【三菱地所インターン|2025年採用】優遇はある?倍率や選考フロー・選考対策まとめ
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三菱地所のインターンの人気度・倍率は?
三菱地所のインターンは、参加することで本選考のグループディスカッション、1次面接が免除になる優遇措置が受けられるため、三菱地所を志望する学生から応募が殺到します。
また「デベロッパーの仕事を体験できる」「社員との交流機会が多い」といった魅力的な内容から学生に人気のインターンです。
応募数は4,000名以上と推定されていますが、各インターンの参加人数は30名程度なので、その倍率は130倍以上とも言われています。
応募者は、デベロッパー業界を目指す人はもちろん、外資系銀行、大手コンサルティングファームを目指すような優秀な学生が多く、選考を突破するのは容易ではありません。
インターンへの参加が本選考に直結するわけではありませんが、優遇措置や社員との関係作りなど、志望者にとって様々なメリットがあります。
内定へ大きく一歩近づくためにも、インターンへの参加は掴んでおきたいチャンスです。
2023年度は、「SUMMER INTERNSHIP」と「Winter Internship」、「Regional Internship」が実施される予定です。
選考内容は、書類選考、適性検査、面接試験とオーソドックスな流れですが、倍率が非常に高いため、書類選考の段階で足切りされてしまう可能性が考えられます。
選考を勝ち抜くためには、自己分析や企業研究が欠かせません。インターン情報をチェックして、早めに対策を始めましょう。
三菱地所のインターン概要
「SUMMER INTERNSHIP」
実施概要 |
まちづくりに関する課題にチームで取り組み、デベロッパーの仕事の仕事を体験するプログラム |
実施時期・期間 |
2023年8月28〜30日 |
募集人数 |
35名程度 |
参加条件 |
●4年制大学又は大学院に在籍している人 (学部学科不問・学年不問) ●原則として3日間全日程に参加できる人 |
応募の流れ |
①Webエントリー ②エントリーシート・自己紹介動画の提出、適性検査の受検 ③Web面接 ④開催場所:東京 |
「Winter Internship」
実施概要 |
まちづくりに関する課題にチームで取り組み、デベロッパーの仕事の仕事を体験するプログラム |
実施時期・期間 |
2023年2月13日〜15日 |
募集人数 |
35名程度 |
参加条件 |
●4年制大学又は大学院に在籍している人 (学部学科不問・学年不問) ●原則として3日間全日程に参加できる人 |
応募の流れ |
①Webエントリー 1次受付期間:9月5日13:00~11月14日12:00 2次受付期間:11月15日13:00~12月12日12:00 ※一次受付期間内にエントリーすれば、インターンシップの事前説明会、丸の内エリアの当社施設見学を行うBuilding Tourに参加可 ②エントリーシート・自己紹介動画の提出、適性検査の受検 ③Web面接 ④開催場所:東京 |
※昨年募集のプログラム概要となります。最新の情報は公式HPでご確認ください。
参考:外資就活ドットコム|【三菱地所】~Winter Internship 2022~
「Regional Internship」
実施概要 |
東京以外で取り組むプロジェクトについて、現地での物件見学やグループワークを通して、三菱地所を知るための1dayプログラム |
実施時期・期間 |
2022年1月31日~2022年2月9日のうち1日 |
募集人数 |
30名程度 |
参加条件 |
●4年制大学又は大学院に在籍している人(学部学科不問・学年不問) |
応募の流れ |
①Webエントリー ②エントリーシート・自己紹介動画の提出、適性検査の受検 ③Web面接 ④開催場所: 名古屋(1月31日) 大阪(2月1日、2日) 福岡(2月3日) 札幌(2月8日) 仙台(2月9日) ※いずれか1都市を選択(複数参加不可) |
※昨年募集のプログラム概要となります。最新の情報は公式HPでご確認ください。
参考:外資就活ドットコム|【三菱地所】~Regional Internship~
三菱地所のインターン選考フロー
- Webエントリー
- エントリーシート・自己紹介動画の提出、適性検査の受検
- Web面接
- 本インターン
