【コンビニ業界ES書き方ガイド】読まれるESのポイントを徹底解説!
公開日:
最終更新日:
コンビニは都心部を中心に店舗展開しており、誰もが気軽に利用でき今や私たちの生活に欠かせない存在となっています。
アルバイト経験者が多いことや身近な存在ということもあり就職先のひとつとして考える就活生も少なくありません。
就活を有利に進めるためにもまずは業界研究をきちんと行い基礎知識を身に付けて、質の高いESを書き上げていきましょう。
コンビニ業界の採用動向や面接対策については「コンビニ業界研究」の記事でチェックしましょう!
目次
コンビニ業界の動向
コンビニ業界は1990年頃百貨店の衰退を皮切りに成長を続けてきました。
しかし昨今は新型コロナウイルスの影響を大きく受けた業界のひとつとなります。
新型コロナウイルスの影響でテレワークが推奨されオフィス街に人が現れなくなりオフィス街の店舗の売り上げが下がったことなどが原因となります。
この影響からコンビニ業界では巣ごもり需要への対応が求められており、各社は新たな取り組みとして保存の効く冷凍商品の開発やお家でも外食気分を味わえるよう外食企業とコラボするなど様々な施策を行い、徐々に売り上げが戻りつつあります。
直営店・フランチャイズとは
【直営店】
経営は本部で働く社員が行い、店長は本部から派遣された社員が務めます。本部の経営方針に従い店舗運営が行われています。
【フランチャイズ】
直営店の加盟先として自分のお店を持つことです。そのため経営を行うのは出店した各自営業者となり店舗運営も自ら行うことが出来ます。
経営や業界に知識がない人でも開業しやすいことが特徴です。
コンビニ業界の主な職種
店長
店舗責任者としてスタッフの教育を行い、接客をはじめお金や商品の管理を行います。また、商品棚の陳列の工夫やPOPの作成も行います。
商品企画
新商品の企画、開発を行います。コンビニ業界は常に新商品が店頭に並ぶためトレンドに敏感で柔軟な対応が求められます。
店舗開発
収益が見込める出店先、店を運営する加盟者を新たに探します。
仕事内容としては店舗のマーケティング戦略の立案や土地の選定、建設企画、加盟者との契約などを行います。
スーパーバイザー(SV)・オペレーションフィールドカウンセラー(OFC)
店舗と企業の仲介業務を行います。
担当するエリアの店舗やオーナーと目標利益を決めて販売計画や提案などを行い、店舗やオーナーと企業の窓口的存在となります。
販売計画を練るにあたって流行やその地域に特化した売り場作りを行う必要があるため経営において重要な職種となります。
コンビニ業界のES設問例
1志望動機(共通)
2あなたの自己PRを自由に記載してください。(400文字以内)(2022年 セブン-イレブン・ジャパン)
3学生時代に力を入れたエピソードと、そこから学んだこと(400文字以下)(2021年 ローソン)
4あなたがローソンに入社をした場合、5年後、10年後どうなっていたいか。また、そのためにどういったチャレンジをし、成長していきたいかを書いてください。(400字以内)(2021年 ローソン)
5ご自身の考える「3年後のコンビニ」についてご記入下さい。(2021年 ファミリーマート)
設問例1:志望動機(共通)
この質問は就活を行う上で必ず聞かれる質問のひとつになります。
志望動機を通して応募者の人柄や価値観を把握することや企業への志望度を確認する意図があり企業にとって重要な質問となります。
企業が志望動機を聞く意図をきちんと把握して高評価を与えるESを書き上げましょう。
この質問では下記がみられています。
■人柄や価値観を知る
志望動機を知ることでどのような人柄なのかどういった価値観を持っているのか把握して企業に合う人材かを見極めています。
企業に似た価値観を持っていると企業と同じ方向性を向いていると判断でき、入社後の活躍が期待できます。
反対に、企業と異なった価値観を持っている場合は企業とのマッチ度が低く早期退職の可能性早期退職の可能性があるため積極的に採用はされません。
■企業への志望度を知る
志望動機が企業の方針や事業内容などとズレがなく熱意が伝わる応募者は志望度が高いと判断し企業は好印象を持ちます。
志望度が低い場合は企業とのミスマッチが生じてしまい早期退職の可能性があるため、企業にとって志望度の把握は重要なものとなります。
回答例1
私はコンビニを通して「多くの人の心を豊かにしたい」と考えています。私はコンビニのスイーツを購入してホッと息をつく時間に幸せを感じています。商品が美味しいということもありますが、自分への小さなご褒美としてこの時間によって心が豊かになる価値を感じているからです。
貴社は「ターゲティング戦略」を行っており、地域に特化した店舗展開を実現しています。地域顧客のニーズを把握した上で一人一人に届く商品開発をすることで、私の目標である「多くの人の心を豊かにすること」を実現できると思い貴社を志望しました。入社後は商品開発の仕事を中心に地域顧客のニーズに沿ったピンポイントな企画やコンセプト、商品を自ら企画してより多くの人へ幸せな時間を届けたいと考えています。
