【ゴム・タイヤ業界|2023年最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!
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みなさんは「ゴム・タイヤ業界」と聞いて、どのようなビジネスモデルや業務内容をイメージしますか?
「ゴム製品」には様々な種類があり、その中でも「タイヤ」は非常に大きな市場を持っています。
タイヤをはじめとして、生活用や工業用等のあらゆるゴム製品を開発・生産しているのが「ゴム・タイヤ業界」です。
ゴムメーカーの中にはタイヤを扱わない企業もありますが、ゴム製品としてタイヤがとても大きな市場を持っているため「ゴム・タイヤ業界」とまとめて扱われるのが一般的です。
この記事では「ゴム・タイヤ業界」に焦点をあてて、採用動向やエントリーシート、面接対策についても詳しく説明していきます。
ゴム・タイヤ業界の業務内容や特徴を理解した上で、自分には何が向いているか、どのように働きたいかイメージしながら業界研究を進めていきましょう。
目次
ゴム・タイヤ業界について
ゴム・タイヤ業界とは
ゴム・タイヤ業界は、あらゆるゴム製品を開発・製造している業界です。
一般的な生活の中で利用される「輪ゴム、ゴム手袋」の他、工業用の「ベルトコンベア」や建築物に使用される「免震ゴム」など様々なゴム製品があります。
これらの多種多様なゴム製品の中で、突出して大きな市場を持つ「タイヤ」は売上高も大きく、「ゴム・タイヤ業界」の企業の売上ランキング上位には常にタイヤメーカーがランクインしているほどです。
ゴム・タイヤ業界のメーカーの種類
ゴム・タイヤ業界の企業は大きく2種類に分けることができます。
1つは「ゴムメーカー系の企業」、もう1つは「タイヤメーカー系の企業」です。
「ゴムメーカー系の企業」は日用的なゴム製品や自動車用のゴム部品など、「タイヤ以外」のゴム製品を中心に生産するメーカーです。
「オカモト」や「西川ゴム工業」、「鬼怒川ゴム工業」などが有名です。
「タイヤメーカー系の企業」はタイヤ製品を主としており、事業の中心はタイヤの研究開発・生産です。
その他のゴム製品を並行して手掛けている場合もありますが、売上の多くをタイヤ事業が占めています。
有名な企業としては、「ブリヂストン」、「住友ゴム工業(ダンロップ)」、「横浜ゴム(ヨコハマタイヤ)」、「TOYO TIRE」などがあります。
上記の企業はそれぞれ軸としているゴム製品は異なりますが、ビジネスモデルはどちらもシンプルです。
ゴム製品を開発・生産して卸売することで利益を得ています。また、メーカー直営の販売店で直接消費者にゴム製品を販売する場合もあります。
ゴムに関わる企業としては、合成ゴムの研究をする「総合科学メーカー」などもありますが、これらはゴム事業のみに特化した企業ではありません。
ここでは、「ゴムに関わる事業は複数ある」ということを覚えておきましょう。
当サイトでは、タイヤを含むゴム製品を使用する自動車業界など、他の業界についても詳しく紹介しています。興味がある方はチェックしてみてください。
ゴム・タイヤ業界の主な職種
研究開発
「研究開発」の主な業務は、自社製品として扱うゴム製品やゴム素材の研究及び開発です。
新商品の開発はもちろん、既存製品の品質改善・分析なども重要な仕事になります。
シミュレーションやテストを何度も行い、より高品質で実用性の高いゴム製品を作ることが目的の職種です。
ゴム製品の開発には化学系の専門知識も必要になるため、理系学部出身の人が活躍しやすいです。
また、品質の追求や分析などを好む人にも向いているといえます。
ゴム製品の根幹的な製品開発・研究に関わりたい人はチャレンジしてみるといいでしょう。
マーケティング
「マーケティング」の主な仕事は、市場調査や需要予測を行いゴム製品のニーズを追求していくことです。
市場を分析して「どのようなゴム製品を作っていくべきか」、「既存商品にどのような改善が必要か」という視点でビジネス的な戦略を練り上げていきます。
現在・未来の世の中でどんなゴム製品が必要とされるのか予測し、進むべき方向を模索するとても重要な職種です。
タイヤメーカーの場合は国内のみならず世界全体がターゲットとなるため、各国の自動車産業の現状やタイヤ需要を考慮して判断していく必要があります。
市場分析や情報収集が得意な人は活躍が期待できるでしょう。
また、常に業界のトレンド情報を追っていく必要もあるため、日常的な学習を継続する力も求められます。
営業
「営業」の主な仕事は、将来的に顧客となり得る法人に対し営業を行い、販路の確保・拡大をすることです。
タイヤメーカーの場合は世界各国に営業拠点があり、海外の自動車メーカーやカー用品販売企業に営業を行う場合もあるので、語学力に富んだ人は活躍の場が広まります。