三菱地所のインターンの選考は、上記の流れで実施されています。
「Winter Internship」と「Regional Internship」は同じ時期に実施されており、併願することも可能です。
選考期間は、エントリー締め切りから、書類選考の結果、面接の結果発表まで、約1ヶ月間です。
選考スケジュールやフローは、三菱地所のリクルートサイトで公開されているため、参加希望の人はチェックしておきましょう。
エントリシート(ES)
エントリーシートでは、「学生時代の経験」や「志望動機」に関する質問がされています。
実際に過去出題されたテーマとしては、下記のようなものがあります。
- あなたが学生生活において、主体となって取り組んだ経験について、その結果どのような変化があったかを含めて、具体的に教えて下さい。
- 三菱地所のインターンシップに応募する理由について、どのようなことに興味・関心を持っているかを含めて教えて下さい。
- 未来をより良くするために、丸の内・有楽町プロジェクトにおいて、三菱地所ができることについて自由な発想でお書き下さい。
記入する文字数の目安は質問によって異なりますが、1問あたり300字以上〜500字と、文字数が多めに設定されています。
そのため、指定された文字数より少ないESや内容が薄いESは、読み流されてしまう可能性が考えられます。
ESの内容を充実させるためには、自己分析や業界研究が欠かせません。
自己分析からオリジナリティのあるエピソードを洗い出しておくこと、業界研究でデベロッパーの仕事について理解を深めておくことが大切です。
また、「三菱地所ができることについて」も出題されるので、業界だけでなく企業単体を深掘りしておきましょう。
適性検査受検
三菱地所のインターン選考では、例年「玉手箱」が実施されているようです。
試験内容は、計数(図表の読み取り・四則逆算・表の空欄推測)、言語(理論的読解・趣旨判定)、英語(長文読解・論理的読解)で、加えて性格検査が行われます。
玉手箱は決して難しい問題ではありませんが、1問あたりにかけられる時間が非常に短いため、対策が不十分だと思うように点数を伸ばせません。
対策本で練習問題を繰り返し解くなど、玉手箱の問題に慣れておく必要があります。
三菱地所のインターンは応募倍率が高いため、ESと適性検査の結果を見て、人数を大幅に絞り込むと考えられます。
面接試験に確実に進むためにも、適性検査の対策は早めに始めましょう。
自己紹介動画
三菱地所のインターン選考では、ESと合わせて自己紹介動画も提出します。
内容は、ESの設問以外で伝えきれなかった自身の特徴や長所を、30秒〜1分以内でPRするものです。
文面や証明写真だけではわからない、応募者の人柄や熱意を知ることができるため、企業側も学生がどんな動画を提出してくるのか注目しています。
動画は撮り直しも可能なので、話す内容をしっかり考えてから撮影に臨むのがベストです。
話し方や表情、身だしなみなどにも気をつけて、採用担当者に好印象を持ってもらえるような動画に仕上げましょう。
三菱地所のインターン情報
三菱地所では例年、「Autumn Internship」と、「Winter Internship」、「Regional Internship」の3つが開催されてきました。
2023年度は、「SUMMER INTERNSHIP」と「Winter Internship」、「Regional Internship」が実施されるようです。
インターン当日は次のような内容が実施されており、三菱地所やデベロッパーの仕事への理解を深められるプログラムになっています。
- デベロッパーの仕事、三菱地所の事業についての説明
- グループで“まちづくくり”に関する課題に取り組む
- プレゼンテーション
- 社員からのフィードバック
- 懇親会
グループワークでは、「学生らしい自由な発想」が求められる傾向にあります。
また、堅苦しい雰囲気もなく、ざっくばらんに意見交換できるので、「楽しかった」と感想を持つ学生も多いようです。
社員と交流する機会も多いため、参加者からは「実際の社風がわかった」「三菱地所が求める人材が具体的にイメージできた」といった声もあり、本選考を突破するための情報収集にも大いに役立ちます。
さらに、三菱地所のインターンは、「参加者全員が本選考のグループディスカッション、1次面接が免除になる」というメリットがあります。
