【住宅メーカー業界研究|2023年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!
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住宅メーカー業界と聞いてみなさんは何を思い浮かべますか?
CMで流れている住宅の売買の様子を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。
住宅メーカーは一軒家・賃貸など、住まいに関するあらゆる業務を対応します。
特に一軒家は人生において大きな買い物の1つですので、大きな責任が伴います。もちろんその分やりがいを持って取り組むこともできる業界です。
今回は、代表的な企業も含めて住宅メーカー業界について紹介します。住宅メーカーで仕事をしたいと思っている方は必見です。
目次
住宅メーカー業界とは
住宅メーカー業界は、賃貸・住宅・別荘地の販売や住まいのリフォームなど、住宅に関するあらゆる業務を担当します。大和ハウスやタマホームなどが代表的な企業として挙げられます。
住宅メーカーは別名ハウスメーカーとも呼ばれ、住宅建築の企画、設計、施工などを主に行なっています。
施工は協力会社に依頼することが多いですが、いつも同じ業者が工事を行うため信頼関係が構築されています。
住宅メーカーは住居の仕様や規格が統一されているので、品質が保たれているのが特徴です。加えて、全国展開している企業が多いため、エリアに応じて住居の建設を対応します。
ちなみに混同されがちですが、工務店とは少し異なります。
簡単にいえば住宅メーカーの方が「チェーン店」で、工務店の方が「地域に密着したお店」という位置付けになります。
工務店は自由にプランが決められる反面、住宅メーカーの方はプランがあらかじめ決まっています。
施工できるエリアは住宅メーカーの方が広く、工務店が狭くなっています。
また、当サイトでは「建設業界」や「不動産業界」といった住宅メーカーと同じく建設不動産産業に区分される業界も紹介しています。興味がある方は、チェックしてみてください。
住宅メーカー業界の職種
営業
営業職は、住宅メーカー企業において、売り上げをダイレクトに作るための重要な役割を担っています。住宅メーカーの営業職は数種類存在します。ここでは2つに絞って紹介します。
住宅営業
家を建てたいと思っている顧客に対し、要望をしっかり聞いた上で住まいづくりのサポートをします。
立地や具体的な金額、契約やアフターフォローなど多岐に渡って対応することになっています。
集合住宅営業
具体的には、土地を持っているオーナーや企業に対して、店舗付き賃貸住宅やサービス付きの高齢者向け住宅の建築を提案します。
基本的に、持っている土地を有効活用して、資産運用ができるように提案することが大きな仕事です。
設計
設計は、住居や建設物をどのように構築していくか設計図を考えていく仕事です。
基本的に「住宅系設計」・「建築物設計」・「構造設計」の3つに分かれます。
住宅系設計
住宅系設計は「企画設計」と「実施設計」の2つがあります。
企画設計は、顧客の要望をもとに図面を作成して提案することです。
実施設計は、外装・内装やエアコンの配置など、詳細に渡る要望を全て反映した最終図面を作成することです。
建設物設計
住宅に限らず、商業施設や会社のオフィスなど、幅広い建設物の設計に関与します。
それぞれの事業計画に基づいた上で企画・打ち合わせを重ねて設計対応をしていきます。
構造設計
建物全体の構造計画をし、建物の基礎と躯体の構造設計図を作成します。
耐震性・安全性・間取りなど、家の基盤となる範囲を対応しますので、非常に重要な役割を担う仕事です。
工事
工事は、住宅に関する設計を実際に対応する仕事です。工事にも2種類あります。
住宅系工事