回答例2
貴社を志望した理由は2つあります。1つ目は貴社の店舗にてアルバイトをしていた際に度々訪れるエリアマネージャーに憧れを抱いたからです。アルバイトの私たちにも優しく言葉をかけてくださったり、店舗の売り上げを伸ばすために商品陳列の工夫を考える姿がかっこよく見え私もエリアマネージャーのように働きたいと思わせてくれました。
2つ目は「地域異常密着」により地方の客数が増えている点に魅力を感じました。私の祖父母が地方に住んでいるという事もあり、地方のコンビニが地域住民にとってどれだけ重要な存在かを知っています。そんな中貴社は加盟店と地域が密にコミュニケーションを取る戦略を取り、店舗が地域に溶け込み寄り添った店舗になるよう展開をしています。地域と消費者を大切に思うからこそできる戦略だと思い、共感しました。
貴社に入社後は店舗の店長を経て、エリアマネージャーとして地域に寄り添った店舗展開を実現し、貴社の成長に貢献する人材でありたいと考えています。
志望動機で重要なことはその企業でなくてはならない「差別化」です。
企業の特徴や強みを理解して、その企業だからこそと言える理由をしっかりと記述しましょう。
設問例2:自己PR
自己PRを通して応募者がどのような強みを持っているのかを把握する狙いがあります。
この質問では下記がみられています。
■人柄や能力を知る
自己PRを聞くことで応募者の人柄や強みを知る狙いがあります。
その上で、企業と合う人柄なのか、応募者の強みは企業にとってプラスになるものなのかを見極めています。
そのため、企業の求める人材をきちんと理解して自分の強みと合わせながら記述することが大切になります。
■自己分析ができているかを知る
自己分析は就活において重要な作業となります。
自己分析がきちんとできていれば就活に真剣な姿勢だということが分かります。そのため、企業は自己分析がきちんと出来ているかを見極めています。
回答例1
私の強みは「自ら考え挑戦を続ける点」です。私はテレアポのアルバイトにて月間ノルマ達成、翌月は記録更新することを目標に掲げていました。そのために効率の良い方法や成功方法を自ら考えました。
具体的にはマニュアルをベースとしてプラスαで自分に何ができるのかを考え、フィードバックから成功のポイントや失敗の原因を追究しました。また、同じことを行っても同じ結果しか出ないと考えたため、常に変化できるように立ち止まらず考え続けることを継続しました。
その結果、毎月ノルマを達成することが出来、翌月のノルマ超えを実現するために挑戦し続けることが出来ました。この事から自ら考え挑戦を続けることは目標に対してモチベーションを維持することができ、達成のために様々な方法や引き出しを生み出せることを学びました。
この経験を活かし貴社においても自ら物事を考えて目標に向けて挑戦し続ける人材となり活躍したいと考えています。
回答例2
私は「役割を把握して行動すること」が出来ます。私は大学のバスケットボール部の練習中に全治6カ月の怪我をしてしまいました。そこで私はチームのために何ができるかを考え、チームのために行動することに決めました。
具体的には撮影した試合や仲間の練習姿を分析して良い点、悪い点を明確にし練習メニューに対策を加えたり、選手のモチベーションアップのために個人の練習記録を記録し、成長を見える形で伝えるなど、裏方の仕事に尽力しました。
その結果、リーグ成績が上がり1部昇格を実現することが出来ました。また、仲間からの信頼を厚く得ることができチーム環境が更に良くなりました。
この経験から、チームで活動するときは全体を見て自身の役割を把握し行動することで、結果に結び付けられることを学びました。入社後も自分の役割を把握し誰かのために寄り添いながら働く姿勢を大事にしていきたいと考えています。
最も意識する点は「自分の強みが企業に合っている」ということです。
企業研究をきちんと行い企業に合った強みをアピールしましょう。
設問例3:学生時代に力を入れたこと
この質問は就活を進めていく上で聞かれる事が多い質問のひとつになります。
力を入れて行った行動の過程を知ることで応募者の人柄や価値観を把握することや、学んだことのスキルを把握する意図があります。
企業がガクチカを聞く意図を理解して採用担当者へ好印象を与えるESを書き上げましょう。
この質問では下記がみられています。
■努力経験を知る
力を入れて行動するという事は簡単にできることではありません。少なからず努力する過程が必要になります。
その努力経験を知ることで応募者がどのような人物でどのような活躍が期待できるか把握する狙いがあります。
努力経験がある人材は何か壁に立ち止まっても乗り越える力が備わっていることが多いため企業にとってこの質問は大切なものになります。