インターン参加が内定への最短距離と言っても過言ではありません。三菱地所を志望する人は、インターン情報を隈なくチェックしておきましょう。
三菱地所の求める人材
- 志ある人
- 現場力・仕事力のある人
- 誠実・公正である人
- 組織で戦える人
- 変革を起こす人
三菱地所では人材を「人財」とし、重要な経営資源として捉えています。
上記5つは、三菱地所の「人財育成への取り組み」であげられている人財において求められる要素です。
三菱地所は「まちづくりを通じて社会に貢献すること」を使命としています。
高い志を持ち、挑戦し続ける人、斬新なアイディアで周囲に影響を与えられる人が求められていると言えるでしょう。
様々な社会的課題を扱うため、問題解決能力や臨機応変な対応力も身につけておきたいスキルです。
また、デベロッパーは社内外の多くの人と関わりながら仕事を進めていくため、高いコミュニケーション能力や、誠実な対応で信頼関係を築ける人柄も望まれます。
さらに、三菱地所グループの行動指針に掲げている「一人ひとりの活躍」から、組織として力を発揮するために、個々人がプロフェッショナルとして主体的に行動することが求められていることがわかります。
ESや自己紹介動画を作成するときは、これらの人物像に合致したエピソードや自身の強みを盛り込むのがおすすめです。
三菱地所の求める人材にマッチしていることをアピールして、選考を突破しましょう。
三菱地所のインターン選考突破の対策法
徹底的に自己分析する
三菱地所のインターン参加者は、優遇措置として本選考のグループディスカッション、1次面接が免除になります。
本選考にも応募が殺到することを考えると、選考の一部をスキップできることは、大きなメリットと言えるでしょう。
このことから、三菱地所を志望する人は、まずインターン参加を目標に取り組むことがおすすめです。
インターンに参加するには、まず書類選考を突破しなければなりません。ESや自己紹介動画を作成する前に、徹底しておきたいのが「自己分析」です。
自己分析が不十分なままだと、ありきたりな自己PRや志望動機になってしまい、採用担当者の目に留まりません。
三菱地所のインターン選考では、例年「学生時代に主体的に取り組んだこと」をESで質問される傾向にあります。
これまでの経験の中から、自分の強みがより伝わり、三菱地所の求める人材に当てはまるエピソードを探し出すのがポイントです。
内容が決まったら、伝えたいことが伝わる文章か、自分らしさが出せているか、細部まで拘って作成しましょう。
企業研究で企業理念や事業内容をチェックする
三菱地所のインターンは、事業内容や社風について学生たちに知ってもらうための機会でもあります。
しかし、インターン選考のESの時点で「三菱地所のインターンシップに応募する理由」「三菱地所ができること」など三菱地所に焦点を当てた質問がされるため、企業の特徴を事前に理解しておくことがポイントになります。
企業研究ができていれば、「業界や自社に関心がある」「志望度が高い」と採用担当者に評価してもらえるかもしれません。
まずは、三菱地所の公式ホームページをチェックして、企業の成り立ち、代表者のメッセージ、企業理念など基本情報をチェックしましょう。
特に企業理念は、企業が求める人材を把握するのにも役立ちます。さらに、事業内容を把握し、仕事を通じてどのように社会貢献しているのか理解を深めます。
こうすることで、三菱地所の社員として将来どんな仕事がしたいのか、どんな強みが活かせそうか、具体的にイメージできるようになり、書類選考や面接でも明確に回答できるようになります。
ホームページの他にも、新聞や業界紙などで最新の動向をチェックしておくのもおすすめです。企業研究を入念に行い、自信を持ってインターン選考に挑みましょう。
三菱地所の企業情報
社名 |
三菱地所株式会社 MITSUBISHI ESTATE CO., LTD. |
設立 |
1937年5月7日 |
本社所在地 |
〒100-8133 東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビル |
資本金 |
142,414,266,891円 |
従業員数 |
1,013名(連結:10,655名) |
平均年収 |
1264万円(参照:年収チェッカー) |
事業内容 |
オフィスビル・商業施設等の開発、賃貸、管理 収益用不動産の開発・資産運用 住宅用地・工業用地等の開発、販売 余暇施設等の運営 不動産の売買、仲介、コンサルティング |