住宅系工事は、施工の基準を確認しながら、住宅やホテルの建築現場を管理・統括していく仕事です。
基本的に現場の人たちをマネジメントしながら業務をしっかり遂行できるように対応していきます。
建設系工事
大型物件に対して円滑に工事が進むようにマネジメントするのが業務内容です。
基本的に住宅系工事と仕事内容は似ていますが、対応する建設物の規模が異なります。
積算
積算は、土地活用の提案や建設コストの算出をする仕事です。
コストに関する計算が必要となるので、各工程や素材にかかっているコストを幅広く理解しておかなくてはなりません。
自社の利益も確保しつつ、依頼者の要望を満たす必要があるので、非常に高度な技術が必要となります。
ただ、売上・経営にも直結するので、やりがいのある仕事でもあります。
住宅メーカー業界の市場規模
住宅メーカー業界の市場規模の推移
住宅関連産業について(出典:国土交通省「住宅関連産業について」、グラフ作成:CareerMine)
国土交通省の調査によると、年々住宅投資額が縮小している反面、居住関連支出が増えつつあります。
その中でも、「設備修繕・維持」と「家賃地代、光熱・水道」が緩やかに増加しています。
全体を通して需要が少しずつ減ってきているという現実もあります。
なぜなら人口減少が進み、高齢化が加速しているからです。そのため、そもそも家を買う人数自体が減ってしまうことから、景気低迷に陥る可能性が高いです。
ただ、地震や台風などの被害が各地で出ていることから、災害に耐えうる住居が必要となってきます。その点、できるだけ災害に強い住宅を設計することが求められます。
それに伴い、今後住宅メーカーの市場規模が大きくなっていく可能性も高いでしょう。
住宅メーカー業界の現状・動向
台風や地震などの災害に強い住宅の設計が求められている
「住宅メーカー業界の市場規模の推移」でも少し述べたように、地震や台風による被害が各地で発生しています。加えて、災害レベルも年々上がってきている状況です。
例えば台風が挙げられます。環境省の「2100年 未来の天気予報」によると、今後来る台風の瞬間最大風速は90m/sという異常な風速が予測されています。
この点2019年に千葉市付近に上陸した台風19号によって、建物が倒壊したり、64万軒が停電したりという大きな被害を被りました。
また、地震も今後必ず対応しなければなりません。今後30年以内に70%の確率で起きるといわれている「南海トラフ」が直近で対応すべきことといえます。
東日本大震災で得た教訓をもとに、地震に強い住宅設計をする必要があります。
以上のことから、今後災害が住宅メーカー業界においても大きな焦点の1つです。そのため、災害に耐える住居が求められています。
参考:環境省「2100年 未来の天気予報」
日経クロステック
J-STAGE
環境問題の解決のために「脱炭素化・省エネ」が求められてる
住宅業界においてもSDGsの対応が必要とされています。そのうちの1つである環境問題に対して、住宅業界も取り組んでいます。
1つ大きなキーワードとして「脱炭素」や「省エネ」が挙げられます。
これは、家庭部門でのエネルギー消費量が1970年と比較して2倍に膨れ上がっていることが問題視されている背景です。
中でも省エネ住宅の決定版として、「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」が注目されています。
これは、1年間に消費する1次エネルギー量がおおむね0以下になるような住宅のことを指します。
そのほかにも省エネ基準適合を義務化し、できるだけエネルギーを使わない住宅を設計することが必要です。
上記のことからも、環境に配慮した家が今後も求められるでしょう。
参考:東洋経済オンライン
2019年問題による需要の低下や住宅の空き家問題など課題が様々
「2019年問題」という言葉を聞いたことはあるでしょうか?
