【旅行業界ES書き方ガイド】読まれるESのポイントを徹底解説!
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「旅行」というジャンルは大学生にとっても親しみやすい領域であるため、旅行業界は就活生にとても人気の高い業界となっています。
旅行業界は就活市場でも華があり人気の業界ですが、世界情勢の影響も受けやすい側面を持っています。
昨今では、新型コロナウイルスの影響で最も大きな打撃を受けた業界の一つが旅行業界です。
2023年卒以降も厳しい状況が続くものと予想されていますが、厳しい状況だからこそESの質を上げることが内定を勝ち取るための第一歩となります。
旅行業界の業界研究をしっかり行い、特徴をいま一度正確に把握し、基本的な知識を軸にESの作成に役立てていきましょう。
ぜひ、ご自身のES対策の参考にしてみてください。
また、旅行業界の採用動向や面接対策などについて、詳しく知りたい方は「旅行業界研究」の記事をチェックしてみてください。
目次
旅行業界の概要
旅行業界とは
旅行会社は旅行者のために宿泊施設や交通機関の手配を行ったり、ツアーとしてパッケージ旅行プランの作成や販売などといった業務を行います。
旅行業は「旅行業」と「旅行業者代理業」の2つに分類されます。
さらに「旅行業」は「第1種」「第2種」「第3種」の3種類に区分されています。
第1種 |
海外・国内の募集型企画旅行、手配旅行、旅行相談 |
第2種 |
国内の募集型企画旅行、海外・国内の受注型企画旅行、手配旅行、旅行相談 |
第3種 |
海外・国内の受注型企画旅行、手配旅行、旅行相談 |
「旅行業者代理業」は旅行業者と代理契約を結び、ツアーなどの旅行商品を代理販売するBtoBの企業となります。
旅行業界の職種
旅行業界の職種は「開発・企画」「法人営業」「カウンター営業」「添乗員」の4つに大きく分けることができます。
■開発・企画
商品企画の業務はツアープランニングと呼ばれます。
旅行商品の開発や企画をする仕事で、マーケティングやアンケート調査をもとに旅行者にとって魅力的な商品開発を行います。
■法人営業
企業や官公庁、学校法人などに営業を行いアウトセールスと呼ばれます。
法人の旅行予定をヒアリングし、修学旅行や社員旅行といった団体旅行のプランを提案する仕事です。
団体旅行の見積やプレゼン資料の作成、ツアー工程表の作成、ホテルやレストランの情報収集など、営業以外にも細かな準備の業務が多いことも特徴のひとつとなります。
■カウンター営業
顧客希望の予算や行先、日程や人数、要望などを聞き、ニーズにあった旅行をプランニングします。
ヒアリングした顧客の要望に沿った企画旅行の販売や航空券やホテル等の手配まで行います。
主に店舗で行われるため、顧客に一番近いところで仕事ができるのが特徴です。
■添乗員
添乗員の業務は顧客とともに旅行をめぐり、観光地の案内やスケジュールの管理を行います。
ツアー参加者の人数確認や空港での出入国手続き、ホテルのチェックインとチェックアウト、レストランや観光地の予約や案内などが主な業務内容となります。
また、ツアーコンダクターの業務は「旅程管理主任者」という資格が必要となります。
旅行業界のES設問例
1学生時代に頑張ったこと(共通)
2志望理由(共通)
3あなたのキャッチフレーズを記入して下さい。(30文字以下)
上記のキャッチフレーズの理由についてお答え下さい。(200文字以下)(2021年 日本旅行)
4忘れられない旅のエピソードを聞かせてください。(150字以内)(2020年 HIS)
5JTBグループで挑戦したいことについて記入をしてください。(全角400文字以内)(2019年 JTB)
設問例1:学生時代に頑張ったこと
学生時代に参加した、ゼミ、部活動、ボランティア活動、課外活動等で、一番力を注いだことと成果。(その時の役割、具体的な行動を含めて記載してください。)(250文字以内)
この質問は就活で必ず聞かれる定番の質問で「ガクチカ」とも呼ばれています。
企業が質問する意図としては、応募者が何をどう頑張ったのかを知ることで人間性を知ろうとすることが大きな目的です。
ガクチカの内容がしっかり書かれているということは、企業で働きたいという意欲があると評価されます。
この質問では下記がみられています。
■伝える能力を知る
自身の経験をどれだけ分かりやすく魅力的に話ができるかが見られています。
話す力、伝える力は仕事をするうえで重要なスキルとなります。
営業職やサービス業など対人関係の多い旅行業界ではなおさら必要ですし、それ以外の職種でもコミュニケーションをとって仕事を進めるためには、それらの能力が重要視されています。