また、鉱山や建設現場、港などでもタイヤは使用されるので、営業先となる業界は幅広く、顧客となり得る企業の種類も豊富です。
取引先企業で生まれるニーズを理解し、自社商品を適切にアピールしていくことが重要な職種となります。
商品の魅力やアピールポイントを把握する「理解力」と、様々な業界の人にセールスをするコミュニケーション能力が求められます。
セールストークや製品智識の学習が苦にならない人におすすめの職種です。
テストドライバー
「テストドライバー」の主な業務は、タイヤの製品性能をテストすることです。
新たに開発したタイヤを装着した車でテスト走行を行い、タイヤの操作性や耐久性などの実験データを集めていきます。
普通に走行するだけではなく、あえて過酷な環境でテストすることで、様々な状況におけるタイヤの性能を調べます。
そのため、高度な運転技術が求められる職種で、タイヤに関する知識だけでは務まらない特殊なポジションでもあります。
タイヤへの知識・熱意と共に、ドライバーとして一定以上の技術を持つ人におすすめの職種です。
テストによって「タイヤ」の安全性を保障する仕事でもあるため、人の役に立つ実感が得られ、やりがいも得られる職種といえます。
ゴム・タイヤ業界の市場規模
市場規模の推移
ゴム・タイヤ業界の過去11年間の業界規模の推移(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)
2020年から2021年のゴム・タイヤ業界の業界規模(主要対象企業19社の売上高の合計)は5兆6,851億円。
グラフを見ると、2010年から2018年までは緩やかな増加傾向にありましたが、2018年から2020年にかけて減少傾向に転じているのがわかります。
市場規模が縮小している主な原因として、自動車用タイヤの販売本数の減少が挙げられます。
ゴム製品の売上の大部分を占めているタイヤの販売本数は、2020年時点で前年比16.7%減の1億2,338万本で、販売金額は前年比18.4%減の9,915億円となりました。
現状・動向
技術革新と生産性の向上
各業界でグローバル化が進む現在、ゴム業界でもグローバル進出の必要性は高いとされています。
しかし、海外メーカーとの市場競争が激化しているのも事実で、一筋縄ではいかないのが現状です。
日本のゴムメーカーがグローバル化を進めていくには、海外メーカーに負けないための技術革新が必要不可欠といわれていますが、国内需要の変化も技術革新の必要性を高める理由の1つといえます。
健康や介護に安心して使えるゴムや、あらゆる作業の自動化・省略化に有効なゴムの需要が高まっており、これらのニーズに応えるためにも新たな技術を追求していく必要があるのです。
ニーズを満たすために生産技術を高め、求められる製品をいかに生み出して生産性を高めていくかが、今後のタイヤ・ゴム業界の市況を左右するでしょう。
参考:Mayonez
タイヤ・ゴム業界の将来性
現在のタイヤ・ゴム業界では、国内での需要減少が見受けられ、減少は今後も継続していくと考えられます。
これは、ゴム自体の需要が下がるというわけではなく、少子高齢化により消費者そのものが減少していくためです。
このような理由での需要減少は他の業界でも同じく起こっていますが、「海外進出」によって販路を拡大して売上を保つ企業が多くあります。
タイヤ・ゴム業界でも同じく海外進出で売上を伸ばす必要がありますが、海外メーカーの勢力が強いという問題があります。
近年は中国や韓国のゴムメーカーのシェアが拡大しており、日本メーカーの進出が厳しい状況になりつつあります。
今後は生産性の向上を図りつつ、日本メーカーの自慢でもある「技術力」をさらに高めていく必要があるでしょう。
参考:Mayonez
ゴム・タイヤ業界の歴史
ゴムと文明の出会い
ゴムの起源は、古来よりメキシコ地方に生息するゴムの木だとされています。
このゴムの木が傷ついた際に流れ出る樹液が、固まることで野生のゴムが完成します。
メキシコ地方の人々はこれをボールとして遊びに使ったり、水筒や簡単な器として利用してきました。このゴムを文明社会が広く知ったのは、コロンブスがヨーロッパに伝えた事がきっかけだとされています。
コロンブスが2度目の新大陸航海をした際に、ハイチ島の原住民の子供が黒いボールで遊ぶ姿を目にします。そして、そのボールが樹液から作ったゴムが原料であるとわかり、ゴムの存在を知りました。
ここからゴムが発展していくのはおよそ200年後で、それまでは「おもちゃ」や「防水布」等の利用方法が主流でした。
ゴムの基本特性である「弾性」を活かして使用されるのは1840年頃からでした。
加硫ゴムの発見
1770年代、「チャールズ・マッキントッシュ」がゴム引布を発明したことにより、イギリスを中心にゴム工業が発展していきました。
しかし、この頃のゴムは「温度」の影響をとても受けやすく、扱いづらいという課題がありました。