これは、2019年を境に日本の総世帯数が減少するということを指します。つまり買い手が少なくなり需要が少なくなることが1つ課題として挙げられます。
仮にこれまで通り住宅を供給するとなると、空き家が増えることは間違いありません。
加えて経済産業省の「平成30年住宅・土地統計調査」によれば、総住宅数に対する空き家の割合は13.6%になっています。これは、1978年と比較すると2倍の数値です。
この点需要の低迷はもちろんのこと、空き家問題をどのように活用するかが1つの課題です。
2021年においては、リノベーションをしてシェアハウスとして運用したり、介護など特定のサービスを提供したりしています。
このように空き家をどのように解決するか、需要をどのように回復していくかが、住宅メーカー業界における課題といえるでしょう。
参考:総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査」
内閣府「既存住宅を巡る現状について」
LIFULL HOME’S Business
NIKKEI STYLE
住宅メーカー業界の歴史
1950年以降から住宅メーカーが誕生
ハウスメーカー業界は1950年代から本格的に台頭してきました。
台頭する以前は、「木造在来工法」といって、大工や職人が現場で手作りで組み立てていく手法が主流でした。
ただ、高度経済成長期に入るに連れ、よりスピーディーに作れて一定の品質である住宅が求められるようになりました。いわゆる「住宅の工業化」がここから始まったのです。
品質が安定している軽量鉄骨や、プラスチックを使用することで大量生産することを狙いとしました。
その結果、東京都を中心にどんどん住宅が建設していくようになりました。それと同時に住宅関連の業務を扱う企業も増えていきました。
景気低迷している住宅メーカー業界・オリンピック後の新たな動向が鍵
高度経済成長も終焉を迎え、2度にわたるオイルショックによって、持ち家の建設数は減少傾向になりました。
そしてこのオイルショック期から現在に至るまで、長い低迷期へと突入することになります。
2020年の東京オリンピックが終わったこともあり、ますます住宅メーカー業界は苦戦を強いられるでしょう。
加えてSDGsに対する対策や、災害対策などあらゆる課題に対して取り組まなければなりません。
住宅が放置されている「空き家問題」もそのうちの1つです。余った家をどう有効活用していくかが焦点の1つとなっています。
以上のことから、今後住宅メーカー業界においては対応すべきことが多岐にわたるので、その背景を知った上で住居を提供していく必要があります。
参考:国土交通省「我が国の住宅ストックをめぐる状況について」
まるわかり注文住宅
住宅メーカー業界におけるトレンド・話題
次々と常識を破る住宅メーカー社長が、2021年に「捨てる」こと
大量生産・大量消費の家づくりに疑問を持ち、厳選した素材で快適性や健康に配慮した住居を提供する「ウェルネストホーム」という企業があります。
ウェルネストホームでは、快適さや健康に注力しているのはもちろんのこと、「試住(しじゅう)体験」を経験できるようになっています。
代表取締役である芝山さゆりさんが、車の試乗や服の試着はあるのに、高価な住宅には「試す」という概念がないことに疑問を持ったことから始まったとのこと。
住宅メーカー業界においても、常識にとらわれない「新しい価値」が求められています。
住居はSDGsの問題とも密接に関わりがある分野であるからこそ、常に何をすべきかをしっかり考えていくことがとても重要です。
参考:Forbes JAPAN
注文住宅の間取りをスマホで建築家に依頼できる「madree」を運営するスタジオアンビルトが1.3億円調達
スマホで注文住宅の間取りを建築家に依頼することができる「madree」を運営しているスタジオアンビルトが1.3億円を調達しました。
そもそも「madree」とは、自分の暮らしに合った間取りについて、スマートフォンから登録建築家に作成してもらうことができるサービスです。
作成した間取りは、提携住宅会社で概算見積もりをサイト上から依頼できます。
このように、住宅メーカーにおいてもDXやIT化がどんどん進んでいます。
