【飲食業界研究|2023年度最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!
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飲食業界と聞くと「楽しそう」「美味しい物が食べれそう」というワクワクする気持ちがある反面、「忙しそう、大変そう」というイメージを持つ人が多いかもしれません。
飲食業界といっても幅広く、日本食からイタリアン、フレンチ、レストランやファストフード、居酒屋までいろんなジャンルや形態があります。
働くお店によって内容は異なりますが、飲食店ならではの「やりがい」や「楽しさ」がそこにはあります。お客様から直接感謝の言葉を頂くことができるのも飲食店の特徴です。
この記事では飲食業界の業種や職種、歴史からトレンド、ESの書き方や面接の対応に至るまで、採用を獲得するまでに必要な情報をお届けします。
当サイトでは食品に関連する様々な業界を紹介しています。下記業界もチェックしてみましょう。
目次
飲食業界の6つの主要業種
飲食業界は食材を調達し加工・調理した商品を提供するサービスを行います。材料に使用する食材を外部から購入している企業が一般的ですが、中には食材にこだわり、生産から提供まで全てを自社で行なっている企業もあります。
飲食業界は大きく分けて6つの業種に分けられます。
レストラン
レストランが扱う商品は和洋中さまざまです。「レストラン」よりも「ファミリーレストラン」の方が馴染みがあるかもしれません。
『サイゼリヤ』や『ガスト』、『夢庵』や『ジョイフル』などみなさんがよく行くお店も多いのではないでしょうか。レストランのお客様は子供からお年寄りまでと幅広く家族で来店しやすいことが特徴です。
業務内容は調理を行う「キッチン業務」とお客様を席までご案内し配膳を行う「ホール業務」に大きく2つに分けることができます。
「キッチン業務」は食材の管理、食材の仕込みや調理を行います。キッチンは料理長がトップとなり調理場をまとめます。
「ホール業務」はお客様との接客がメインとなります。直接お客様から「ありがとう」と言ってもらうことができるので、そこにやりがいを持っている人も多いです。
社員として入社すると、まずは店舗スタッフとして勤務を始めます。店舗スタッフは店舗運営を学び、経験を積み成果を上げていくと副店長や店長に昇格します。
店長は店舗全ての業務を管理する立場となります。アルバイトの採用や教育を行ったり、食材を管理し、利益を確保するのも店長の仕事です。
全員の力を合わせて売上や利益の目標を達成したときの達成感は、非常に高揚感があります。
店長を経て、店長を統括するエリアマネージャーに昇格したり、本社で商品開発の仕事などにキャリアアップすることができます。
レストランの特徴として、フランチャイズがあります。フランチャイズはフランチャイズに加盟する個人や法人が本部の企業から店舗の名前やサービスなどの権利を購入し、売上の一部を本部に支払う仕組みです。
個人事業や法人設立に挑戦するよりも安心感があり、短期間で独立開業に踏み出すことができるので、市場は年々増加しています。
ファストフード
ファストフードは商品の値段が安く、注文してからすぐに商品を受け取ることができるのが特徴です。『マクドナルド』や『吉野家』、『ケンタッキーフライドチキン』などが挙げられます。
ファストフードのお客様は比較的若い方が多く、時間のあまりないサラリーマンや学生がお客様の中心となるので、回転率が非常に高いです。
24時間営業しているお店もあります。人手不足が深刻化している飲食業界では、働き方改革などの煽りを受け、24時間営業を見直す企業も出てきています。今後の動きにも注目が集まっています。
ファストフードの業務は「キッチン」と「ホール」に分かれますが、ハンバーガーや牛丼のジャンルによってはキッチンとホールを1人で行うこともあります。
ファストフードもレストランと同様、入社後は店舗スタッフとして勤務をスタートし、その後キャリアアップしていきます。
ファストフードで求められることはスピード感です。他の業種とは違いお客様には時間がありません。素早く丁寧に対応することが求められます。
カフェ
カフェは近年店舗数を伸ばしている業種です。コーヒーをメインの商品として、軽食やデザートなど各社独自のメニューを提供しています。『スターバックスコーヒー』や『タリーズコーヒー』、『コメダ珈琲』などがあります。
カフェは他の業種と比べ、読書や勉強など店内で長居をする需要が高いため、学生から主婦、サラリーマンなどに親しまれています。
カフェの業務は「キッチンのみ」です。入社後は店舗スタッフとして勤務を始め、他業種と同様にキャリアアップを図ります。
