため企業にとって重要な質問になります。
■応募者のスキル、スペックを知る
応募者が挑戦する経験からどのようなスキルを得たのか、企業でどのように活躍してくれるのかを把握する狙いがあります。
また、挑戦においての過程を知ることで、課題に対してどのように乗り越えたのか、どのような行動を起こしたのかで応募者の人柄を知ろうとしています。
回答例
私は語学を学ぶために短期留学に挑戦しました。現地では早く語学を得るために2点に取り組みました。
(1)ウエイトレスとしてアルバイトをし、ネイティブな英語に触れる機会を増やす。(2)他国の学生が多く参加するゴスペルサークルに所属し、いろんな国の学生とコミュニケーションをとる。
結果、留学が終わる頃には会話は問題なくできるようになり、帰国後のTOIECでは200点以上スコアアップすることができました。
この経験から私は、積極的に行動することで自身の成長をより早めることができることを学びました。入社後は、様々なことに積極的に挑戦し、誰よりも早く自分のレベルを高めていきたいと考えています。(291文字)
企業はこの質問を通して応募者の人柄を把握したいと考えています。
エピソードからどのような人材か伝わるように、経験から得た事やどのような行動をとったのかなど具体的に記述しましょう。
設問例4:会社や仕事選びの基準
この質問は就活においてよくされる質問になります。企業や仕事選びの軸を聞くことで企業の価値観と合うかどうか知る狙いがあります。
企業側の意図をきちんと理解して企業と相性がよい人材であることをアピールできるように準備していきましょう。
この質問では下記がみられています。
■応募者の価値観を知る
優れている人材でも企業と価値観が合わなければ早期退職の可能性が出てきます。
このようなことが起きないために、応募者の価値観と企業の価値観が合っているか確かめる必要があります。
■応募者の仕事への意欲を知る
軸を聞くことで応募者が入社後意欲的に働いてくれるか知る狙いがあります。
軸が前向きな回答であれば活躍の期待が出来ますが、待遇面ばかりを伝えてしまうと自社でなくても良いのでは?と捉えられてしまう可能性があります。軸をもって就活に臨みましょう。
回答例2
私は「やりがい」を仕事選びの軸としています。私にとって「やりがい」は意欲的に行動を起こす原動力になるからです。
貴社はショールームにおいて直接お客様へ自分が選ぶ商品を提案することができ、お客様から頼られる存在であると考えています。お客様の期待に応えることで、喜ぶ顔や言葉を聞くことができ、それが自身のやりがいに繋がると思います。
私はやりがいを自身のパワーにして、お客様のために働きたいと考えています。(199文字)
企業と相性が合う人材であることを伝えることが大切になります。
企業の求める人物像や社風などをきちんと調べたうえで記述するとよいでしょう。
設問例5:インテリアアドバイザーに対するイメージ
この質問は業界ならではの質問となり、業界について調べているかや応募者の価値観を知る意図があります。
この質問では下記がみられています。
■就職への真剣度
職種について的確に応える事が出来ない場合、業界研究が不足していると判断され就職への真剣度が低いと思われます。
自分の思うイメージとその職がかけ離れていないかに注意しながら、回答を作成しましょう。
■応募者の価値観
応募者の価値観を知り、企業の価値観と合うかどうかを見極めています。
価値観が合って居れば長期的に働くことが予想できるため企業にとって応募者の価値観は重要なポイントとなります。
回答例
お客様の要望を聞き理想のインテリアを提案するため、ヒアリング能力やデザインセンスが非常に重要視されるイメージがあります。
中でもお客様の本質・本心を見抜く力が必要だと思うので、お客様との関係をうまく築きつつも真摯に向き合う姿勢がなければできない仕事だと考えています。
また既存の商品を扱うことが大半だと思うので、多くの商品の知識が求められます。引き出しが多ければ大きいほど、お客様のご要望にお答えできる幅が広がるので、常に情報を仕入れ自身をアップデートしていかなければならない大変な職種だと思います。
その分、お客様の喜ぶ姿を1番近くで見ることができるので、大変さと同時に大きなやりがいを得ることができる魅力的な職種だと私は考えます。
企業研究をきちんと行い、どのような職種があり、どのような仕事内容なのか把握しておく必要があります。
そのうえで、企業の価値観に沿った回答を記述できるようにしましょう。
自己PRの書き方
自己PRの本質
自己PRとは「自分の強みや長所を企業に伝える場」になります。
ただ単純に自分の強みや長所を伝えるのではなく、企業の求める素質を理解して自身の強みをどのように活かせるかを伝えることが重要となります。
評価の高い自己PRにするには、まず自分の強みや長所をきちんと理解することが大切になります。