■入社後のイメージと結びつけて人柄を把握する
どのようなことを頑張ったのか、そこから何を得て、どのように考えて行動したのかを聞くことによって人柄を把握しています。
よって、自分の人柄が伝わるようなエピソードを紹介することが大切です。
企業は学生時代頑張ったことを通して、その人がどのように頑張る人なのか、その頑張り方や人柄を知り、企業で活躍できる人材かどうかの判断材料にしています。
回答例1
塾講師のアルバイトに力を注ぎました。「担当生徒の成績は必ず上げること」を目標とし生徒一人一人に向き合いました。目標達成のために生徒それぞれの苦手分野を把握し、質問にすぐ対応できるよう準備をしました。また、生徒に寄り添い、ささいな話でも聞いてあげることを徹底し、質問しやすい環境作りをしました。結果、担当生徒達の成績を上げることができ、志望校にも合格する子もいました。このことから、何事にも目標を設定し、寄り添いながらコミュニケーションをとることの大切さを実感しました。
回答例2
飲食店のアルバイトリーダーとして店舗改革に力を注いだ。店舗の回転率を関東で1位にするために、発注漏れや在庫切れをなくすための伝達制度を積極的に提案した。また、接客の質を向上させるためにスタッフへマニュアルを配布し、シミュレーションを繰り返し行った。結果、店舗は関東1位にはなれなかったが、以前よりも回転率を3倍増やすことができた。この経験から私は、自身の役割を把握し積極的に行動することで周りをも巻き込むことができること、周りの意見を聞き入れながら提案することの大切さを学んだ。
企業側は人柄を知るうえで、自社とマッチする人材かどうか判断しています。
旅行業界に求められるコミュニケーション能力や行動力が長けていることは大きな強みになります。
企業の求める人物像を把握し、それに沿った内容を伝えられると好印象を与えられるでしょう。
設問例2:志望理由
志望動機には、応募者の考え方や価値観など、さまざまな情報が入っていますので、どの企業においても重要視しているポイントになります。
この質問では下記がみられています。
■企業のニーズとマッチした人材か判断する
求める人物像にそぐわない場合、企業研究を怠っていると判断されてしまう場合もあります。
たとえ優秀な応募者だとしても、企業のニーズにマッチしていなければ「ほしい人材」だと思ってもらえないでしょう。
■企業を選んだ理由を知る
その企業でなくてはならない理由は、特に重視される傾向にあります。
企業の特徴や強みを把握し、他企業との差別化が重要になります。
■志望度を確認するため
企業は応募者の志望度を重要視します。内定を出した際に応募者が承諾してくれる確率を高めるため、非常に大切な部分になります。
志望度の高い応募者は、入社したら企業に貢献してくれる可能性が高い傾向にあります。
このように、応募者の志望度を知ることは、企業にとって重要な意味を持ちます。
回答例1
大学生の頃、韓国旅行へ行く際に貴社のカウンターでツアーを申し込みました。そのときに担当してくれたカウンターセールスの方がとても親身に旅程を考えてくださり、旅行までに準備するものなど何から何まで教えてくださり大変お世話になりました。お陰様で旅行は大変楽しいものとなり忘れられない思い出となりました。この経験から私も誰かの為に親身になって素敵な旅行を提案できる人間になりたいと思い旅行業界を目指しました。私はアパレルのアルバイトにてコミュニケーション能力や一人一人に寄り添った接客を身に付けてきました。カウンター営業に力を入れている貴社だからこそ私のコミュニケーション力を活かし親身に対応して希望を聞き出し、一人一人に合った旅行プランを提案していきたいです。
回答例2
私は「日本人に日本の良さを多くの人に伝えたい」と思い旅行業界を志望します。これまで20回以上の国内旅行を経験し、その中で感じたことは地方にはまだあまり知られていない魅力がたくさんあることです。人気観光地だけでなく地方に訪れてもらい魅力や地方ならではの感動、文化を体感してもらいたいと考えたからです。私は大学で所属していた野外活動サークルで様々な人とコミュニケーションをとり、いろんな場所へ訪問し積極的に地方について調べることに尽力してきました。貴社でも積極性を大切に他では体験出来ない旅行プランを提案していきたいと思います。貴社は、一般的なツアーはもちろんのことまだ観光名所として知られていない地域を見つけ旅行者に提案するという事を特徴としており、私の実現したい夢と合致したため志望しました。
応募企業のみに当てはまる理由を書くことが大切になります!