会社員を引退した後のキャリアとしてカフェの経営を行う方も多く、個人経営の店舗も多く存在します。
そうした個人経営の店舗では、なかなかアルバイトを雇う余裕がないので調理、接客、会計など全てを1人で行っている場合もあります。
居酒屋
居酒屋は飲食業界を代表する業種です。これまでご紹介してきた業種とは異なり、お酒をメインとして提供します。深夜まで営業を行っている店舗が多いことも居酒屋ならではの特徴です。
居酒屋で求められるスキルは「対応力」です。居酒屋ではお酒を提供しているので、酔ったお客様の対応を求められることも。酔って気が大きくなってしまったお客様が無理難題を言ってくることもあるので、冷静且つ丁寧な対応が求められます。
また、居酒屋は大手チェーン店から個人経営の店舗までさまざまなお店があります。大手チェーンとしては『和民』や『鳥貴族』、『甘太郎』など。夜の時間がメインとなるので、サラリーマンを中心に学生や働いている女性が顧客の大半を占めています。
居酒屋の業務は店舗の規模が大きくなると分業制になります。「ドリンク担当」や「仕込み担当」、「調理担当」などに分けられます。
社員として入社すると、まずは店舗スタッフとして勤務を始めます。
社員として店舗運営を学び経験を積んでいき、副店長や店長に昇格します。店長以降のキャリアアップはこれまでご紹介してきた業種と同じです。
回転寿司
回転寿司も飲食業界を代表する業種のひとつです。回転寿司の具体例として『スシロー』や『かっぱ寿司』、『くら寿司』などがあります。お客様は家族連れやサラリーマンがメインです。
回転寿司はチェーン店が強いのですが、その理由はスケールメリットが大きいからです。
チェーン店は全国に店舗があり、大量に仕入れを行っています。大量に仕入れをするので、その分食材費を安く抑えることができるのです。1皿100円を実現できるのはチェーン店ならではの強みです。
寿司は外国人に人気があるので、海外にも店舗を出店している企業も多いです。年々売上を伸ばしています。
社員として入社すると店舗スタッフとして勤務を始めます。アルバイトの手本となり、接客や調理を学び、経験を積んでいきます。
回転寿司の店舗は大所帯です。アルバイトだけでも何十人も在籍しています。社員は大所帯の店舗をまとめ上げる力が要求されます。
アルバイトからの信頼を得て店舗をまとめていくためには、行動力やリーダーシップなどが必要となります。
中食
中食はこれまでご紹介してきた外食のように店舗に食事をしに行くのではなく、店舗で購入した飲食物を自宅に持ち帰って食べるスタイルのこと。
最近では「テイクアウト」という言葉をよく聞くようになりました。それ以外にも店舗で調理した飲食を自宅に宅配するサービス「デリバリー」も中食に含まれます。
『ほっともっと』や『銀のさら』、『オリジン弁当』、『ドミノピザ』などが中食に該当します。またスーパーや百貨店など、お惣菜を中食として取り扱っている店舗は数多く存在します。
2020年には新型コロナウイルスの感染が拡大したことで中食の需要が高まりました。中食の業務は調理のみです。レストランなどの外食とは異なり、お客様を席にご案内することや配膳することはありません。
中食市場は年々伸びているので、今後もどんどん新しい企業が出てくるでしょう。
飲食業界の職種
飲食業界では「店舗スタッフ」「商品開発」「販売促進」の3つが軸となります。
これ以外にも店舗開発や経営企画、人事や総務などの事務もありますが、今回は募集の多い3つの職種について説明します。
店舗スタッフ
飲食業界で1番多い募集は店舗スタッフです。
一般的には、アルバイトやパートがほとんどで接客や調理を手掛けます。店舗スタッフはアルバイトや店長と一緒に毎月の予算達成を目指して店舗を運営していきます。経験を積み、成果を出すと副店長や店長に昇格することができます。
店舗スタッフとして採用されたら、まずは調理や接客を学びます。併せて、売上獲得や経費管理を行っていき店舗運営も学びます。飲食業界の魅力は店舗というチームで目標を達成させることにあります。
店舗スタッフとして店舗運営を経験した後、副店長や店長を目指します。店長になると、原価や人件費など、店舗の管理業務も行います。店長は毎月の予算を作成し、予算の進捗を管理するいわば一国一城の主です。
店舗スタッフの仕事内容は以下の通りです。
- 接客
- 調理、仕込み
- アルバイトの指導
- 原価の管理
- 人件費の管理
- 予算作成と管理
商品開発
商品開発は店舗で提供する商品、レシピの開発を行います。商品開発の難しい点は、ただ美味しい商品を作るだけではないということです。美味しくても原価が高い、つまり儲けに結びつかない商品は企業では認められないからです。