1839年になると、アメリカの「チャールズ・グッドイヤー」が硫黄による天然ゴムの架橋(加硫)を発見しました。
この発見は偶然によるもので、彼のゴム靴に実験中の薬品がこぼれてストーブで過熱されたことがきっかけです。
彼は、偶然起こったゴム架橋(加硫)によりゴムの弾性が増大していることに気が付き、加硫ゴムが発見されました。
ゴム工業の発展
1843年、イギリスのハンコックがゴム加工の機械を発明し、数々の加硫方法を開発しました。
1887年には空気入りのタイヤが考案され、三輪車に使用されました。これを機に、ガソリン車の発明と自動車用タイヤの開発が進んでいきました。
日本でゴム工業が盛んになったのは明治19年(1886年)頃からとされており、ゴム工業発祥の地といわれる場所が3か所存在します。
1つは東京の上野(台東区東上野5丁目)にあるゴム製造所、三田土(みたつち)ゴム製造(土屋護謨製造所)です。
明治19年創業のこの製造所には、我国ゴム工業誕生の地として石碑が立っています。
もう1つは福岡県久留米市で、1931年にブリヂストンが久留米工場をスタートしたことで、発祥の地の1つとされています。
またムーンスター、アサヒシューズなども久留米から始まりました。
3つめは、兵庫県神戸市です。ここは「近代ゴム産業」発祥の地とされており、それを記す碑が住友ゴム工業の敷地内にあります。
1909年、英国ダンロップ社の工場として初の近代的ゴム工場が創業した土地として知られています。
このようにして、日本でも3つの地を中心にゴム工業が発達していきました。
現在では「ブリヂストン」、「住友ゴム工業(ダンロップ)」や、「オカモト」、「西川ゴム工業」など、様々なメーカーがタイヤ及びその他のゴム製品を生産し、日本のゴム産業を牽引しています。
ゴム・タイヤ業界におけるトレンド・話題
「TOYO TIRE」がエアレスタイヤのプロトタイプを発表
「TOYO TIRE」は11月29日、2017年に発表したエアレスコンセプトタイヤ「ノアイア」のゴルフカート用プロトタイプを制作したと発表しました。
同日に試乗・技術説明会を宮崎県の宮崎フェニックスカントリークラブで開催し、将来のスマートモビリティ社会を見据えた取り組みをアピールしました。
今回発表されたプロトタイプのタイヤは、管理された特定のエリアにおける実用化を目標としており、ゴルフ場や遊園地のカートでの利用を目指します。
この「ノアイア」は、2017年より研究が進められており、パンクレスやメンテナンスフリーなどのメリットがあるタイヤとして期待されています。
現在は法整備の関係で一般道路での使用はできませんが、管理された施設での利用を起点に実用化が進めば、今後ユースケースが広がっていく可能性は十分にあるでしょう。
参考:ゴムタイムス
RFIDモジュールのタイヤ内臓について
村田製作所(京都府長岡京市)とミシュランが、タイヤ内蔵用RFIDモジュールを共同開発しました。
2022年1月19日から開催される東京ビッグサイトにて、国際カーエレクトロニクス技術展の村田製作所ブースで展示される予定です。
RFIDとは、電波を用いて「RFタグ」のデータを非接触で読み書きする技術のことで、電波によってタグを複数一気にスキャンすることもできます。
電波が届く範囲であればタグが遠くや物陰にあっても読み取りが可能で、在庫情報の管理や製品情報の読み取りなどを簡素化できるメリットがあります。
近年のタイヤ市場では、タイヤの安全性の保証や製造時の物流効率化、タイヤのライフサイクル管理などが課題とされ、RFIDタグの導入検討が進められてきました。
独自でタイヤ内蔵型のRFIDタグを開発していたミシュランと、自動車市場における高周波技術や小型化技術などの知見を有する村田製作所が共同開発して、今回のRFIDモジュールが誕生しました。
タイヤ内蔵時でも安定した通信性能を発揮し、タイヤのライフサイクルに匹敵する耐久性を低コストで実現しました。
サイズも小型で、タイヤ内蔵時に省スペースで埋め込みができます。
タイヤメーカーの工場や倉庫内に加えて、物流・アフターマーケットでの製品メンテナンスや品質トレーサビリティでの活用が期待されています。
参考:DENSO WAVE「RFIDタグとは」
ゴム報知新聞
ゴム・タイヤ業界における主要企業の解説
株式会社ブリヂストン(2022年4月現在)
社名 |
(英語表記:Bridgestone Corporation) |
設立 |
1931年3月1日 |
本社所在地 |
〒104-8340 東京都中央区京橋3-1-1 |
資本金 |
1263億54百万円 |
従業員数 |
14,745人(2021年12月31日時点) |
平均年収 |
730万円(2022年4月現在) |
事業内容 |
1.タイヤの開発及び販売 2.化工品・運動用品の開発及び販売 |