スマホでセキュリティを管理したり、発注・請求書の発行を自動でできるシステムを導入したりしています。
そのため、住宅メーカーにおいてどの分野がDX・IT化に対応ができるか考えておくといいでしょう。
木材を使って森林を守る–木造住宅メーカー3社が「日本木造分譲住宅協会」設立
三栄建築設計・オープンハウス・ケイアイスター不動産の3社が脱炭素時代の構築や持続可能な社会作りを目標に、「日本木造分譲住宅協会」を立ち上げました。
日本において杉の木が放置されていることを問題視した3社は、国内木材を使っていくことから始めるとのこと。
その他にも、木造建造物に関わる人材育成や、技術開発、調査研究も対応していく予定です。
大きな狙いは「脱炭素社会の実現」と「大きな被害の出る水害被害」です。
国策として植えられた杉の木の需要がなく、放置されているものが多数。
杉は横に向かって生えていく樹木であるため、結果的に地盤が硬くなり、雨水などがそのまま谷・河川に流れて一気に増水してしまいます。
このことから早い段階で杉を伐採することが必要となってくるのです。
住宅メーカーも森林の素材や、SDGs対策など解決すべき問題が多く存在しています。
そのため、「どの問題が発生しているのか」・「どう解決していくべきか」をしっかり考えておくといいでしょう。
参考:CNET Japan
住宅メーカー業界における主要企業の解説
タマホーム
社名 |
タマホーム株式会社 |
設立 |
1998年6月3日 |
本社所在地 |
〒108-0074 東京都港区高輪3丁目22番9号 タマホーム本社ビル |
資本金 |
43億1,014万円 |
従業員数 |
3,443名 |
平均年収 |
693万円 ➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK! |
事業内容 |
建築、設計、不動産業、保険代理業 |
タマホームは、「Happy Life , Happy Home」のキャッチフレーズでも有名な住宅メーカーです。注文住宅や戸建分譲住宅を中心に、リフォームも対応しています。
外気温の影響を受けにくく、快適に生活が送れるような室温管理ができる住居を提供しているのが特徴です。
冬は暖かく夏は涼しく生活を送りやすいような設計をしているので、ストレス少なく生活を送れるような住居を設計しています。
利用者が過ごしやすいように価格・住居設計をして販売しているので、しっかり相手目線に立てる人が求められます。
ヘーベルハウス
社名 |
旭化成ホームズ株式会社 |
設立 |
1972年 11月 |
本社所在地 |
〒101-8101 東京都千代田区神田神保町1-105 神保町三井ビルディング |
資本金 |
32.5億円 |
従業員数 |
7,418人(2021年3月末現在・連結) |
事業内容 |
戸建住宅事業・集合住宅事業・中高層事業・海外事業・リフォーム事業・都市開発事業・賃貸事業・売買仲介事業 |
ヘーベルハウスは、「いのち」を守り抜き、「くらし」を豊かにし、「人生」を支え続ける「ALL for LONGLIFE」を大きなビジョンとして掲げている住宅メーカーです。
住居においては、特に耐久性に強い住宅に大きな強みを持っています。
地震に備えた耐震性のあるものや、ロングライフを叶えるための素材である「ALC コンクリート・ヘーベル」というものを使用して住居を建設しています。
住居のみならず、都市開発事業や海外事業も展開しています。
街の活性化のために貢献したいという方や、海外でチャレンジしてみたいという方にはおすすめです。
大和ハウス
社名 |
大和ハウス工業株式会社 |
設立 |
1955年4月5日(設立1947年3月4日) |
本社所在地 |
大阪市北区梅田3丁目3番5号 |
資本金 |
1,616億9,920万1,496円 |
従業員数 |
16,712人 (2021年4月1日) |
平均年収 |
867万円 ➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK! |
事業内容 |
【住宅系】 戸建住宅(注文住宅・分譲住宅)、賃貸住宅(アパート・寮・社宅)、分譲マンション等の企画・設計・施工・販売、別荘地の販売 【建築系】 商業施設(店舗・ショッピングセンター)、物流施設(物流センター・配送センター・食品施設)、医療・介護施設、法人施設(事務所・ショールーム)の企画・設計・施工・リフォーム |