企業研究を徹底して志望企業ならではの業務内容や魅力をピックアップし、志望理由へ繋げられるようにしましょう。
設問例3:キャッチフレーズを記入して下さい。
あなたのキャッチフレーズを記入して下さい。(30文字以下)
上記のキャッチフレーズの理由についてお答え下さい。(200文字以下)(2021年 日本旅行)
キャッチフレーズとは、読み手や聞き手の注意をひくためのものです。就活では「自分」という商品を企業に売り込む必要があります。
そのため、本来は「モノ」を売るためのキャッチフレーズが就活で使われているのも、同じく「売り込む」目的として就活で使われます。
インパクトのある言葉で自分を表現できれば採用担当者の印象に残り、選考を有利に進められるでしょう。
この質問では下記がみられています。
■自己分析ができているかを判断する
自己分析は自分を客観的に見る能力が必要で、仕事を遂行する上でも必要になります。
自分を客観的に分析して強みを把握しているか知ろうとしています。
■伝える力があるかを知る
自分の強みをわかりやすく伝える力があるかを確かめる意図があります。
簡潔にまとめたキャッチフレーズであれば個性が伝わります。
回答例1
(1)あなたのキャッチフレーズを記入して下さい。(30文字以下)
私は「Mr.ポジティブ」です。
(2)上記のキャッチフレーズの理由についてお答え下さい。(200文字以下)
私は常に「明るく・元気に・前向きに」を心がけています。これは高校時代の部活動にてレギュラー争いが激しく何度もくじけそうになった際に自分に言い聞かせていた言葉です。苦しいときこそマイナスに考えることがないように、すべてポジティブにとらえるようにしていました。その癖が身について、課題にぶつかってもこの課題を解決するために考えることが楽しく感じ、今では何事もポジティブに考えられるようになりました。
回答例2
(1)あなたのキャッチフレーズを記入して下さい。(30文字以下)
私は「みんなを導く灯台」です。
(2)上記のキャッチフレーズの理由についてお答え下さい。(200文字以下)
所属していた野球部にて主将を務め、全国大会で3勝するという目標に向かってチームを引っ張った経験があるからです。目標実現に向けてチーム改革しました。練習メニューをいちから考え直し、勝つための練習方法を試行錯誤しました。話し合いの場で全員の意見を聞き入れながら同じ目標に向かうようにまとめあげました。その結果、全国大会では目標の3勝を達成することができました。
キャッチフレーズは自分がどういう人間なのか極端に表現できる場となります。
自身の強みや長所を客観的に理解しておくことが大切となります。
また、短いフレーズでありながら強烈なインパクトを与えられると覚えてもらいやすいでしょう。
設問例4:忘れられない旅のエピソード
この質問は「旅行」を通してあなたの価値観や人柄をみています。
忘れられないエピソードの中でどんな考えやどんな経験をしたのか具体的に伝えることであなた自身を知ってもらい好印象を与えられるようにアピールしましょう。
また、HISは旅が好きな人と一緒に仕事がしたいと謳っています。
旅行の思い出内容は明るく前向きなものが必須となります。
この質問では下記がみられています。
■人柄を知る
どのような経験からどのような考えを持ったかを知ることで応募者の人柄を知ろうとしています。
■企業への適性を知るため
HISでは旅行が好きな人材や努力経験がある人材は重宝されているようです。
エピソード内容から企業とマッチしているか判断しています。
回答例1
高校生の時に行った韓国への修学旅行です。明洞での自由行動は班で過ごすため、それぞれが行きたいところをピックアップして行程を組みました。当日は現地の人に助けてもらいながら行きたかった場所へすべて行くことができ大変満足した自由時間になりました。自分たちでプランする楽しみと達成感を感じることができました。
回答例2
グランドキャニオンへ行き、日本では感じられない壮大な自然を五感で楽しむことができたことです。初めての外国だったので今まで見たことのない景色に感動が止まりませんでした。グランドキャニオンへ向かう道中もアメリカならではの大きく広い道路を車で通り何もかもワクワクしてどんな瞬間も幸せに感じました。
前述しましたがHISは旅行が好きな人を歓迎していますので、エピソード内容は旅行においてよかった思い出を述べることが必然となります。
企業の求める人物像に沿いながら内容を書いてみましょう!