ブリヂストンは石橋正二郎が創設した新興財閥であり、東京都中央区に本社を置くタイヤメーカー、およびブランドです。
世界トップクラスのタイヤ製造・ゴム加工会社の1つで、日本のタイヤ・ゴム業界を牽引する企業といえます。
1930年に日本足袋株式会社(現在のアサヒシューズ)のタイヤ部門として発足したのが会社の源流で、1931年に「ブリッヂストンタイヤ株式会社」として分社化、独立しました。
その後、1951年に「ブリヂストンタイヤ株式会社」へ、1984年に「株式会社ブリヂストン」に改名して現在に至ります。
2020年度の売上高は約2兆9,945億円です。
住友ゴム工業株式会社(2021年4月現在)
社名 |
(英語表記:Sumitomo Rubber Industries, Ltd.) |
設立 |
1917年3月6日 |
本社所在地 |
〒651-0072 神戸市中央区脇浜町3-6-9 |
資本金 |
426億5800万円 |
従業員数 |
7,573人(2021年末時点) |
平均年収 |
632万円(2022年4月現在) |
事業内容 |
1.タイヤ関連製品の製造及び販売 2.医療用精密ゴム部品の製造および販売 3.その他生活関連ゴム製品の製造及び販売 |
住友ゴムは、兵庫県神戸市中央区脇浜町に本社を置くメーカーで、タイヤ・スポーツ用品等を中心にゴム製品を展開する住友グループの企業です。
欧米において、1999年から2015年まで「グッドイヤー社」と合併事業を展開した実績もあります。
タイヤでは「ダンロップ」ブランドとして展開される商品が著名で、低燃費志向のタイヤや高性能・輸入車向けタイヤ、スポーツタイヤなど様々なタイヤを販売しています。
1909年にイギリスのタイヤメーカーである「ダンロップ」の日本工場として設立されたのが源流で、当時は自転車用タイヤなどの製造から事業をスタートしています。
売上高は2021年12月期時点で約9,300億円でした。
横浜ゴム株式会社(2022年4月現在)
社名 |
(英語表記:The Yokohama Rubber Co., Ltd.) |
設立 |
1917年10月13日 |
本社所在地 |
〒105-8685 東京都港区新橋5−36−11 |
資本金 |
389億900万円 |
従業員数 |
5,574人(2020年12月末) |
平均年収 |
631万円(2022年4月現在) |
事業内容 |
1.タイヤ製品の製造及び販売 2.工業用ゴム製品の製造及び販売 3.スポーツ用品の製造及び販売 |
横浜ゴム株式会社は、古河市兵衛が創設した古河グループに属するタイヤ・ゴムメーカーです。
日本国内でのタイヤのシェアは第3位で、ブリヂストンや住友ゴムに継ぐ日本のゴム産業を代表する企業の1つです。世界でも第8位の実績を誇ります。
「ヨコハマタイヤ」のブランド名で知られ、ドイツのコンチネンタルタイヤの販売元の1つでもあります。
1917年に横浜市に「橫濱護謨製造株式會社」として設立されたのが源流で、米国製の精錬機材やタイヤ製造設備を導入してベルトやタイヤ等の製造から事業をスタートしました。
2020年12月期の売上高は約5,706億円となっています。
ゴム・タイヤ業界における主要企業の採用動向
株式会社ブリヂストン
- 「品質」を追求し続けられる人
- 「自分で確かめる」ことを大切にできる人
- 他者の能力や価値観を尊重できる人
ブリヂストンが第一に社訓に掲げるのは、「最高の品質で社会に貢献」です。
よって、顧客にとって何が一番なのかを追求し、提供するために努力できる人材を求めています。
その上で重要としている心構えが、「誠実協調」と「現物現場」です。
この2つの理念では、異なる才能や価値観を持つ人を尊重し、協調し合うことでより良い結果を産み出すこと。
現場に足を運び、「真実」を自分の目で確かめることを重んじています。
よって、志望する際にアピールすべき点は次のようになります。
・常に最高品質を追求する「上昇志向」
・自分の価値観に囚われない協調性
・「確認」に対する価値観
過去の経験や実績から、「結果を追求して努力した話」や、「他者との関わりで学んだ価値観」、「物事を判断する際の確認の重要性」などを軸としてアピールできるといいでしょう。
住友ゴム工業株式会社
- こだわりを持って仕事ができる人
- 失敗を恐れず挑戦できる人
- 社会の変化に敏感になれる人
住友ゴムは、顧客の信頼に応え、「期待を超える価値の創造にこだわること」を理念に掲げています。
住友ゴムの企業理念体系からは、社会の変化を敏感に捉えて、その時々で必要とされる価値の創造に積極的にチャレンジできる人材を求めていることが読み取れます。
今後のタイヤ・ゴム業界では、海外におけるシェアの拡大がとても重要です。
そのためには、品質やサービスへのこだわりを持ち、失敗を恐れず挑戦する力は必要不可欠といえます。
以上を踏まえて、ESや面接では次のポイントを意識しましょう。