■何を学んだのかを知る
力を入れた行動で何を学んだのか知ることで応募者の能力を把握して企業の求める人材かどうかを見極めています。
回答例1
私は語学力を得るために英語の勉強に力を入れました。将来海外事業に携わり日本と海外を繋ぐ架け橋になりたいという目標があります。そのために、授業では疑問点をそのままにせず先生や周りの友達に質問をし理解してから終えることを徹底しました。さらに、ネイティブな友達と会話や文通をすることで日本語を使わない環境を作り語学力を高めていきました。
そんな中、学内でスピーチコンテストが開催されることを知り、思い切って挑戦することにしました。結果は2回戦敗退でしたが、挑戦したことによって自分の至らない部分が分かり、さらに勉強に力を入れることが出来ました。
この経験から、挑戦することは結果が伴わないにしても自分にとってプラスとなり、モチベーションの維持にも繋がることを実感しました。また、努力を積み重ねることの大切さも学びました。入社後も挑戦することを恐れずに目標に向かって努力を継続する志を忘れずに活躍したいと考えています。
回答例2
私は飲食店のアルバイトにおいて、リピーターが少ないことで売上が伸び悩んでいたため、常連客の獲得に尽力しました。そのために実践した事が2つあります。1つ目は積極的にお客様と会話をすることです。ただ会話をするだけでなくお客様一人一人を観察してお客様に合わせたコミュニケーションを取ることを心掛けました。2つ目はSNSを活用してお客様とコンタクトを取り続けることです。
その結果、2カ月後にはリピーター客でお店が満席になる状態を作ることが出来ました。この経験から私は「人に寄り添ったコミュニケーション」の重要性を学びました。一方的なコミュニケーションではなく寄り添ったコミュニケーションを取ることで相手の気持ちを的確に汲み取ることができ、ニーズに応えることが出来ると分かりました。貴社でも身に付けたコミュニケーションを活かして企業の成長に貢献する人材になりたいと考えています。
結論から述べてだらだらとした文章にならないように注意しましょう。
また、企業の求める人材とガクチカがリンクする学んだことをアピールできると良いです。
設問例4:入社後の自分について
あなたがローソンに入社をした場合、5年後、10年後どうなっていたいか。また、そのためにどういったチャレンジをし、成長していきたいかを書いてください。(400字以内)(2021年 ローソン)
この質問は入社後のビジョンを聞いており、就活生がどのように働く意欲をもっているのか、働くイメージがしっかりできているのかを確認するために聞かれています。
自分の希望を単に述べるのではなくその企業だから実現できることを述べる必要があります。
業界研究をしっかりと行い中途半端な回答をしないように気をつけましょう。
この質問では下記がみられています。
■企業理解が出来ているか知る
入社後のビジョンが企業の経営方針や事業内容と合っているか確認しています。
そうすることで企業をきちんと調べているか把握して企業への入社意欲やマッチ度を知る狙いがあります。
■適性ポジションを見極める
応募者のビジョンを知ることで仕事へのモチベーションの把握やどのようなポジションが合っているのか判断材料としています。
ミスマッチを防ぐためにも採用担当者にとって重要な質問となります。
回答例1
私は5年後オーナーから信頼されて頼もしいSVとなっていたいです。そのためには担当店舗の売上をUPさせて結果を残すことが大事だと考えます。私の提案が売上UPという結果に表れればオーナーに「この人なら任せられる」と思ってもらえるきっかけになると思うので、日々SNSやPOPを利用してトレンドや店舗地域の顧客が好む商品傾向を分析して一緒に売り場をつくっていきたいと考えています。
10年後は広告販促部にて企業の売上に貢献する人材になりたいです。そのためにはコンビニ全体の知識や商品の売れ方を熟知する必要があるので引き続きSVとして勉強をしながら、たくさんの商品を研究しヒットを生み出すために積極的に提案していきたいと考えています。商品の売上は常に変化し続けるため、その変化を楽しみながらその時その時のニーズを的確に捉えて誰よりも多いアイデアを生み出して貴社のエースと呼ばれるまでに成長したいです。
回答例2
私は10年後、コンビニを通して地域を盛り上げる仕事をしていたいです。店舗開発において収益の見込める出店先を自ら見つけて、開店したコンビニが地域に欠かせない存在として地域の方々に喜んでもらえる店舗を次々と出店して胸を張って自分の仕事に誇りを持てるよう大きく成長していきたいです。
そのためには出店先の人の流れや商業施設などを調べて分析する能力も必要ですが、まずは店舗の運営を十分に理解する必要があると考えます。そのために5年後は店長、SVの経験を積んで店舗運営のスキルを身に付けたいと考えています。店長経験でコンビニ業務の知識を熟知して、SVにおいては地域に寄り添った店舗展開をして売上を伸ばせるようにオーナーと協力して頼れる人材になりたいと思います。
