【パナソニックインターン|2025年採用】優遇はある?倍率や選考フロー・選考対策まとめ
公開日:
最終更新日:
パナソニックのインターンの人気度・倍率は?
パナソニックでは、関連会社も含めたグループ全体で幅広い職種のインターンシップが行われています。
募集人数はコースによって様々であり、20〜30人程度のものもあれば、400〜500人程度のものもあります。
パナソニックへの本選考の採用倍率は20〜50倍と言われているので、インターンの人気も高く、参加難易度が高いことが予想されます。
またパナソニックでは、インターンで良い成果を上げたり、社員に良い印象を与えられたりすると早期選考の誘いが来ることがあります。
つまり、本選考直結型であり、早期内定を狙う場合、インターンシップへの参加は非常に重要です。
パナソニックのインターンは、夏(8月下旬〜9月中旬)と冬(1月下旬〜2月中旬)にそれぞれ開催されます。
詳しい情報は公式サイト上で開催の3ヶ月ほど前に公開となり、プレエントリーを経て、開催の2ヶ月少し前がエントリーシートの提出期限となっています。
就活情報サイトでは、おおよその開催時期や内容などが公式サイトでの情報解禁よりも数ヶ月先んじて公開されることがあります。
そのため、早く情報が知りたい人は就活情報サイトの情報もこまめにチェックしておきましょう。
パナソニックグループのインターンシップの対象は「学部1回生以上」、または「学部3年生、大学院1年生」です。
本選考直結型であることから、入社志望者は遅くとも3年生、または大学院1年生のインターンシップ選考から就職活動に本腰を入れる必要があります。
倍率が高いことから、夏と冬の2回の応募にチャレンジできるように準備することが理想でしょう。
そのためには、自己分析や企業研究、エントリーシートの推敲など、3年生、または院1年生の春頃までにきちんと行っておきましょう。
また一部のコースでは適性検査や面接も受ける必要があります。こちらの対策も時間を掛けて行う必要があるでしょう。
パナソニックのインターンへの参加を考えている人は、選考スケジュールをよく確認し、早めの準備を心掛けましょう。
パナソニックのインターン概要
OJT TYPE
実施概要 |
実際の職場に入り込んで社員と一緒に働く、「リアル」な仕事体験。 400種類以上のテーマから自分にあった実習を選べる。 |
実施時期・期間 |
オリエンテーション:2023年8月20日(日) 実習:2023年8月21日(月)~9月15日(金)のうち約1~2週間 |
実施形態 |
オリエンテーション:オンライン 実習:対面 |
募集人数 |
400名程度 |
参加条件 |
学部1年生以上(文理不問) |
応募の流れ |
①マイページの「インターンシップ・ワークショップ申込」より応募 ②チャレンジシート提出(提出期間:2023年5月26日(金)~6月14日(水)15:00) ③適性検査受検(WEB、受検期間:2023年5月26日(金)~6月14日(水)17:00) ④書類選考 ⑤面談予約 ⑥オンライン面談 ⑦選考結果通知 ⑧インターンシップ参加 |
BUSINESS WORKSHOP
実施概要 |
パナソニックグループの「デザイン経営」を学ぶ、2日間のキャリア教育型プログラム。 グループワークを中心に、デザイン思考、当グループの事業内容・社風について理解を深められ、仕事の醍醐味についても体感できる。 |
実施時期・期間 |
第1回:2023年8月29日(火)~8月30日(水) 第2回:2023年8月31日(木)~9月1日(金) 第3回:2023年9月4日(月)~9月5日(火) 第4回:2023年9月6日(水)~9月7日(木) 各日9:00〜17:00実施 |
実施形態 |
オンライン |
募集人数 |
500名程度 |
参加条件 |
原則として全国4年生大学(院)に在学中の学部1年生以上 |
応募の流れ |
①マイページの「インターンシップ・ワークショップ申込」より応募 ②チャレンジシート提出(提出期間:2023年5月26日(金)~6月23日(金)15:00) ③適性検査受検(WEB、受検期間:2023年5月26日(金)~6月23日(金)17:00) ④書類選考 ⑤選考結果通知 ⑥ワークショップ参加 |
参考:BUSINESS WORKSHOP|パナソニックグループ 採用情報
CREATIVE WORKSHOP
実施概要 |
デザイン・クリエイティブの仕事を体感できる短期集中のワークショップ。 学生同士の意見交換や社員からのアドバイスをもらいながら、課題テーマのコンセプト立案・デザイン開発を行う。 |
実施時期・期間 |