商品を提供するまでの過程を自社で行っています。自社で行う過程には各社のこだわりが見えます。
例えば、『すき家』を展開しているゼンショーホールディングスは、食の安全に力を入れています。野菜などを生産している農場に職員が足を運び、実際に食材を確認します。
調達した食材の中に含まれる農薬などの化学物質を自社の分析センターで調べ、検査に合格した食材だけが商品として店舗で提供されるのです。
飲食店の顔となるメニューの開発を手掛ける商品開発は、店舗や企業の売上を左右することもある、非常に重要な役割を担っています。
必須ではありませんが、管理栄養士・栄養士・フードコーディネーター・野菜ソムリエなどの料理に関わる資格を取得しておくと、有利になることがあります。
また、他店にはない斬新なメニューを考え出すために、個性豊かな発想力も欠かせません。
完成までに、他のスタッフと連携したり、意見を交わしたりする場面も多いことから、コミュニケーション能力の高さも重要です。
商品開発の仕事内容は以下の通りです。
- 食材の調達
- 食品の製造、加工
- 商品の価格設定
- 商品メニューの企画、開発
販売促進
販売促進はさまざまな広告を使って店舗の売上を上げるための支援を行う仕事です。
期間限定の商品を打ち出してキャンペーンを行ったり、TVのCMを作ったり、SNSを使って消費者に直接商品を訴求したりもします。
販売促進の仕事内容は以下の通りです。
- キャンペーンやCMなどの企画、立案
- 店舗ポスターなどの作成
- SNSの運用
飲食業界の市場規模
市場規模の推移
外食産業市場規模の推移(出典:外食.biz 、グラフ作成:CareerMine)
東日本大震災が発生する前年の2010年の外食業界の市場規模は23兆4,887億円。
2011年には東日本大震災の影響で22兆8,282億円に落ち込みます。2013年には外食控えの反動があり、24兆99億円と2010年を上回りました。
その後は順調に市場規模は伸びていき、2019年には26兆439億円となりました。
しかし、2020年は新型コロナウイルスの感染拡大によって飲食店は時短営業となり、市場規模は22兆円となり大きく落ち込みました。飲食業界は外的要因にかなり影響を受ける業界となります。
飲食業界の現状と動向
人手不足が深刻
飲食業界では採用が厳しく、多くの企業で人手不足となっています。飲食業界には長時間労働や休日が少ないといった悪いイメージが根強くあり、人手不足が深刻な問題となっています。
そのため募集を行うためには高い時給を提示しないと応募が来ないため、人件費が年々上がっています。
また実際に大卒3年目の飲食サービス業界での離職率は約50%。大学新卒で飲食サービス業界に入った人の2人に1人が辞めているという結果が出ています。
人手不足を解消するためには離職者を減らし、新しく入ってくる従業員の定着率を上げることが重要です。そのためには、現在の労働環境を見直し、働きやすい環境を整えることが大切です。
参考:foodmedia
ITを使った対応
飲食業界では人手不足が続き人件費が高くつくため、企業の業績が悪化しています。
そこで今いる人数で対応していくためには、労働効率を上げることが重要となってきます。業務を効率化するために、ITツールなどを導入する企業が増えています。
例えば、オンラインでの予約システムやキャッシュレス決済、タブレット端末やスマートフォンを使ったセルフオーダーシステムなど、様々なITツールを使うことで労働の効率化を図ることができます。
飲食業界はこれまで全ての作業を人を介して行ってきましたが、現状はその人手がいないためにITを使った対応へと変化をしている過渡期にあります。
参考:toaster team
宅配やテイクアウトを強化
2020年に新型コロナウイルスの感染が拡大したことで飲食業界は大きく打撃を受けています。
店舗へお客様を呼べなくなってしまったため、宅配やテイクアウトを強化する動きが出ています。宅配やテイクアウトをうまく取り込んでいる企業はコロナ禍でも業績があまり落ちていません。
現状はコロナの収束がいつになるかが見通すことができなかったり、今後も高齢者が増えていくので、手軽に食べることができる中食の需要が増えると予想されます。
どの企業も今後中食が伸びていくことは把握しています。今後は今の事業を行いながらも新しい事業を始める企業が生き残ると思われます。飲食業界を選ぶなら、新しいことに前向きに挑戦する姿勢のある企業を選ぶと良いでしょう。
参考:foodist
海外への出店
国内では人手不足と人口減少で今後は収益が見込めない状態となりつつあります。そのため海外に目を向けて動いている企業が多くあります。