設問例5:JTBグループで挑戦したいこと
この質問はその企業を選んだ理由、つまり志望動機とも関係してきます。
挑戦したいことを伝える際にすぐ実現するような挑戦ではなく、壮大な挑戦を企業の業務内容や経営理念に沿って回答でできると良いでしょう。
この質問では下記がみられています。
■仕事に対する意欲や向上心を知る
応募者の回答から仕事に向き合う姿勢や価値観もあらわれます。
採用担当者は応募者の意欲などを確認し人柄や入社後の配属先を見極めるための要素としてみています。
■企業について正確に理解しているか知る
しっかり企業研究をしていて業務の内容を理解している応募者なら、明確な目標をもって企業の業務に沿った内容が書けます。
企業を理解しているかどうか知ることで応募者の志望度を把握しようともしています。
■企業の社風とのマッチ度を知る
入社後にやりたいことが明確な応募者は長期的に働いてくれると採用担当者は考えます。
採用活動は膨大な時間と人員をかけて行われるため、採用した人材があっという間に辞めてしまうと、企業側は大きな痛手となります。
そのようなことが起きないためにも、ミスマッチがないか事前に確認する目的があります。
回答例1
私は自身の出身地でもある地方の活性化に挑戦したいです。地方に観光客が溢れる状況をつくり地域に貢献するのが私の夢だからです。近年では、観光客は有名観光地に集中的に訪問しており地方への観光客が減っている現状があります。この状況を脱するために、まずは地方の魅力を国内に発信して足を運んでもらう必要があります。日本旅行業界でトップの貴社だからこそ発信する影響力は強いと考えます。そこで地方へ来てもらえるような企画を一から考え、地方ならではの新しい感動や体験をお客様にお届けしたいです。実際に現地に足を運び、多くの方とお話をして現地の方と共に活性化へ努めていきたいと考えます。私は接客のアルバイトにて「人に寄り添い、一人一人に合わせたコミュニケーション」を心がけてきました。この意識を大切にして様々な意見を聞き入れて行動していきたいと思います。(367文字)
回答例2
挑戦したいことが2点あります。1点目は教育旅行の仕事です。修学旅行の旅程を自ら企画して、学生に修学旅行を通じて将来の職業選択や人生の岐路で活かしてもらえるきっかけづくりをしたいと考えています。このような考えに至ったのは私が高校生の頃に修学旅行で感じた気持ちが基となっています。「冒険に行く前の高まる気持ち」や「普段とは違う街並みや景色」、「地方ならではの歴史や文化」これらすべてが私にとって新鮮で感動的な気持ちにさせてくれました。これから修学旅行を控えている学生にもこのような感動を与えたいと考えています。2点目は、地方の魅力を提案するローカル企画です。地方の過疎化が進んでいる現代ですが、その土地にしかない文化や歴史は決して忘れられてはいけないと考えます。日本という広い視野で向き合い、地方が活性化するようなアイデアを生んでいき社会課題解決へ取り組んでいきたいです。(384文字)
希望企業の事業内容やビジョンに沿うように回答内容を書いていきましょう。
結論を先に答えてから具体的内容を記載するのがコツとなります。
最後に自分がどのように貢献できるか明確に伝えることで企業に「必要な人材」と印象付けることができるはずです!