【プロダクトデザインコース】 2023年8月24日(木)~8月31日(木) 【デザインコンサルティングコース】 2023年8月24日(木)~8月31日(木) 【デジタルマーケティングコース】 2023年8月31日(木)~9月5日(火) |
実施形態 |
【プロダクトデザインコース】 オンライン2日+対面4日 【デザインコンサルティングコース】 オンライン2日+対面4日 【デジタルマーケティングコース】 オンライン2日+対面2日 |
募集人数 |
20~30名程度(全コース含む) |
参加条件 |
学部3年生、大学院1年生(全学部学科対象) |
応募の流れ |
①マイページの「インターンシップ・ワークショップ申込」より応募 ②チャレンジシート提出・自己PR資料(ポートフォリオ、取り組みプレゼン資料等)提出(提出期間:2023年5月26日(金)~2023年6月23日(金)15:00) ③書類選考 ④選考結果通知 ⑤ワークショップ参加 |
参考:CREATIVE WORKSHOP|パナソニックグループ 採用情報
パナソニックのインターン選考フロー
- パナソニックマイページに登録
- マイページよりプレエントリー
- チャレンジシート提出
- 適性検査受検
- 本インターン
パナソニックで行われているインターンの選考は概ね上記の流れで行われます。
コースによっては、適性検査受検の代わりに「自己PR資料提出」が求められることやフローに「オンライン面談」が加えられることがあります。
チャレンジシート(エントリーシート)
パナソニックのインターンでは、エントリーシートは「チャレンジシート」と呼ばれています。
コースによって内容は変わりますが、「志望動機」または「学生時代に挑戦したこと」という定番の質問はほぼ必ず聞かれます。
実際に過去出題された質問としては、下記のようなものがあります。
- 学生時代に、どのような挑戦をしてきましたか?
- 現在取り組まれている研究・専攻の中で、ご自身が工夫した点について、具体的な取り組み内容をご記入ください。
- 組織やチーム(複数人での活動)などにおいて、あなたが新たに提案し実行した取組み等についてご記入ください。
- インターンシップの志望理由
- パナソニックグループのインターンシップで挑戦したいことを教えてください。
パナソニックは「物心一如の繁栄」、すなわち物と心の両面での豊かさに満ちた社会の実現を目指し、課題解決や技術革新などへの挑戦に取り組んできた会社です。
そのため、「学生時代」や「大学での研究・専攻」「組織・チームでの働き」など応募者の過去の経験・挑戦に関する質問が聞かれることが多くなっています。
よって、パナソニックのインターン選考対策としては企業研究だけでなく、自己分析にも力を入れて取り組むことが重要です。
適性検査受検
例年「SPI」のWEBテスティングが実施されているようです。
パナソニックのインターンでは、言語分野と非言語分野からなる能力検査と性格検査で構成されています。所要時間は能力検査は2科目合計で最大30分、性格検査は最大35分です。
SPIのWEBテスティング方式は多くの企業で採用されている適性検査であり、基本的には中学〜高校レベルの難易度の問題が出題されます。
能力検査で基礎学力を測るものであるため、難易度は決して高くないと言われていますが、それ故に他者と差を付けるためにも対策は必須でしょう。
SPIは対策本や問題集アプリなど対策のためのツールの種類が豊富です。
そのため、「電車移動中にスマホアプリで勉強する」といったように自身のライフスタイルに合わせて勉強方法を選ぶことも容易です。
適性検査の他にも対策すべきことがあるため、ツールを効果的に使用して、効率的に学習を進めていきましょう。
オンライン面談(面接)
400以上のテーマから自分で好きなものを選んで応募できる「OJT TYPE」では、オンライン面談が実施されます。
所要時間は年度により異なりますが、ここ数年では20〜30分と短い時間で実施されています。
そのため、進行は面接官1人と応募者1人でサクサクと行われていくようです。
質問は、主に「大学での研究内容」や「インターンのテーマを選んだ理由」に関してのものが聞かれます。チャレンジシートの内容をより深掘りしていくイメージでしょう。
そのため、チャレンジシートの内容の振り返りや質問に関連した自己分析や企業研究を徹底的に行いましょう。
面談の場で深掘りされても困らないように、あらかじめ自身について深掘りして考えておくことが選考突破への近道となります。
パナソニックのインターン情報
パナソニックでは「OJT TYPE」「BUSINESS WORKSHOP」「CREATIVE OJT」の3種のインターンが行われています。
各コースは夏と冬の大きく2回に分けて実施されます。