大和ハウスは、生活の基盤となる住居の提供はもちろんのこと、商業施設のプロデュースやリノベーション・土地活用なども手掛けている住宅メーカーです。
独自技術をもとに木造住宅で家を建設していることが大きな特徴です。
加えて、「xevoΣ(ジーヴォシグマ)」という巨大地震にも耐えうるような耐震性能を兼ね備えた住居を提供しています。
SDGsを念頭においた活動もしています。
具体的には大和ハウスが主体となったソーシャルインクルージョンプログラムや、太陽光発電を利用したマンションの運営などが挙げられます。
そのため、社会課題の解決にも取り組んでいる企業の1つです。
住宅メーカー業界における主要企業の採用動向
タマホーム
- 常に相手の立場に立って物事を考えられる人
- 相手が何を求めているか聞き出す「傾聴力」がある人
- 真摯に対応することができる誠実な人
タマホームは、「すべてはHappy Lifeのために」という精神のもとクライアントと常に接しています。
つまり相手が求めている基準を満たすことができるよう、常に相手の立場に立って考えることが求められます。
もちろんその分、相手が求めていることをしっかり聞き出す「傾聴力」があるかどうかもポイントです。
特に家は人生において大きな買い物になりますので、相手の意向を慎重に聴きながら進めていく必要があります。
加えて真摯に対応ができるかどうかも求められるでしょう。
家は買って終わりではなく、その後も修理やリフォームなど対応すべきことが出てきます。そのため、その都度真摯な対応ができるかどうかも見られます。
ヘーベルハウス
- 相手のために一生懸命になれる人
- 1人1人の個人としっかり向き合える人
- 自分を磨き続けることができる人
ヘーベルハウスは「かけがえのないひとになろう」というメッセージのもと採用活動しています。
その背景には、顧客の心理が関係していると考えられます。なぜなら住居を買う経験が少ない・全くない人が多く、様々な観点において多少の不安を抱えている人が多いからです。
住居を買う不安を払拭し、顧客からの信頼を得たう上で住居を提供できるような人材が求められます。
ゆえに、相手のために一生懸命になれる人や1人1人の個人としっかり向き合うことができるような人は貴重な存在になるでしょう。
人事メッセージによると、自分を磨く努力を続けられる人も求めています。一重に家作りというのは難しい仕事。
そのため、諦めない気持ちとひたむきに努力を続けていくことで自分が磨かれ、結果的に相手の信頼を得ることにもつながるのです。
大和ハウス
- 挑戦心を持って事業に取り組める人
- チームワークを大事にできる人
- 特定の文化を守り、次の時代へつないでいきたいと思っている方
大和ハウスの創業者である石橋信夫さんが、「夢のないところに、前進はない。」という言葉を残しています。
つまり、具体的な夢や目標を持って、挑戦する気持ちを持った上で事業に取り組める方を求めているとも解釈できます。
大和ハウスは「共に創る。共に生きる。」を基本姿勢として掲げています。
そのため、チームワークを大事にして取り組める人を求めているといえます。
加えて、大和ハウスは地方創生のため、文化を未来へ継承できるよう様々な取り組みをしています。
高知県の沈下橋や岩手県の草屋根などの補強が具体的な例です。そのようなものを守る活動をしているため、文化を守るために行動していきたい人には向いています。
住宅メーカー業界の採用スケジュール
タマホームの選考フロー
- TamaHomeガイダンス+グループワーク選考
- 個人面接
- 個人面接+先輩社員座談会(対面)
- フィードバック面談
- 個人面接
- マッチング面談
タマホームは面接の回数が非常に多いこともあり、長期戦になることを見越しておいた方がいいです。目安としては1〜2ヶ月弱と見込んでおくといいでしょう。
新卒採用サイトにて、実際に働いている社員の方のインタビューが掲載されています。
それぞれの職種に合わせて、どのような人物が働いているかしっかりと確認して面接に臨むようにしましょう。
この面接の際も、「相手の立場に立って返答ができているか」がポイントになってきます。