海外へ出店するのは、海外で日本食の需要があるからです。海外出店のメリットはリスク分散ができたり、現地の出店コストが安いなどがあります。海外に出店数が多い地域はアジア、次に北米となっています。
例えば、ゼンショーホールディングスはアメリカの寿司経営会社を子会社にすると発表しました。ゼンショーは『すき家』を海外に出店し、東南アジアや南米でも店舗を出店しています。また回転寿司チェーンも海外に多数出店をしています。『スシロー』は東アジアや東南アジアに出店しており、『くら寿司』はアメリカに出店しています。
新型コロナウイルスの影響が懸念されていましたが、感染収束を見据えた成長戦略にかじを切る企業も出始めています。今後の動きにも注目です。
参考:日本経済新聞「ゼンショー、コロナ後見据え海外出店加速 300億円調達」
飲食業界の歴史
江戸時代
飲食業界のルーツは江戸時代の初めに、茶屋と呼ばれる場所で始まったと言われています。当時、茶屋ではご飯や汁物、おかずといった定食が出されたいたそうです。その後、そば、寿司、天ぷらなどの屋台が登場していきました。
当時の娯楽であった芝居小屋の周りにも料理屋があったようです。当時の飲食にまつわる様子は井原西鶴の書物にも描かれています。
明治時代
明治時代になると外国の文化が入ってきたことで新たな食文化が広がっていきます。
東京の神田にできた西洋料理店では、牛鍋の提供を始めました。牛鍋はすき焼きの元祖と言われる食べ物です。西洋料理以外にも中華料理店やビアホールなども明治時代に登場し、食文化はどんどん変化していきます。
大正時代〜現代
大正時代に入ると外食は日常化していき、公営の食堂が登場します。関東大震災のあとには大衆食堂が登場し、外食はますます発展していったのです。
昭和に入ると戦争の影響で一時外食は影を潜めます。戦後になり、経済が回復していくと共に食糧難は解消され、人々の食生活が多様化していきました。
1970年に『すかいらーく』が第1号店を開店し、同年の大阪万博では『ケンタッキーフライドチキン』が出店。翌1971年には『マクドナルド』が第1号店をオープンさせました。
このように1970年代に開店したファミリーレストランやファストフードが日本全国にチェーン展開をしていくようになり、現代の姿になっていったのです。
飲食業界におけるトレンド・話題
二毛作店舗
二毛作店舗は昼と夜で業態を変えて営業する店舗を指します。昼と夜に業態を変える理由は特徴のない店舗ではお客様から選ばれない店舗になってしまうからです。
例えば、ランチ時間帯はレストランとして営業し、ディナー時間帯はお酒を提供する居酒屋店舗として営業する。このようにお客様から選んでいただけるように工夫をしないと飲食業界は生き残れない時代になっているのです。
飲食店にはアイドルタイムと呼ばれるお客様が少ない時間帯があります。二毛作店舗はお客様のニーズに合わせ、収益を伸ばすために生まれました。飲食業界の現状を改善するためには何が必要かを自分なりの考えをまとめてみましょう。
参考:EATAS
サブスク
新たな収益源を求めて外食の店舗を中心にサブスクを導入する店舗が出てきています。サブスクはサブスクリプション(Subscription)の略語で定額課金サービスのことを指します。
飲食業界で行うサブスクは、定額の食べ放題サービスなどです。
例えば、月額2,980円を支払えば、該当の月は食べ放題を毎日でも食べることができるといったものです。サブスクは毎月一定額が収入になるので店舗の経営を安定させるのに一役買っています。
飲食業界では人手不足や食材費の上昇が相次ぎ収益を確保することが難しくなっています。
サブスクは飲食業界にとって新しい収益源になる可能性があります。飲食業界の新しい収益源はどんなものがあるか自分なりの意見をまとめましょう。
参考:コボット
飲食業界における主要企業の解説
ロイヤルホールディングス
社名 |
ロイヤルホールディングス株式会社(英文社名:ROYAL HOLDINGS Co.,Ltd.) |
設立 |
1950年(昭和25年)4月 |
本社所在地 |
〒812-0893 福岡県福岡市博多区那珂三丁目28番5号 |
資本金 |
13,676百万円 |
従業員数 |
1,960名 |
平均年収 |
619万円 ➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK! |
事業内容 |
・外食事業 |
外食事業では、『ロイヤルホスト』や『天丼てんや』『シェーキーズ』などを運営しています。また外食事業だけではなく、ホテル事業も行なっており、『リッチモンドホテル』を運営しています。
ロイヤルホールディングスでは、コントラクト事業も行っています。