「OJT TYPE」は1〜2週間程度行われる本格的な職場体験型インターンであり、幅広い職種が対象です。
400以上のテーマの中から自分に合った実習を選ぶことができることが大きな特徴です。
「BUSINESS WORKSHOP」はパナソニックグループ特有の「デザイン経営」という考え方をグループワークや社員との交流の中で学ぶワークショップです。
2日と短期の実施であり、希望職種に関係なく応募することができます。
「CREATIVE OJT」は6日間行われ、体験を通じてデザインやマーケティングなどクリエイティブの仕事への理解を深めることができます。
コースは職種に応じて「プロダクトデザインコース」「デザインコンサルティングコース」「デジタルマーケティングコース」の3つがあります。
その他、詳しい情報は公式サイトや就活情報サイトにて公開されています。
あらかじめマイページへの登録やプレエントリーをして、情報更新のお知らせを受け取れるようにしておきましょう。
また先述の通り、パナソニックのインターンでは、優秀者に早期選考の誘いが来る場合があります。
早期選考では、ES提出など一次選考が免除されたり、リクルーター面談が実施され、面接のコツなどを教えてもらえたりするという優遇が受けられるようです。
つまり、選考では早期選考参加者でない応募者より有利な状況になるため、インターンへの参加は非常に重要となります。
パナソニックを強く志望する人は、インターン選考の対策にも全力で取り組みましょう。
パナソニックの求める人材
- 挑戦への意欲が高い人
- 協調性のある人
- 個性を発揮できる人
パナソニックは「幸せの、チカラに。」をブランドスローガンとしています。
パナソニックにおいては、この幸せを届けるための原動力は一人ひとりの「挑戦」であるとされています。
そのため、挑戦を全力で応援する「人づくり」を大切にしており、それに共感できる仲間を求めています。
創業者の松下幸之助氏は「物をつくる前に人をつくる」、つまり良い物作りのためには良い人の存在が重要だと考えていました。
そして、その考えが大切にされることで、高い技術力や製品の質が実現され、グローバルに活躍できる企業へと成長していきました。
よって、パナソニックでは「挑戦」できる人材が非常に重要視されています。
また「社員それぞれが持つ多様な個性が最大限に活きることがより高い価値創出につながる」という認識から、DEIの考えを広めるという取り組みをしています。
DEIとはパナソニックが考える、挑戦する一人ひとりが大切にすべきことであり、下記の3つで構成されます。
- Diversity:互いの個性を受け入れ、尊重し、個性に価値を見つけること
- Equity:機会の提供の公平性を追求すること
- Inclusion:個性を発揮し、組織として活かしあうこと
この考えからは「挑戦」の他にも、人を思いやって組織で活動するための「協調性」や「個性」が大切にされていることが分かります。
パナソニックの選考では、上記のキーワードを意識して、自身の強みや挑戦にまつわるエピソードをアピールしていきましょう。
パナソニックのインターン選考突破の対策法
対策に早めに取り掛かる
先述の通り、社員の目に留まったインターン参加者は早期選考のチャンスが与えられるなどの優遇を受け、選考を有利に進めることができます。
そのため、インターン選考の突破は非常に重要です。
突破のためには、選考対策をエントリーする段階で一通り終わらせておく必要があります。
8〜9月に実施の夏のインターンの選考は大学3年生、もしくは大学院1年生の5月下旬と非常に早い段階で開始されます。
開始前に取り組むべきことは、自己分析や企業研究、適性検査対策、場合によっては面接対策や自己PR資料の作成とたくさんあります。
そのため、選考開始の数か月前には取り掛かる必要があるでしょう。
大学3年生の春の段階では、本格的な就活に取り組む前であり、分からないことも多いでしょう。
そのため、大学の就職課などを頼って、効率的に対策を進められるようにすることをおすすめします。
自己分析に力を入れる
パナソニックのインターンのチャレンジシート(エントリーシート)や面接では、聞かれる質問の傾向がはっきりとしています。
大学での研究の内容や過去に挑戦したエピソード、志望理由を深く聞かれます。
どれも応募者個人に強く関わる質問であるため、自己分析の必要性が非常に高いと言えます。
傾向が明確ということは、しっかりとした返答を行えるようにする準備もしやすいでしょう。
過去にされた質問内容を把握し、それに合わせて自己理解を深めることが選考突破の鍵となるポイントです。
過去の質問内容はインターンの体験記が載っている就活口コミサイトなどで調べることができます。