・新たな価値の創造に挑戦する力
・製品に必要な要素を社会のニーズから読み取る力
・こだわりを持って仕事に取り組む信念
これら3つの要素を併せ持つ人材であることをアピールできると、非常に魅力的です。
過去に「ゼロから何かを作った経験」や「仕事や物事に対する自分なりのこだわり」などがあれば、それらを軸に志望動機などを展開してみるといいでしょう。
横浜ゴム株式会社
- 広い視野を持てる人
- 信頼し合い、ぶつかり合える人
- 「自己ベスト」に挑戦できる人
横浜ゴムには3つの行動指針があり、「自らを鍛え、自己ベストに挑戦する」、「たがいに信頼し合い、ぶつかり合い、高め合う」、「外に向けて開かれた心を育てる」という理念を掲げています。
基本理念である「心と技術をこめたモノづくり」を実現するためには、仲間を信頼し、時にはぶつかり合いながらもベストを尽くす精神が重要です。
また、外に目を向けて広い視野を持つことで、ニーズを適切に把握でき、真に求められるモノづくりが実現できます。
これらを踏まえて、横浜ゴムの選考でアピールすべきポイントは次のようになります。
・周囲に目を向ける視野の広さ
・他者を信頼し、向き合える人柄
・常にベストを目指す胆力
特にアピールしたいのは、「視野の広さ」と「他者を信頼し、向き合える人柄」です。
仕事をする上で課題にぶつかった際、それを乗り越えて成果を出していくために必要なのは、落ち着いて周りを見ることと、仲間と協力することです。
仕事の中で視野広くチームワークを発揮できる人柄を意識するといいでしょう。
ゴム・タイヤ業界の採用スケジュール
株式会社ブリヂストンの採用フロー
- ES提出
- 適性検査
- 個人面接(複数回実施)
- 内々定
ブリヂストンの選考では、特別変わった試験項目は無いようです。
個人面接に関しては複数回の実施となっており、人により回数が変動すると考えていいでしょう。
面接対策では、志望動機やガクチカなどの一般的な質問に加えて、「やりたい仕事」や「将来のビジョン」についてできる限り具体的に自分の考えをまとめておくといいです。
2022年卒の募集内訳は、事務系15名・技術系40名となっています。なお、2021年卒採用の実績は、事務系19名・技術系50名です。
住友ゴム工業株式会社の採用フロー
- ES提出
- 適性検査
- 筆記試験
- 個別面接(複数回実施)
- 内々定
住友ゴム工業の選考フローは、一般的な適性検査・筆記試験と、面接での構成になります。
面接は個人面接で複数回実施、回数は人により異なります。基本的にWEB面接で回数を重ね、最終面接のみ神戸本社で行われるようです。
住友ゴムは海外のグッドイヤー社との合併事業なども行っており、グローバルに活躍する企業です。
リサーチの際は国内のみならず国外での事業実績も把握しておくといいでしょう。
横浜ゴム株式会社の採用フロー
- ES提出
- WEB説明会
- 適性検査
- 個別面接(複数回実施)
- 内々定
横浜ゴムの選考も基本的な項目は一般的なもので、複数回の個別面接を経て内定が決まります。
横浜ゴムの企業理念からは、「心」や「人柄」を重んじる企業であることが読み取れます。
採用試験では企業理念に沿った人柄や価値観をアピールできるといいでしょう。
横浜ゴムの実績や、注力している取り組みについて十分なリサーチをして、それらにマッチした自分のアピールポイントを見出せると理想的です。
ゴム・タイヤ業界のインターン情報
株式会社ブリヂストン
ブリヂストンのインターンには「Bridgestone オンラインセミナー」というコースがあります。
このコースは、簡単なワーク等を通じてブリヂストンについて学ぶ中で、受講者が自分の中で大切にしたい「軸」を発見できるような内容になっています。
※最新の情報についてはブリヂストンのホームページからご確認ください。
■「Bridgestone オンラインセミナー」
<インターン応募から参加までの流れ(2022年実施)>
1.開催日時:2022年1月26日(ワンデー仕事体験)
2.開催場所:WEB
3.応募期限:2022年1月17日
4.参加人数:50~60名程度
5.選考フロー:選考なし(抽選)
6.その他:報酬なし
<インターン内容>
1.業界やブリヂストンについてのご紹介
2.個人ワーク
3.若手人事担当への質問会(予定)
このコースでは、ブリヂストンの事務系社員が活躍する部署である(Sales&Marketing、財務)などでの顧客視点の販売・財務に関する課題解決を学べます。
ブリヂストンの企業としての価値観や考え方を理解することで、より深い企業研究に繋げることができるでしょう。
選考も無く気軽に参加できるインターンとなっているので、興味のある方は是非応募してみてください。
住友ゴム工業株式会社
住友ゴム工業のインターンには、「産業品事業部1day仕事理解ワーク」というコースがあります。