詳しい最新情報はタマホームのホームページにて確認するようにしてください。
ヘーベルハウスの選考フロー
- 会社説明会(WEBにて実施)
- エントリーシート提出
- 適性検査
- 面接(個別)1回実施予定
- 面接(個別)1回実施予定
- 面接(個別)1回実施予定
- 人事面談
面接の他にも適性検査が加わりますので、SPI対策は必須です。市販の参考書は一通り仕上げておくようにしましょう。
また、複数回にわたって面接があります。
ヘーベルハウスで求められる人材をもとに、聞かれそうな質問をいくつかピックアップして面接に臨むようにしましょう。
大和ハウスの選考フロー
- エントリー
- WEB会社説明会
- WEB適性検査
- 面接選考
他の企業と同様、オーソドックスな選考フローになります。
WEBの適正検査が言語・非言語・SPIと3種類あるので、市販の教材でしっかり対策しておきましょう。
また、面接は数回にわたる可能性が高いです。どの面接官にも伝わるようなわかりやすい応答・内容を心がけ、面接に臨むようにしましょう。
詳しい最新情報は大和ハウスのホームページにて確認するようにしてください。
住宅メーカー業界のインターン情報
タマホーム
タマホームは、2種類のインターンシップを開催しています。
<業界理解セミナー>
業界理解セミナーは、住宅業界やタマホームについて詳しく知ることをテーマに3時間程度の時間を使って開催されるインプット型のインターンです。
座談会も開催されますので、実際に働いている人の声を聞くこともできるワークショップになっています。
「業界に興味はあるけどあまり知らない」方や、「どういう仕事を普段しているのか知りたい」という方にはおすすめのプログラムです。
<仕事体験セミナー>
ワークショップを通じて、普段の業務を体験できるプログラムとなっています。
顧客の来訪から実際に家を契約・引越しの流れについて体験するストーリー型のワークとなっているので、より具体的に業務内容を理解できます。
業界研究は終わっていて、実際の仕事をやってみたいという方にはおすすめです。
ただし開催される地域が限定されています。2023年度における現地での開催地は、「北海道・宮城・東京・石川・愛知・大阪・広島・福岡」となっています。
ただ、Webでも参加はできます。詳しい情報はホームページで必ずチェックするようにしましょう。
ヘーベルハウス
ヘーベルハウスは「1day仕事体験イベント」を開催しています。
具体的なプログラムは、「会社・事業・商品の理解」・「グループワーク」・「社員や仲間との交流」の3本立てとなっています。
1dayのタイプではありますが、インプットとアウトプットが両方できるインターンです。
前半は会社についてしっかり理解し、後半はグループワークを通じて旭化成ホームズ(ヘーベルハウス)の家づくりの思想を学ぶコースです。
技術職として、お客様(仮)に対して住まいの提案も考えます。
年によってはプログラムの内容が変わったりするので、最新の情報はホームページからチェックするようにしましょう。
大和ハウス
大和ハウスは仕事理解プログラムである「ツギマチLAB 2nd」というインターンシップを開催しています。1dayタイプで、1コース約3時間程度で開催されます。
中でもコースが8つに分かれています。
主に職種で分かれており、「住宅営業」「集合営業」「流通営業」「建築営業」「住宅系設計」「住宅系施工」「建築系設計」「建築系施工」の中から1つ選ぶ形です。
開催場所は東京と大阪の2拠点となっていて対面式となっています。
インプット型のインターンシップですので、どのような仕事をしているのか知りたい方は応募してみるといいでしょう。
業界研究のやり方
業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解することができます。
(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。
(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。
(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。