三菱地所は、不動産業界の中でも、都市や街の開発をメインに取り扱う「デベロッパー」と呼ばれる企業です。
まちづくりを通じて社会に貢献することを使命に、暮らし、ビジネス、観光など、人々が幅広いシーンで活用できるまちづくりに注力しています。
日本経済をリードするビジネス街である丸の内をはじめ、大手町、有楽町のオフィスビルを一挙に手掛けていることから「丸の内の大家さん」とも呼ばれ、これらが収益の50%を占めています。
国内のプロジェクトでは、丸の内の「TOKYO TORCHプロジェクト」や「大阪のうめきた2期地区開発プロジェクト」などの都市開発が有名です。
海外事業でも業績を伸ばしており、2023年3月期の海外事業の営業利益が894億円と全体の3割を占めています。
近年はDX(デジタル・トランスフォーメーション)にも力を入れており、最先端のテクノロジーを取り入れることで、より便利なまちづくりを目指しています。
三菱地所は、総合デベロッパーの中で三井不動産に次ぐ2番手です。
新型コロナウイルスの影響で、商業施設やホテルの需要が落ち込み、大きな影響を受けたものの、収益を順調に伸ばしています。
今後も社会課題を解決しながら、どのように利益を拡大していくのか注目です。
三菱地所の現状・動向
「DX注目企業2023」に選出
三菱地所は、経済産業省と東京証券取引所が選定する「DX注目企業2023」に選ばれました。
これは、デジタル技術を用いたビジネスモデルや経営改革に取り組む注目企業が選定されるもので、三菱地所が選出されるのは2021年以来4度目です。
選定の理由は「顔認証プラットフォームの開発」「ロボット・フレンドリーなまちづくりの推進」「IoT搭載スマートホーム」「5Gインフラ整備」などで、不動産業界ならではのDXの取り組みが大きく評価されました。
三菱地所ではDX推進部を立ち上げ、2021年6月にDXにより生活者が暮らしやすさを実感できる新しいまちづくりを目指す「三菱地所デジタルビジョン」を策定しています。
顔認証プラットフォーム「Machi Pass FACE」は、1枚の顔写真で複数の顔認証サービスに対応できるシステムで、いわゆる「顔パス」を実現させたものです。
主に施設内の入退室キーとして活用されており、今後は様々なサービスを1つのIDで利用できるよう、サービスの拡大を目指しています。
「ロボット・フレンドリーなまちづくりの推進」は、労働人口の減少や働き方改革などの課題を解決するため、施設とロボットが連動した「次世代型施設運営」を進めています。
例えば、オフィス内への飲食デリバリーサービスや、警備ロボットによる空調や冷温水ポンプの設備点検などです。
今後も社会や顧客のニーズに合わせたDXへの取り組みで、三菱地所ならではの「オフラインとオンラインが融合する新しい暮らしとまちづくり」が期待されています。
また、生産性向上や働き方の見直しのため、デジタル技術による業務の効率化やサイバーセキュリティーの強化など、社内でもIT化、DX化に注力しているようです。
出典:三菱地所|ニュースリリース
参考:三菱地所|DX推進
シティ・オブ・ロンドンに新たなランドマーク誕生「8 Bishopsgate」竣工
三菱地所ロンドン社が、2019年より英国ロンドンの中心地で進めてきた大規模オフィス再開発「8 Bishopsgate」が完成したと発表しました。
高さ約204m、地上51階地下3階塔屋1階建てのオフィスビルで、最上階の展望ギャラリーからはロンドンの街を一望することができ、シティ・オブ・ロンドンの新たなランドマークとして注目されています。
また環境性能に優れたガラスファサードを採用、ソーラーパネルの設置、雨水の中水再利用などのSDGsを実現する建物づくりや、駐車場のかわりに大規模な駐輪場を設けるなど、環境配慮が進む英国ならではの取り組みが評価されているようです。
その他にも、就業者の多様な働き方や、健康的なワークライフをサポートできる施設が整っています。
このプロジェクトへの投資額は約1,140億円で、三菱地所が手掛ける海外案件の中で過去最大となってます。
ロンドンでのオフィス開発は欧州事業の柱の1つで、これまでも古いビルを保有、建て替え、その後売却するモデルで実績を積んできました。
今後もロンドンの中心地で現地大手テレビ局「ITV」が保有していたビルの建て替え計画などを控えており、国内に留まらず世界でも地図に残る仕事を拡大しています。
出典:三菱地所|ニュースリリース
参考:日本経済新聞