このコースは、住友ゴム工業の産業品事業部における技術系の仕事体験ワークになります。材料設計の体験ワーク等が中心のインターンです。
※最新の情報については住友ゴム工業のホームページからご確認ください。
■「産業品事業部1day仕事理解ワーク」
<インターン応募から参加までの流れ(2022年実施)>
1.開催日時:「2022年2月9日」
「2022年2月24日」(各回ともワンデー仕事体験)
2.開催場所:WEB
3.応募期限:2022年2月23日
4.参加人数:各回20名程度
5.選考フロー:マイナビよりエントリー→書類選考→参加決定
6.その他:報酬なし
<インターン内容>
1.住友ゴムの産業品事業について
2.材料設計ワーク体験
3.現役社員によるフィードバック
このコースは、住友ゴムの産業品事業における「技術系社員」の業務について学ぶコースです。
材料設計についてのワーク体験を中心に、産業品事業について理解を深めていきます。
ゴム産業での材料研究に興味のある方は受講してみるといいでしょう。応募に関しては書類選考があり、各回の参加定員もそれほど多くはありません。
志望理由や業界への興味をしっかり固めた上で応募するのが理想的です。
横浜ゴム株式会社
横浜ゴムのインターンは、「タイヤ設計体験コース(機械系)」というコースがあります。
このコースは、2~3日にわたりタイヤの特性や設計業務の流れについて学ぶコースです。
プログラムには、就業体験に加えてタイヤの生産技術に関する座学などもあります。
※他のコースや最新の情報については横浜ゴムのホームページからご確認ください。
■「タイヤ設計体験コース(機械系)」
<インターン応募から参加までの流れ(2022年実施)>
1.開催日時:2月17日~2月18日(2~3日開催)
2.開催場所:神奈川(変更の可能性あり)
3.応募期限:2021年12月3日
4.参加人数:8名程度
5.選考フロー:マイナビよりエントリー→書類選考→面接(WEB)→参加決定
6.その他:報酬なし、交通費の支給のみあり
<インターン内容>
1.タイヤの特性・設計業務・生産技術に関する座学
2.エクセルを用いたシミュレーションワーク
3.先輩社員との座談会
このコースは、横浜ゴムの「タイヤ設計」について総合的に学べるインターンです。
タイヤの基本的な特性理解をはじめとし、設計業務の流れや生産技術開発についても理解を深められる内容となっています。
実務体験ではエクセルを用いて、タイヤの目標性能を算出するシミュレーションワークなどを行います。
タイヤメーカー、ゴムメーカーでの機械系業務に興味のある方におすすめのコースです。
業界研究のやり方
業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解を深めることができます。
(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。
代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。
(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。
業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。
(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。
ゴム・タイヤ業界の業界研究
(1)業界全体を知る
ゴム・タイヤ業界の業界研究においてはタイヤメーカー系の企業とゴムメーカー系の企業について大まかに理解しておきましょう。
タイヤメーカー系 |
「ブリヂストン」、「住友ゴム工業(ダンロップ)」、「横浜ゴム(ヨコハマタイヤ)」、「TOYO TIRE」 |
ゴムメーカー系 |
「オカモト」、「西川ゴム工業」、「バンドー化学」「鬼怒川ゴム工業」 |
ゴム・タイヤ業界には様々な企業が属していますが、それぞれ得意とする分野は異なります。
市場が大きいタイヤメーカーに注目が集まりやすいですが、その他の生活用品や工業部品を生産するゴムメーカーも日本の産業に欠かせない存在です。
「ゴム・タイヤ業界」を志望する際は広い視野を持ち、どんな分野・市場でポジションを持つ企業なのか注目して業界研究をしてみるといいでしょう。
(2)業界の深掘り
ゴム・タイヤ業界は、「ゴム製品の研究・開発」を主要業務とする業界です。
基本的なビジネスモデルとして、生産したゴム製品を小売り企業に卸売りすることで利益を得ます。
ゴム製品にも種類があり、各企業で得意とする分野は異なりますが、何か1つの分野に絞って生産しているメーカーは少ないです。
例えば、タイヤを主軸としている「ブリヂストン」なども副事業としてベルトコンベアやホースの生産を行っています。
このように、複数のゴム製品を手掛けるメーカーが一般的です。