自己PRの書き方
自己PRとは「自分を売り込む」ことです。自身の強みや人柄を企業にアピールすることで、採用担当者は企業で活躍できるか見極めています。
企業目線になって企業が求める人物像や能力に沿って、仕事で活かせる強みやアピールを意識して書いていきましょう。
自己PRの本質
好印象を得る自己PRを書くには、まず「自己PRを聞く意図」を把握する必要があります。
1企業に合った人材かどうか知る
企業は優秀な人材だけでなく、企業の社風にマッチした人材を採用したいと考えています。
企業とのマッチ度が低ければ早期退職の可能性があるため、採用を躊躇します。
逆に能力がそれほど高くなくても、企業とのマッチ度が高ければ内定承諾してもらえる可能性が高いので積極的に採用を考える企業が多いです。
2自己分析が正確にできているか知る
自己PRは自分を売り込むので、まずは自分自身について正確に理解していなければなりません。
企業から自分自身を理解できているかがみられています。
自己分析は就活の基本となるので最も重視してやらなければならないものであり、しっかりできていなければ真剣度が低いと判断され、企業への志望度も低いものだと思われてしまいます。
また、自己分析は自分目線ではなく、第三者目線で自分自身をしっかり理解することが重要となります。
自己PRを書くためのポイント
求める人材に即した「強み」を決定する
企業へ自身の強みを伝える場合、企業のビジネスモデルを理解した上でどのような強みを求めているかを考え、自分の経験などに結び付けて伝えるようにします。
自己PRは大きく分けて3つに分類することができます。
- 個人として努力し、成果を上げることができる
- 関係者と信頼関係を構築し、課題やニーズを引き出し、解決のための提案から実行までを行うことができる
- 今までにない仕組みや企画を提案し、周囲と協力しながら実現できる
アピールしたい「強み」を論理的に述べる
上記でまとめた自身の強みをより企業に対してわかりやすく伝えるために、下記の流れにまとめるとスムーズです。
(1)強み:あなたの強みは?
↓
(2)強みの原点:強みが形成されたきっかけは?
↓
(3)強みを表す具体的エピソードは?
↓
(4)強みの方法論:強みを発揮するために意識していることは?
↓
(5)強みの活かし方:その強みを入社後にどう活かすか?
引用:unistyle
※自己PRを書く際のポイント
・注意点 ・アピールする強みに再現性を持たせること
・学生時代に頑張ったことと混同しないこと
・書き出しと締めの部分を意識すること
旅行業界はどんな人材を求めているのか
就活では業界で求められる人物像を把握していくことが重要となります。
また、職種によって仕事内容が違ってくるため当然求められる人物像も異なります。
まずは業界・職種によってどんな人材が有利なのか知ることが大切です。
求められる人物像を把握することで企業とのミスマッチも防ぐことができ、自己PRや志望動機にも役立てることができます。
旅行業界全般的には求める人材の特徴として下記が挙げられます。
- コミュニケーション能力が長けている人物
- 主体的に行動できる人材
- おもてなし精神がある人材
- 企画力のある人材
コミュニケーション能力が長けている人物
職種にもよりますが、旅行業界はほとんどがお客様と関わる仕事です。
相手の意見を聞き、相手の要望に沿うような提案、意見を伝えられるコミュニケーション能力は必須になります。
主体的に行動できる人材
お客様の希望に沿った旅程を提案することが多いため、自ら考えて行動できる人材が求められます。
お客様の希望だけを聞き入れるだけではなく、より良い旅行にしてもらう提案をして顧客獲得へ繋げることが大事です。
おもてなし精神がある人材
お客様のニーズを把握したうえで、満足頂く旅行プランを提案しなければなりません。
自分の売りたい商品を売るのではなく、お客様の希望を最大限に取り入れることで納得のいく提案ができるので、第一にお客様視点に立ち、相手のことを気遣って旅行プランを考えられる気持ちが大切になります。
企画力のある人材
お客様のニーズを把握しお客様に合った旅行プランを提案したり、プランに関わる企業との関係が良い方向に進むよう企画を立てたりと旅行業界では様々な場面で企画力が必要とされます。
また、先述したように旅行業界は影響を受けやすい業界ですので課題解決策への企画力も求められます
その時代によって課題や求められることが変わってくるので変化に応じた対応ができる人材が活躍できます。
上記でご紹介した求められる人材は、あくまでも業界全体での話となります。ご紹介した内容にすべて当てはまる必要はありません。
企業や職種によってはそれぞれ求めている人物像には違いがあるでしょう。
どのような人材が欲しいのか、企業研究をして分析する必要があります。
大切なことは他のどの企業でもなく、その企業だからこそ志望する理由、他の企業ではダメな理由を加えて採用担当者へアピールできるとより高評価を得られるでしょう。