コントラクト事業とは、他の法人が所有している食堂などの運営を委託契約(コントラクト)して行う給食事業のことです。空港や高速道路のサービスエリア、百貨店の中にある食堂やレストランの運営を行っています。
また福岡県と東京都にセントラルキッチンを持っています。全国の『ロイヤルホスト』へ食材を提供することはもちろん、業務用や家庭用の食品も製造しています。
ロイヤルホールディングスは本社が福岡県にあることもあり、九州で発生した熊本地震や九州北部豪雨による支援活動を行っており、地元に大きく貢献しています。
コロワイド
社名 |
株式会社コロワイド(英文社名:COLOWIDE CO., LTD.) |
設立 |
1963年(昭和38年)4月 |
本社所在地 |
〒220-8112 神奈川県横浜市西区みなとみらい二丁目2番2号ランドマークタワー12階 |
資本金 |
18,530百万円 |
従業員数 |
5,630名 |
平均年収 |
600万円 ➡︎詳しくは「年収チェッカー」をCHECK! |
事業内容 |
・飲食店の経営 |
コロワイドは積極的にM&Aを行って事業拡大を行っている企業です。「外食日本一」を目指しており、51社のグループ会社をもっています。
国内だけではなく、世界中に店舗を出しており、店舗数は約2,800以上。主に『牛角』や『かっぱ寿司』、『大戸屋』などがあります。
コロワイドには勇気・愛・知恵・決断の言葉が込められています。こららの4つの精神を忘れないようにして未来へ挑戦していく気持ちが社名に込められています。
社員を大切にするコロワイドではリモートワークやフレックスタイム制を導入しているのも特徴のひとつです。
コロワイドは社会貢献の一環としてこども食堂を開設。子どもの成長を願い正しい食の知識とより良い食の習慣を身につけてもらいとの願いから行なっています。
あきんどスシロー
社名 |
株式会社あきんどスシロー |
設立 |
1984年(昭和59年)6月 |
本社所在地 |
〒564-0063 大阪府吹田市江坂町一丁目22番2号 |
資本金 |
100百万円 |
従業員数 |
1,601名 |
平均年収 |
605万円 |
事業内容 |
すしレストランの経営 |
あきんどスシローは創業以来「うまいすしを、腹一杯。うまういすしで、心も一杯。」という想いを大切にしています。
2011年から回転寿司では日本一の売上げを誇っています。スシローは寿司店の基本である新鮮、清潔などを大切にするだけではなく、地域の店舗の個性を生かした商品やサービスを提供しています。
スシローではすし皿にICチップを取り付け、世界初の商品単品管理システムを導入しています。
レーンを350m以上まわったら自動廃棄。リアルタイムで売れ筋状況を把握するので、すしの鮮度管理も確実です。おいしさを支える、スシローならではのIT技術が光っています。
飲食業界における主要企業の採用動向
ロイヤルホールディングス
- 新しいことへ挑戦する意欲のある方
- 常に学びの姿勢がある方
- 自分の成長を通してロイヤルグループも発展させたいと熱い気持ちを持っている方
- ホスピタリティが自分で体現でき、周りにリスペクトの気持ちを持っている方
- 自分の意見を持ち、周りの意見をも受け入れる”勇気”のある方
ロイヤルホールディングスはホスピタリティを大切にしています。変化の激しい飲食業界なので挑戦することを重要視しています。指示を待っているだけでは厳しい評価となります。
まずは自分の意見を持って前へ進もうとする姿勢をしっかりと見せることが大切です。
例えば、アルバイトを通じて改善を行なった点や、仲間と協力して店の雰囲気作りをしたなどの経験がある人は積極的に伝えていきましょう。
コロワイド
- 行動で自分の考えを示すことができる方
- 人に喜んでもらうことが好きで、楽しい店舗づくりを考え提供できる方
- 思う存分行動して活躍できる方
- やらないよりやるを選択できる方
コロワイドは社員は財産と考えています。大切なお客様のために改善できる点はどんどん取り入れ改善していく文化があります。
仮に失敗したとしても責められることはありません。コロワイドではチャレンジする方を求めています。
人に喜んでもらうことが好きな人には特におすすめです。自分が何かをすることで相手が喜んでくれたり、人のために自分が努力した経験などがあれば、そのエピソードを具体的にESに書きましょう。
あきんどスシロー
- 人に喜んでもらう事が好きな方
- チームに貢献できる方
- 目標に向かって自分で考え行動できる方
- 素直で成長できる方
あきんどスシローの信念はお客様を寿司で笑顔にすることです。つまりお客様に喜んでいただくことがあきんどスシローの信念です。