たくさんのことを学ぶには自ら行動を起こすことが重要だと考えています。5年目までは様々なことに挑戦して失敗や成功を経験して自分の成長に繋がるように行動していきたいと思います。
将来のビジョンを述べる上で大切なことは過程を説明することが大切になります。
そうすることで将来のビジョンに本気度が見えてきて具体的に自分をアピールすることが出来ます。
設問例5:「3年後のコンビニ」について
この質問は応募者の価値観や仕事への取組み姿勢を把握する意図があります。
自分自身の考えを述べて問題ないですが、業界の動向とズレた内容の記述は業界研究不足と判断されかねないので現状を把握したうえで記述しましょう。
この質問では下記がみられています。
■価値観を知る
応募者の考え方を知ることで企業とのマッチ度を把握する狙いがあります。企業とのマッチ度が高ければ活躍が期待できるからです。
反対にマッチ度が低い場合は早期退職の可能性があるため積極的に採用はされません。
■仕事への取り組み姿勢を知る
将来の状況を聞くことで応募者のそれまでの取り組みやビジョンを知り、どのように仕事に向き合うのかを把握しています。
■就活への真剣度を知る
業界やコンビニについてきちんと調べているのかを知り、就活への真剣度を把握して企業への志望度を把握する狙いがあります。
回答例1
3年後は業務のシステム化が進み、状況に応じて人の手が入りながらも大半の業務がシステムによって行われていると思います。現在コンビニ業界では人手不足が深刻な課題となっており、加盟店から24時間営業が厳しいという声も上がっています。この対策としてIOTを活用したセルフレジや限られた消費者が利用する場所に小さな売り場で最小限の従業員で展開する小規模商圏の店舗が増加していると考えます。
回答例2
「地域コミュニティ」が発達して今以上に私たちの暮らしになくてはならない便利な存在になっていると思います。現在コンビニでは買い物だけでなく公共料金の支払いや証明書の発行、ATMなど生活の様々な場面を支えるサービスを展開しています。最新のテクノロジーを利用することで地域にごとに求められるニーズを的確に把握して地域に特化したサービスが生まれてより便利に利用することができるようになると考えます。
述べていることと業界の現状にズレが生じないようにコンビニ業界の動向をきちんと理解した上で記述しましょう。
自己PRの書き方
自己PRの本質
自己PRとは、企業に対して「自分を売り込む場」といえます。
自分の強みや長所をどのように企業で活かせるか、どのように企業へ貢献できるかをアピールし、企業に必要な人材と思ってもらえるように自分を売り込む事が自己PRでは求められます。
自己PRで評価されるには、自分の人柄や能力を具体的に伝えて企業が求める人物像に合わせてアピールすることが重要になります。
企業が自己PRを聞く意図は3点あります。
1応募者が活躍してくれるか見極める
応募者を採用することによって企業にプラスの利益をもたらす人材なのかを強みや長所を聞いて見極めています。
そのためただ単に自分の強みや長所をアピールするのではなく、企業が求めている強みや長所を意識してアピールすることが大切になります。
2企業に合った人材か見極める
企業の社風や考えに合った人材かを見極めることによって活躍してくれるか判断材料としています。例えば応募者の強みが既存社員と類似していたら企業とマッチする可能性が高く活躍が期待できます。
反対にいくら優秀な人材でも企業との相性が合わない場合は早期退職の恐れがあるため前向きに採用を検討しません。
3自分を客観視できているか
自己分析は就職活動において最も重視して行うものなので、自己分析が出来ていないと就職活動への姿勢が悪いものと評価されてしまい、企業への志望度も低いものだと判断されてしまいます。
自己PRは自分を売り込む場なので、自分自身について正しく理解する必要があります。そのためには自分を客観的にも理解することが大切となります。
自己PRを書くためのポイント
求める人材に即した「強み」を決定する
企業へ自身の強みを伝える場合、企業のビジネスモデルを理解した上でどのような強みを求めているかを考え、自分の経験などに結び付けて伝えるようにします。
自己PRは大きく分けて3つに分類することができます。
- 個人として努力し、成果を上げることができる
- 関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる
- 今までにない仕組みや企画を提案し、周囲と協力しながら実現できる
アピールしたい「強み」を論理的に述べる
上記でまとめた自身の強みをより企業に対してわかりやすく伝えるために、下記の流れにまとめるとスムーズです。
(1)強み:あなたの強みは?