ゴム製品は様々なシーンで活用されています。イメージしやすい自動車においても、タイヤの他にエンジン回りや足回りのパーツとしても利用されます。
この他にも住宅用の免震ゴムやスマホケースなど用途は様々です。
(3)業界の動向把握
現在のゴム・タイヤ業界は市場規模が減少傾向にあり、新しい打ち手が模索されている状態です。
特に自動車用タイヤの売上が市況を大きく左右するので、若者の車離れや少子高齢化により自動車そのもの需要が落ち込んだ際にその影響を受けるのは容易に想像できます。
国内の需要そのものが低下する以上、国外への進出が必要になりますが、近年の中国メーカーや韓国メーカーの成長は著しく、市場のシェアを奪われつつあります。
今後のゴム・タイヤ業界ではいかにして海外市場を開拓していくかが重要となりそうです。
就職を検討している人は、国内のトレンドに加えて海外事業の動向もチェックしておくといいでしょう。
ESのまとめ方
エントリーシートを書く際は、「自分が伝えたいポイントをしっかり絞る」ことが大切です。
よく見られる傾向として、「アピールしたいポイントが多いために、内容を詰め込みすぎている」というものがあります。
幅広く書くために1つ1つの内容が浅くなってしまっては、あなたの良さは伝わりません。
学生時代に様々な経験をしていて伝えたいことが複数ある場合でも、アピールポイントはしっかりと絞りましょう。
ポイントを絞る際のコツは、そのアピールポイントが「業務にどのように役立つのか」を考えることです。
業界研究を深く進めていくと、各業務に求められる人柄や能力が見えてくるはずです。そこに自分の得意なことや過去の経験・実績などを結び付けて伝えるように意識してみてください。
ゴム・タイヤ業界のES対策・攻略法
ゴム・タイヤ業界のエントリーシート(ES)を書く際のポイントとして、「ゴム・タイヤ業界で何がしたいか」、「ゴム・タイヤ業界への自分の適性」を強調して伝えるように意識するといいでしょう。
この他にも「誠実さ」や「コミュニケーション能力」なども共通して重要視されているので一緒にアピールできるとなおよいです。
「ゴム・タイヤ業界で何がしたいか」について
ESを記入する際は、「志望度の高さ」をアピールすることがとても重要です。
ゴム・タイヤ業界の志望理由を伝える上で、「どうしてもこの分野のゴム製品に携わりたい」というような強い志望動機をアピールできれば、業界に対するやる気や熱意がより強く伝わります。
実際に記入する際は次のポイントを意識しましょう。
・実際に入社したら「どんな仕事がしたいか」
・なぜその仕事がしたいのか、他のゴム・タイヤメーカーでは叶わない理由について
ポイントは、入社後にやりたいことをより詳細に伝えることです。
数あるゴム・タイヤメーカーの中で「どうしてもこのゴム製品の生産・研究に携わりたい」という熱意を伝えるといいでしょう。
そして、なぜその仕事を望むのかしっかりとアピールすることも大切です。
「ゴム・タイヤメーカーは他にもあるのでは?」と切り返されないように、よく考えて志望理由を記入しましょう。
タイヤメーカーであれば、スタッドレスやオフロード仕様、輸入者向けなど様々な種類のタイヤが存在します。
「特定のタイヤ」に関する具体的な熱意などがあればそのメーカーを志望する十分な理由になるので、志望理由を組み立てやすいでしょう。
「ゴム・タイヤ業界への自分の適性」
ゴム・タイヤ業界への熱意をしっかり伝えることができたら、次は「自分の適性」をアピールしましょう。
どんなに気持ち・熱意がある人材でも、「将来性」を感じてもらえなければ採用は難しいでしょう。
自分の長所や特技などがどのように業務に活かせるか、詳しくイメージしてもらえるように自己PRを考えてみてください。
ポイントは以下の2点です。
・まずは自分の特技や長所を具体的に伝える
・それらがどのように業務に活かせるか、「実際の業務」を例にアピールする
重要なのは、特技や長所の表現が抽象的にならないようにすることです。
より具体的に過去の実績や成果を交えてアピールするようにしましょう。
ゴム・タイヤ業界であれば、ゴム製品に対する知識や興味、自分なりに思う問題点や改善すべき点などを軸に話をすると将来性を感じてもらいやすいでしょう。
特にタイヤメーカー志望の場合は「ブランドタイヤについてのアイデア」や、「他社のタイヤと比較して優れていると感じる点」、「海外タイヤとの差別化につながるポイント・強み」などを軸に話ができると、知識や理解度の深さをアピールできるでしょう。
ゴム・タイヤ業界の筆記試験対策・攻略法
ゴム・タイヤ業界の筆記試験の特徴として、「SPI」、「玉手箱」、「一般常識」が採用されることが多い傾向が見て取れます。
対策としては、市販の参考書や問題集で十分な場合が多いようです。