あきんどスシローは社員も大切にしています。飲食業界の休日としては多い、年間の休日が120日もあります。
また離職者が多い飲食業界の中でも自社の取り組みで離職者を減らすことに成功しています。その数は飲食業界の基準の半分です。
チームで協力する体制が出来ているからこそ休日の取得ができることを考えると、チームで動く大切さや人のために働くことができるエピソードなどがあれば、書き出してみましょう。きっと強みになるはずです。
飲食業界の採用スケジュール
ロイヤルホールディングスの採用フロー
オンラインにてエントリー
説明会(オンラインにて開催)※説明会の開催は随時行っています
適性検査(オンラインにて実施)
個別面接
最終面接
内々定
日本で一番質の高い“食”&“ホスピタリティ”を目指している会社なので、おもてなし精神の強い方におすすめです。「お客様に喜んでもらうためには」を追求している企業なので、常に自分に何ができるかを考え動く行動力が必要です。
コロワイド
オンラインにてエントリー
説明会(対面/オンラインにて行っています)※説明会は随時行っています
書類選考はなし
適性検査
一次面接
最終面接
内々定
コロワイドは行動することを大切にしています。コロワイドには50以上のブランドがあります。その力を結集して、外食日本一を目指しています。自ら進んで行動し、引っ張っていく力のある人が求められています。
あきんどスシロー
オンラインにてエントリー
説明会(対面/オンラインにて行っています)、グループワーク(説明会当日に行います)
※説明会の開催は随時行っています。9月も説明会を行っています(2021年度)
※適性検査はありません
個別面接
グループ面接
最終面接
内々定
あきんどスシローは人柄を重視しています。あきんどスシローでは適性検査はなく、面接のみの選考です。
学生時代に取り組んできたことや理想の店長像を語ってください。理想の店長は一度店舗へ足を運んで実際の店長の仕事ぶりを確認してみるとイメージしやすいです。
飲食業界に就職を考えているなら、必ず一度は受けたい企業の店舗をお客さんとして利用してみましょう。利用したいと思える店舗なら採用試験を受けてみる価値はあります。
飲食業界のインターン情報
ロイヤルホールディングス
インターンシップはオンラインにて開催しています。
・飲食業界の理解と業界の中でのロイヤルホールディングスについて
・ホスピタリティについて
・自己分析テスト
・自己分析のフィードバック
・参加者、先輩社員と交流方
開催時期:8月から随時
実施日数:1日
参加した学生からは「お客様に対する想いが伝わってきた」「食に対する専門性が強くこだわりがあることが分かった」「ワンストップ経営をしているので料理や接客の質が高いことが納得できました」などの声がありました。
食のこだわりの部分をしっかりと感じることができるインターンになっているようです。
コロワイド
インターンシップはオンラインにて開催しています。
・アイデアワーク
・飲食の未来を考える
開催時期:8月から随時
実施日数:1日
コロワイドのインターンは「アイデアワーク」。商品開発についてを学んだり、グループディスカッションを通じて他の参加者とも交流を深めたりと、参加者の満足度の高いインターンになっています。
インターンの申し込みは、ホームページの「インターンお問い合わせフォーム」から問い合わせる必要があります。
飲食店で実際に働くイメージが湧くインターンとなっているので、飲食業界に興味のある人はぜひ問い合わせをしてみましょう。
あきんどスシロー
インターンシップは対面/オンラインで開催しています。
・店長の仕事をロールプレイして店舗づくりを体験
・就業体験後のフィードバック
開催場所:北海道、宮城、東京、愛知、大阪、岡山、広島、福岡
開催時期:8月〜2月毎月複数回開催
実施日数:1日
業界研究のやり方
業界研究には以下の3つのステップがあります。このステップを踏むことで業界研究がスムーズにできるようになります。
(1)業界を大きな視点で見る
まずは業界全体をみることです。例えば、業界全体の市場規模はいくらなのか、業界のトップの企業は市場規模の何%のシェアがあるのかなど、業界全体を調べましょう。
(2)業界の強い点や課題を知る
次に業界にとって強みとなる点や課題を把握しましょう。例えば、ずっと黒字を続けている企業があるとすればそれがその企業の強みとなり、業界の強みにもなります。しかし全体の売上がずっと横ばいであるなどは、その業界の課題点となります。業界の主要企業だけで良いので、企業ごとの強みと課題を調べてみましょう。
(3)トップの動きを見る