住宅メーカー業界の業界研究
前述した上記の3つのステップで分析を進めていきましょう。
(1)業界全体を知る
まずは、建設業界の全体を知ることが重要です。
住宅メーカーは、基本的に住宅の建築に携わる業界だと認識しておくといいです。
ただし、会社によって得意な工法が変わります。つまり、建築方法によって若干建物の特徴が変わると思っておくといいでしょう。
在来軸組工法 |
住友林業・一条工務店・タマホーム |
枠組壁工法 |
三井ホーム・三菱地所ホーム |
木質パネル工法 |
ミサワホーム・ヤマダホームズ |
軽量鉄骨構造 |
ヤマダホームズ・セキスイハイム |
重量鉄骨構造 |
旭化成ホームズ |
(2)業界の深掘りを行う
業界全体を押さえたら、住宅業界の深堀をしましょう。特にどのような職種があるかをしっかり分析していくといいです。
住宅メーカ業界の職種は「営業」「設計」「工事」「積算」の4つに大きく分けられます。
住宅メーカー業界ということもあり、工事に関する職種が多く存在します。
もちろん、消費者の行動を調査して解決策を図るマーケティング職や、経理・人事などの職種も多数存在します。
まずは、自分がどの職種に就きたいか知る必要があります。
加えて、その職種と仕事内容のイメージがあっているか、各企業のホームページでチェックする必要があるでしょう。
(3)業界の最新の動向を把握
最後に住宅メーカー業界の動向把握です。PEST分析を行うことが重要となります。
PEST分析とは、政治、経済、社会、技術といった4つの観点からマクロ環境(外部環境)を分析することです。
住宅メーカー業界のイメージをより具体的にしていきましょう。
「省エネ基準適合」が義務化されました。それに伴って基準を満たすような住居作りが求められています。
厳しいことに住宅メーカー業界は全体的に下降傾向にあります。ただ、地震や台風などの災害が増えつつあることから、今後需要が増える可能性があります。
住宅業界においてもSDGsへの対策が求められています。例えば住宅における省エネ化や脱炭素化が求められています。
様々な技法を使って、災害に耐えるような住居を作る必要が出てきています。
例えば旭化成ホームズの「重量鉄骨構造」のようにあらゆることにも耐えうるような技法が着目されています。
住宅メーカー業界のES対策・攻略法
エントリーシートを記入する際は、次の2点を意識して書くようにしましょう。
- なぜその会社を志望しているのか
- 自分の人物像
住宅メーカーを希望する際には、提供している住宅のコンセプトや「耐久性・快適さなどの機能性」を比べてみると企業の特徴が見えてきます。
加えて、その企業の採用メッセージ・代表からの言葉に目を通すことで、各企業のカラーが把握が可能です。
一例をあげると、大和ハウスでは「共に創る。共に生きる。」というメッセージをもとに、地方創生に関わる事業を手掛けたり、暮らしの基盤となる住居を提供しています。
このように、企業が発信している情報から「何をやっているか」「どのように実現していくか」から深堀をしていくといいです。
また、自分の人物像もしっかり伝えられるようにしましょう。
特に住宅業界は住宅という大きなものを取り扱っていることもあり、人と人とのコミュニケーションが密に交わされるところです。
そのため、コミュニケーション力に関することは触れておくといいでしょう。
面接官は何枚ものエントリーシートに目を通しているので、端的に伝えられるかどうかがポイントになってきます。
そのため、「他の就活生と違って自分は何が得意か」「他の就活生と比べて何ができるか」ということを簡潔に記載するようにしましょう。
住宅メーカー業界においては、特に建築物に関わる範囲ですので、住まいの提供という行為を通してどうしていきたいかを丁寧にしていく必要があります。
特になぜ住宅メーカー業界・その企業の道に進みたいかをしっかり記載しておくようにしましょう。
<例文>
「何気なく過ごしている住まいに、両親の夢・企業の想い・職人の方の技術力など、いろんな想いが込められているということを知った。また、私たちが当たり前と思っている「住む」という行為は、さまざまな人の助けがあることで成り立っていると感じた。住宅を通して、家に対する想いを繋ぎ、人々の幸せを紡いでいきたい。」