タイヤメーカーの主要企業である「ブリヂストン」、「住友ゴム工業」、「横浜ゴム」3社の過去の受験者口コミでは、特別な筆記試験を受けたという人はあまりいないようです。
適性検査などで独自の質問項目が存在する可能性はありますが、各企業が理想とする人物像をしっかりとイメージしておけば、適切な回答ができるでしょう。
業界の面接対策・攻略法
面接の回答では「質問の意図を理解した上で答えること」が重要です。
面接官の質問には必ず「意図」があります。
十分にリサーチをして「回答の準備」をしておき、面接官が「その質問から何を読み取ろうとしているのか」、「重視しているポイント・知りたがっていることは何か」を理解して返答することを心がけましょう。
ゴム・タイヤ業界でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。
- 「ゴム・タイヤ業界へどんなイメージをもっているか」
- 「ゴム・タイヤ業界で造ってみたい製品は何か」
- 「海外勤務についてどう思うか」
- 「完成車メーカーではなく部品メーカーを希望する理由について」
- 「ゴム製品に自分の研究を活かすとしたら」
上記は業界を志望する際は優先的に対策しておきたい質問になります。
どの企業の面接においても質問される可能性が高い項目になるので、それぞれ詳細に答えられるように準備しておきましょう。
この他にも、「学生時代に頑張ったこと」や「自己PR」など一般的な質問についても対策しておきましょう。
本記事では「ゴム・タイヤ業界へどんなイメージをもっているか」、「ゴム・タイヤ業界で造ってみたい製品は何か」、「海外勤務についてどう思うか」について回答のポイントを詳しく解説します。
「ゴム・タイヤ業界へどんなイメージをもっているか」
この質問では、「論理的根拠」を具体的に示して回答することで、試験官にいい印象を与えられるでしょう。
ゴム・タイヤ業界を志望している時点で何かしらプラスのイメージを持っているとして、重要なのはそう感じる「根拠」です。
具体的には、「将来性」や「消費者ニーズ」などを起点にイメージを伝えるのが理想的です。
回答の際は以下の点を意識してみてください。
・ゴム・タイヤ業界の将来性について
・顕在ニーズ・潜在ニーズについて
・業界を取り巻く周りの環境について
これらのポイントを根拠に、自分がどのようなイメージを持っているか伝えるようにしましょう。
例えば、「海外市場でシェアを獲得できれば、まだまだ大幅な市況拡大が見込めるため、業績面でポジティブなイメージをもっています。」といったように、各ポイントと自分の考えを結びつけて答えられるといいです。
「ゴム・タイヤ業界で造ってみたい製品は何か」
この質問で面接官が知りたいのは「目標があるか」、「入社後のビジョンはあるか」だと考えられます。
仕事を覚える・身に着けていく上で、目標のある人とない人では成長の速度に大きな差が生まれます。
入社前の試験時点ですでに明確な目標を持っている人材は、試験管の目にも有望に映るはずです。
これを踏まえた回答のポイントは次の通りです。
・目標の製品を作るために、「学びたいこと」について
・その製品を作って「どうしたいか」について
重要なのは、「製品を作るために何をするか」、「目標の製品作ったその先」について伝えることです。
モノづくりは、製作することにどんな意味があるかがとても大切です。
その製品で「どんなニーズに応えたいのか」、「誰のために作るのか」、「そのために何を学ぶ必要があるか」作りたい製品と、それに付随する具体的な理由・思いを一緒に伝えましょう。
「海外勤務についてどう思うか」
この質問で面接官が知りたいのは「チャレンジ精神」や「グローバル思考」についてだと考えられます。
この質問では、出来る限り肯定的な意見を述べるようにしましょう。
現在のゴム・タイヤ業界は海外進出が課題の1つで、今後いかにして市場シェアを獲得するかが重要です。
有能な人材が海外で活躍することに肯定的であれば、企業としての戦略の幅が広がるはずです。
これを踏まえて、回答の際は以下のポイントを意識しましょう。
・できる限り肯定的な意見を述べる
・海外勤務によって生まれる利益、戦略などについて
・自分が海外勤務で活かせる長所
ここでは、海外勤務により得られる利益や戦略について、論理的かつ具体的な意見を自分の言葉で話せるといいでしょう。
また、自分が海外勤務で活かせそうな特技や長所がある場合は、それも交えて回答すると効果的なアピールになりそうです。
以上、各質問の回答ポイントと対策について解説しました。
面接対策をする際は「自分が面接官だったら」という視点を持って考えてみると、必要な対策が見えてきます。
リサーチで得た情報をもとに、想像力を働かせながら業界研究を進めてみましょう。
ゴム・タイヤ業界は、今後の海外進出の動向が市況を大きく左右する可能性があります。
情報を集める際は「グローバルな視点」からのリサーチも心がけてみてください。