業界研究の最後はトップの動きを見ることです。社長の定例会見や記事などで社長がこれからどんなことをやろうとしているのかが分かります。特に業界No.1の社長の発言は業界の流れを決めることもあります。業界No.1の社長の発言は確認しておきましょう。
今後の方向性がわかるので、自分がどのようになっていきたいか、どういう将来をイメージしているのか、そのイメージと一致した未来が描けるのかどうかを判断することができます。
飲食業界の業界研究
飲食業界について上記で紹介した3つのステップに従って研究をしていきましょう。
(1)業界を大きな視点で見る
飲食業界には外食と中食があります。以前は外食が強かったですが、今は中食が急成長しています。外食の大手、中食の大手は以下の通りです。
外食 |
ゼンショー、すかいらーく、日本マクドナルド、コロワイド、吉野家 |
中食 |
プレナス、カネ美食品、ロックフィ、オリジン東秀、ハークスレイ |
外食は店舗を構えてお客様をお迎えするスタイルです。中食はお弁当やお惣菜を宅配やテイクアウトで提供しています。新型コロナウイルスの感染拡大により外食の売上は落ち、中食が売上を伸ばしています。
(2)業界の強い点や課題を知る
志望する企業の強い点と課題を自分なりに調べましょう。企業の良い点や課題を知ることで、働きたいと思える企業を見つけることができます。
例えば、外食大手のゼンショーの強みと課題は以下の通りです。
・自社で食材の調達から加工、物流、店舗の運営までを行っている
・海外に店舗を出店している
【課題】
・日本では人手不足になっている
上記のように志望する企業の強みと課題を知ることで、自分が企業の課題解決の手助けをしたいと思えるなら大きな志望動機となりますし、そこを深掘りすることで自己PRやなぜその企業でなくてはならないのかといった質問にも回答することができます。
また志望する企業だけではなく、ライバル企業などの強み・課題も洗い出すことで、他社と比較した時の強みも明確にすることができます。
(3)トップの動きを見る
トップである社長の会見での発言やホームページのニュースを確認しましょう。社長の発言は今後の動きを示すものだからです。志望する側とすれば企業の考え方や風土が理解できる機会でもあります。
また、社長の考え方は企業の風土そのものです。社長の発言に同意できるならその企業を志望する意味がありますし、賛成できないなら志望すべきでないと判断することができます。
社長の発言で重要なことは自分と志望する企業が合うかということです。合わない企業に就職しても続けることは難しいので、自分に合う企業選びの参考にしましょう。
飲食業界のES対策・攻略法
ESは志望する企業にアピールする第一歩です。ESを書くには志望動機が重要です。
志望動機は自分の体験と企業が求めていることがマッチすることを記入します。また自分が企業に入って貢献できることをアピールしましょう。
つまり、ESを見た企業が話を聞いてみたいと思わせる内容を意識して書くことが大切です。
ESのまとめ方
志望動機を書く前に、まずは「自分の棚卸し」をしていきます。意外に自分で自分のことはわからないものです。周りの人に自分の得意なことや苦手なことを聞いてみましょう。自分では気づくことができなかったことが見えてきます。
その点が強みになったり、自分でも気付かなかったところが志望動機につながったりすることがあります。
志望動機がしっかり見えてきたら、以下の順番に書き進めましょう。
(1)結論
(2)理由
(3)具体例
(4)再び結論
この書き方はPREP法というライティング方法です。PREP法で書くと面接官に自分の伝えたいことが伝わりやすくなります。
実際にこれになぞらえて書いてみると、意外と書くことが難しいことに気付きます。
おすすめの練習方法はSNS(Twitter)へ自分の感じたことや伝えたいことをPREP法を使って投稿すること。最初は上手くできないかもしれませんが、やっていくうちにだんだんコツをつかみ、スムーズに書けるようになります。
短い文字数で伝えたいことを書くのは非常に難しいので、根気強く続けましょう。スラスラと言葉が出てくるようになったら、志望動機をESへ書いていきましょう。きっと良い流れで書けるようになっているはずです。
ESの攻略法
飲食業界は行動する人材を求めています。またお客様や仲間に喜んでもらうことが好きな人を採用したいと企業側は思っています。これらを踏まえて飲食業界へのESを書くときには以下の点をメインに書いていきましょう。
①挑戦してきたこと
飲食業界は変化の激しい業界です。外食は厳しい状況となっており、中食が急成長しています。日本国内ではまだまだ人手不足が続いており、材料費も上がる一方となっている状況です。
この時代の飲食業界が求める人材は「挑戦して行動をする人材」です。これまでの人生を振り返って自ら進んで行動できたことをESへ書きましょう。