↓
(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
↓
(3)強みを表す具体的エピソードは?
↓
(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
↓
(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?
引用:unistyle
※自己PRを書く際のポイント
・注意点 ・アピールする強みに再現性を持たせること
・学生時代に頑張ったことと混同しないこと
・書き出しと締めの部分を意識すること
コンビニ業界はどんな人材を求めているのか
コンビニは私たちにとって身近な存在であり毎日多くの人が利用するお店です。
身近な存在だからこそ就職を考えるきっかけとなる出来事も多くあり志望する就活生もいると思います。
職種によって様々ですが主に人と接することが多く「お客様のため」という気持ちが大切な業界になります。
そのため「誰かのために」という気持ちを強く持っている人が求められます。
業界や企業がどのような人材を求めているのかきちんと理解して、自分がどのような職種や企業とマッチするのか把握しておくことが重要になります。
コンビニ業界全般的に求める人材の特徴として下記が挙げられます。
- 人のために行動できる人材
- 自ら考えて行動できる人材
- チャレンジ精神を持つ人材
- コミュニケーション能力が高い人材
人のために行動できる人材
コンビニは消費者がいてこそ成り立ちます。そのためお客様に対してより良いサービスを届ける言動が必要とされます。
店舗においての接客はもちろん、お客様の喜ぶ顔を見たい気持ちで新たな商品を開発するなどお客様を思いやって働くことが求められます。
自分だけの意見や考えを通すのではなく、まずはお客様の声に耳を傾けられる「寄り添うコミュニケーション」も重要になってきます。
自ら考えて行動できる人材
物事に対して思考や発言だけで終わらせずに行動に移し最後までやり遂げる意欲のある人が求められます。
コンビニ業界はトレンドの変化が激しいため変化を楽しみながら受け身ではなく主体的に行動できる人材が重宝されます。
明確なビジョンを持ち実現に向けて目標を立てて達成までの過程を細分化してアクションに落とし込み確実に実行する事が重要です。
そして、達成できなかった場合でも原因を追究して解決策まで考えることが自ら考えて行動することになります。
チャレンジ精神を持つ人材
先述した通り、コンビニ業界は変化の激しい業界となります。
そのため新たな商品や店舗運営の施策を考えるなど新しいことに挑戦する場面が多くあります。
失敗を恐れることなく柔軟な発想力を持ち新しいことへ積極的に挑戦するチャレンジ精神が高い人材が求められます。
また、チャレンジするだけでなくチャレンジした後の行動が重要となります。
問題解決するために自ら考えて諦めることなく果敢に挑戦して努力を重ねる姿勢が大切になります。
コミュニケーション能力が高い人材
コンビニ業界での主な業務が人と接する機会が多くあります。
そのため、自分の意見を正確に伝える力、周囲の意見を正確に捉える力が求められます。
また、店舗開発や加盟店のオーナー探しなど交渉する場面も多くあります。
相手の懐に上手に入っていけるような親しみやすいコミュニケーション能力を大切になります。
店舗で働く場合は対お客様になるので常に明るく元気な姿で接客をして店舗を盛り上げていく会話力は重宝されるでしょう。
コンビニ業界で一番求められていることは「挑戦心」になると思います。
身近な存在であるからこそ、変化し続けるニーズに対応することが求められているためどんどん新たな事へ挑戦していける志を持っている人材が重宝されるでしょう。
自己分析をきちんと行い自分がどのような形で活躍できるか把握して企業へ自身の強みをアピールできるようにしましょう。
上記でご紹介した求められる人材は、あくまでも業界全体での話となります。ご紹介した内容にすべて当てはまる必要はありません。
企業や職種によってはそれぞれ求めている人物像には違いがあるでしょう。
また、大切なことは他のどの企業でもなく、その企業だからこそ志望する理由、他の企業ではダメな理由を加えて採用担当者へアピールできるとより高評価を得られるでしょう。