また、自己PRを書く上で、企業がなぜ自己PRを聞くのか知っておくことが必要です。
企業が自己PRを聞く意図は2点あります。
1人柄を知る
企業は自己PRの内容から、企業に応募者の人柄を把握して企業と合った人材かどうか判断しています。
企業の社風にマッチした人材であれば活躍イメージが湧きやすく入社後の成長も期待できます。
逆に企業とのマッチ度が低い場合は早期退職の可能性があるため積極的な採用はされません。
2自己分析ができているか知る
自己PRは自分の強みや長所を伝える場なので、自分自身について理解していることが重要となります。
自己分析がしっかりしていればきちんと自分の強みを伝えることが出来ます。
しかし、自己分析ができていない場合は就職活動への真剣度は欠けると思われ、企業への志望度も低いものだと判断されます。
自己PRを書くためのポイント
求める人材に即した「強み」を決定する
企業へ自身の強みを伝える場合、企業のビジネスモデルを理解した上でどのような強みを求めているかを考え、自分の経験などに結び付けて伝えるようにします。
自己PRは大きく分けて3つに分類することができます。
- 個人として努力し、成果を上げることができる
- 関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる
- 今までにない仕組みや企画を提案し、周囲と協力しながら実現できる
アピールしたい「強み」を論理的に述べる
上記でまとめた自身の強みをより企業に対してわかりやすく伝えるために、下記の流れにまとめるとスムーズです。
(1)強み:あなたの強みは?
↓
(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
↓
(3)強みを表す具体的エピソードは?
↓
(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
↓
(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?
引用:unistyle
※自己PRを書く際のポイント
・注意点 ・アピールする強みに再現性を持たせること
・学生時代に頑張ったことと混同しないこと
・書き出しと締めの部分を意識すること
インテリア業界はどんな人材を求めているのか
インテリア業界全般的に求める人材の特徴として下記が挙げられます。
- 人と接することが好きな人
- 前向きに新しいことへ挑戦できる人
- 柔軟に対応ができる人
- 現状に満足せず、常に成長したいと考えている人
人と接することが好きな人
店舗ではお客様が心地よく、楽しくお買い物できる環境が求められます。
そのため接客サービスは重要なポジションとなり、相手に最高のおもてなしをする精神が必要となります。
また、お客様からの相談や商品の提案などをする場面が多くあるため、明るく人あたりの良い人柄が求められます。
前向きに新しいことへ挑戦できる人
インテリア業界では環境や時代によって常に顧客が求めるニーズが変化する業界です。
ニーズに応えたり、顧客を喜ばせるような商品の開発が必要になります。
そのため、新しいことへ果敢に挑戦できる人材が重宝されます。
現状に満足することなく、常に新しいことに前向きに挑戦する人材が企業、業界で活躍できるでしょう。
柔軟に対応ができる人
先述しましたが、顧客が求めるニーズが変化する業界なので、その変化に柔軟に対応できる人材が求められます。
また、最高の商品を提供するために何度も試行錯誤し完成に向けて調整が行われます。
小さな調整でも毎度的確な対応をすることで良い商品を提供することに繋がります。
現状に満足せず、常に成長したいと考えている人
現状に満足すること無く、常に成長したいと考える人材は自主的に行動することができ、企業にとってプラスな人材となるため重宝されます。
また、商品開発においても成長意欲のある人材はたくさんの商品を生み出すことが期待できるため必要とされています。
インテリア業界は家具を通してお客様へ商品を紹介する機会が多くあります。
そのためコミュニケーション能力が高い人材は活躍しやすくなります。
また、クリエイティブな仕事であるため自分の考えを形にすることが好きな人にとって働きやすい業界となるでしょう。
上記でご紹介した求められる人材は、あくまでも業界全体での話となります。ご紹介した内容にすべて当てはまる必要はありません。
企業や職種によってはそれぞれ求めている人物像には違いがあるでしょう。
また、大切なことは他のどの企業でもなく、その企業だからこそ志望する理由、他の企業ではダメな理由を加えて採用担当者へアピールできるとより高評価を得られるでしょう。
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