その行動をした経過(きっかけ⇨行動⇨どういう結果になったのか)を書くことができれば企業の印象は良くなります。どういう思いでその行動を行うことになったのか、どういう行動をしたのか、行動した結果どうなったのかという点をしっかりと書いていきましょう。
②学生時代に努力したこと
学生時代に頑張ってきたことは、必ず面接で質問される項目ひとつです。学生時代に努力してきたことはエピソードだけでは企業には伝わりません。
そのエピソードが企業の業務にどう活かすことができるのかがポイントです。企業の担当者が文章を読んで業務に活かすことができると想像できるエピソードを選んでまとめましょう。
③自分の持ち味
飲食業界は人とのつながりが重要になります。お客様や同僚や上司、アルバイトとのつながりが非常に大切になります。店舗は1人では運営できないからです。
これまで家族、友人、仲間やアルバイト先ではどのようなつながりがあったのかエピソードを交えて書きましょう。その時に自分の持ち味である長所はどのように生かされたのかを書くと良いでしょう。
飲食業界の筆記試験対策・攻略法
適性検査はオンラインで行われることもあります。企業は適性検査を足切りに使います。志望する企業に適性検査がある場合は対策を後回しにはせず、定期的に取り組みましょう。
適性検査で出題されるのは性格検査と言語、計数などの能力検査の2つです。忙しい就活の中で全ての内容に取り組むのは時間がかかってしまうので、まずは自分が苦手な内容から取り組みましょう。
SPIの問題集を1冊行えば問題ありません。ポイントは早くから取り組み、苦手意識を無くすことです。
また、インターネット上で無料でSPIの問題を対策できるサービスもあるので、ぜひこちらも参考にしてみてください。
飲食業界の面接対策・攻略法
飲食業界でよく聞かれる質問と回答のポイントを解説していきます。
- 自己PR
- なぜ飲食業界なのか? / なぜこの会社なのか?
- 飲食業界で気になったニュースはありますか?
- この仕事には何が大事(大切)だと思いますか?
自己PR
この質問は「あなたはどんな人?」ということを人事が知るためのものと理解しておくと良いでしょう。「どんな人か?」を知るために「能力・人柄(何ができるか)」を面接官は見ています。
また「自社に合う人材かどうか」もこの質問で判断しています。そのため、自己PRではその企業が求めている能力・性格に関することを伝えられるとよいでしょう。
飲食業界では、コミュニケーション能力が重視されると共に、店舗スタッフであればお客様に臨機応変に対応する「適応能力」、商品開発であれば「アイデア力」、販売促進であれば「情報発信力やトレンドを掴む力」など、職種によって求められる能力が異なります。
面接官がどんな人を求めているのかを考えながら、エピソードをもとに自分の強みを伝えらえるようにしましょう。
自己PRというと、派手な行動や輝かしい成果など 「すごいことを成し遂げた経験」というアピールを想像する人もいるかもしれません。
しかし、人事が見ているのはエピソードの華やかさではなく、エピソードに自分の特徴が表れているかどうかを見ています。自分の人となりが伝わる、自分らしい自己PRを作りましょう。
なぜ飲食業界なのか? / なぜこの会社なのか?
この質問は意欲や志向についての質問です。飲食業界を選んだ学生は「人が好きだから」や「食べることが好きだから」など飲食業界ならどこでいいと受け取られるような回答をしがちです。これでは次に進むことはできません。
志望する企業ならではの特徴と自分がこれまでやってきたことが一致するから志望したと伝えることで面接官を納得させることができます。
例えば、チームや仲間を大切にする風土がある企業であれば、自分が部活動やアルバイトなどで仲間を大切にしてきたエピソードを話してみましょう。
仲間を大切にするために心がけていたことや仲間を大切にするために行ってきたこと、行動した結果、仲間の輪はどうなったのかを話すと面接官に伝わりやすくなります。
飲食業界で気になったニュースはありますか?
この質問は少し難しいですが、飲食業界で働く意欲がどれくらいあるのかを見られている質問です。
そもそも飲食業界を志望しているのに飲食業界のニュースをチェックしていないと、働く意欲がないと思われてしまいます。まずは日頃のニュースを確認しておきましょう。
ニュースで企業が確認したい内容は、ニュースをチェックしているかではなく、今後どんなことが予測できるのか、自分が働く上でどんな行動を心がけるべきなのかです。
普段からニュースを見るだけではなく、そのニュースに対してどう考えるのか、自分の考えを必ず持つように意識しましょう。