他にも本選考での質問なども確認できるため、就活に臨む際は積極的に活用することをおすすめします。
パナソニックの企業情報
社名 |
パナソニックホールディングス株式会社 (英文社名:Panasonic Holdings Corporation) |
創業 |
1917年(大正6年) |
設立 |
1935年(昭和10年) |
本社所在地 |
〒571-8501 大阪府門真市大字門真1006番地 |
資本金 |
2,593億円(2023年3月31日現在) |
従業員数 |
233,391名(2023年3月31日現在) |
平均年収 |
758万円(参照:年収チェッカー) |
事業内容 |
家電・空質空調・食品流通・電気設備・デバイス等の開発・製造・販売 |
パナソニックは家電事業や車載事業など様々な事業を手掛けていることで知られていますが、その中でも家電事業(くらし事業)は国内シェアNo.1を誇っています。
パナソニックグループは、パナソニックホールディングスを中心に523社(2022年4月時点)もの企業で構成されており、国内に留まらず、海外でも事業を幅広く展開しています。
海外展開に力を入れていることもあり、新型コロナウイルス感染拡大の悪影響も被りましたが、2022年度はコロナ禍の状況の回復、事業の堅調な推移などの要因で、売上高は日本円で昨対比13%増の8兆3,789億円、純利益は昨対比4%増の2,655億円と増収・増益となりました。
2023年度の連結業績見通しでは、欧州の旺盛な空調需要の継続、海外顧客の自動車生産の回復などを要因として、売上高は昨対比1%増の8兆5000億円、純利益は昨対比32%増の3,500億円になると予想されており、事業の好調ぶりが伺えます。
またパナソニックは商品・サービスのユニバーサルデザインの実現を目指すなど、SDGsの取り組みに力を入れており、自社のテクノロジーを活かした社会貢献活動に精力的に取り組んでいます。
パナソニックの現状・動向
「健康経営アライアンス」に参画
2023年7月10日、パナソニック株式会社は「健康経営アライアンス」への参画を表明しました。
健康経営アライアンスとは、企業・団体が提携することで、企業の財産である社員が健康的に働けるようにし、産業界を益々発展させることを目的とした取り組みです。
パナソニックは2022年に「健康経営宣言」を発信し、「Life tech & ideas 人・社会・地球を健やかにする。」というミッションを掲げて健康経営推進プロジェクトを設置し、「心と体の健康」、「風土改革・DEI推進」、「働きやすい職場環境の構築」の実現に取り組んでいます。
健康運営アライアンスの「社員の健康をつうじた日本企業の活性化と健保の持続可能性の実現」というミッションに共感したことで、参画を決定しました。
「人間尊重」という経営理念を掲げるだけでなく、実際に社員が健康に働ける環境作りに力を入れていることが伺えます。
パナソニックは他にも健康経営のための取り組みをしており、公式サイトで紹介されています。
そちらも是非確認してみましょう。
出典:Panasonic Newsroom Japan
参考:健康経営 | Panasonic
弱いロボット「NICOBO(ニコボ)」の一般販売を開始
2023年5月、パナソニック エンターテインメント&コミュニケーション株式会社は「NICOBO(ニコボ)」の一般販売を開始しました。
NICOBOは「人の役に立つ」「人の代わりに作業を行う」という従来のロボットとは異なる「弱いロボット」というユニークなコンセプトを持っています。
これは人とロボットとの新しい共生の在り方を提案するためのものであり、NICOBOは掃除もせず、コミュニケーションは取れるものの、オリジナル言語「モコ語」かカタコトの日本語しか話せません。
尻尾を振ったり、その場でくるくる回ったりと自由に過ごす、まるでペットのような存在です。
話し掛けていくことで新しく言葉を覚えるなど、触れ合うことで日々成長・変化していくという特徴を持っており、優しく接することでユーザーがより愛着を覚えられるようになっています。
NICOBOがいることで、日々の生活が豊かに感じられ、ウェルビーイング(心身ともに満たされた状態)に繋がるとされています。
NICOBOが持つ一番の価値は「『そこに生き物がいる感覚』をわれわれに与えてくれるところ」とされており、その価値を生み出すために動きや回転を検知するジャイロセンサーと加速度センサー、温度センサー、照度センサー、音声認識機能、など様々な技術が搭載されています。
パナソニックは技術力の賜物であるNICOBOを通じて、人とロボットが共生する未来を見据えた新しい共生の在り方を提案しています。