住宅メーカー業界の筆記試験対策・攻略法
建設業界の筆記試験の内容は、主に「SPI(言語・非言語)・玉手箱・Webテスト」の形態が多いです。
どの企業でもオーソドックスな筆記試験であることが多いです。
そのため、市販で売られている参考書をもとに、1~2冊ほど目安に試験対策をきっちりしておきましょう。
特に住宅メーカー業界ということもあり、建築の知識を問うテストを課す企業もあります。
また、時事問題を扱う企業もありますので、必ず企業の過去問の傾向を把握するようにしておきましょう。
早期の採用終了が相次いでいます。そのため、間に合わなかったということがないように、採用のスケジュールを確認して1~2ヶ月前からじっくり準備を進めていくようにしましょう。
住宅メーカー業界の面接対策・攻略法
住宅メーカー業界でよく聞かれる質問と、回答のポイントを紹介していきます。
- なぜ住宅業界を選んだのか
- なぜ住宅業界の中でも〇〇なのか・他の企業と違って〇〇を選んだ理由は何か
- 学生時代にもっとも頑張ったことは何か
- 自身の強みと弱みについて
- 自己PRについて
- この住宅の魅力について教えてください
- 住宅展示場にはいったか
- あなたにとって家とはなにか
自己PRについて
住宅メーカー業界における自己PRでは、「コミュニケーション力」について触れるといいです。
ちなみにここでのコミュニケーション力とは、「正確に正しい情報を伝え、相手の要望をしっかり理解する力」のことです。
なぜなら住宅メーカー業界は、売り終わった後のアフターケアも対応しなければならないからです。
そのため家を売って終わりではなく、契約前・契約後どちらも密にコミュニケーションを取る必要があります。
加えて大きな買い物であることもあり、家の設計や作りなどを綿密に決める必要があります。そのため、顧客とのやりとりをしっかりできることが前提となります。
もちろん顧客の要望をもとに、設計者・工事担当の方に実現可能かどうかチェックも必要です。
以上のことから、自己PRの際にはコミュニケーション力に触れておくといいでしょう。
この住宅の魅力について教えてください
資料を提供され、それをもとに社員の方に向かって魅力を伝えるといういわゆるロールプレイング型の質問です。
社員になった場合、特に営業職に就いたら必ず対応が必要な仕事ですので、その練習と思っておくといいです。
この質問で見られているところは、主に2つ。
「瞬時にその情報を読み取る力」と「その情報をもとに端的に魅力を伝える力」が求められます。
数件・オンラインでの閲覧でもいいので、実際の物件や詳細情報を見て、この物件で言えることは何かをしっかり考えておくと良い面接対策になります。
あなたにとって家とはなにか
住宅を提供する以上、「自分にとって家とは何か」ということを必ず言える状態にしておきましょう。
ここでポイントとなってくるのは、「想い」と「実体験」を交えて答えることです。
上記2つを意識して回答することで、説得力が非常に強くなります。身近な例でも構いません。
簡単に回答例を示しておきますので、参考にしてください。
<回答例>
私にとって家とは、人とのつながりを再認識できる特別な空間です。そう思う理由は、帰省や祖母の家に家族でお邪魔した時の体験があるからです。家に戻ってくるたびに笑顔で「おかえり」と言ってくれることに対して、家に帰ってくることで自分の居場所を再認識でき、人と密接につながれると常々思います。ですので、私にとっては人とつながりを再認識できる唯一の場所が家になります。
住宅展示場には行ったか
住宅メーカー業界を志望する以上、できるだけ住宅展示場に足を運ぶことをおすすめします。それだけ住宅に関する興味・関心があることを示せるからです。
回答の際は、住宅展示場に行った事実に加え、そこで何を感じたかまで述べられるといいです。
「生産者の思いが感じ取れる作りになっていて、非常に心地よかった」などの感想で問題ありません。
仮にまだ行けてない方は、近くで開催されている住宅展示会に参加しておくことをおすすめします。
<回答例>
先日、住宅展示場にお邪魔させていただきました。どの住宅も木の温もりを感じられて、すごく落ち着く雰囲気でいいなと思いました。このようなお家に住めるのであれば幸せだなと私は思います。