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【ブライダル業界|2023年最新版】ESの書き方から面接対策まで徹底解説!

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ブライダル業界研究


人生の大きなイベントのひとつである「結婚」に携わるブライダル業界

結婚式のイメージから、「華やかな業界」という印象を持っている人も多いのではないでしょうか。お客様の喜ぶ姿を直近で見られることがやりがいにつながりやすく、人気の理由となっています。

また、トレンドの移り変わりが激しいため、柔軟性も求められる業界です。

この記事では「ブライダル業界」に焦点をあてて、具体的な職種や採用動向に加えて、ES・面接対策など就職に必要な情報を詳しく説明していきます。


ブライダル業界の業務内容や特徴をしっかりと理解し、自分には何が向いているか、どのように働きたいかをイメージして悔いのない選択につなげていきましょう。

ブライダル業界とは

ブライダル業界とは


ブライダル業界は「結婚式場の運営企業」が結婚式を挙げたい新郎新婦に対して、結婚式のプランニングや結婚式当日までのサービスを提供することで成り立っています。


結婚式場を探すために「ゼクシィ」などの媒体を利用する新郎新婦が多く、実際に式場の見学を行ってから決定するという流れが主流となっています。

また希望の結婚式に合わせて、式場や衣装の選択をサポートする「ウエディングプロデュースサービス」を行っている企業もあります。


式場となる会場は大きく4つのスタイルに分けられるので、まずは各スタイルについて解説していきます。

ホテル

ホテルの魅力は「知名度と格式の高さ」、「宿泊施設とアクセスの利便性」、「質の高いサービス」などが挙げられます。


費用によって30人前後の小規模なものから100人以上の大規模なものに変わり、新郎新婦の希望に沿った結婚式会場を作り上げます。

宿泊・宴会・レストランなどの複合施設があるホテルは、新郎新婦はもちろんのことゲストへの配慮もできます。


しかし、一般顧客の利用や1日の婚礼組数が多く、時間制限などでスケジュールが忙しくなってしまう場合も多々あります。


ホテルウエディングを提供している企業には「ツカダ・グローバル」
「テイクアンドギヴ・ニーズ」などがあります。

自身が興味のある企業がどんな式場をメインにしているか見てみましょう。

専門式場・神社

専門式場・神社の魅力は「本物のチャペルや神殿での挙式」、「着付けや美容などのゲスト向けの設備の充実度」、「高級感」などが挙げられます。


専門式場は披露宴や挙式会場を施設内に複数持っており、神社は伝統的な神前式を行い、挙式や各家同士が結びつくことを重んじるカップルに人気です。

施設設備、知名度、扱っている商品の多さなど、どこを見ても過不足なく平均点が高いことも魅力でしょう。


しかし、休日における一日あたりの挙式組数が多く、ロビーなどの共有スペースには常に列席者や見学者など大勢の人がいる場合があります。


専門式場・神社を提供している企業は「ワタベウエディング」
「エスクリ」などです。

ゲストハウス

ゲストハウスは「貸し切り」、「自由度の高い演出」、「非日常感」といった魅力が挙げられます。


結婚式を専門として建てられた会場なのでチャペルなどの設備が充実しています。

また、一軒の邸宅を貸し切って挙式を行うため、レストランとは一味違ったアットホームな結婚式を挙げたいカップルに人気です。


ただし、新郎新婦の希望に寄り添った非日常感溢れる式にできる反面、天候に左右されやすい特徴がり、非日常感を出すために駅から遠い場所での挙式となる場合もあります。


ゲストハウスを提供している企業は「ツカダ・グローバルHD」
「アイ・ケイ・ケイ」などが挙げられます。

企業によって異なる世界観があるので、見比べてみるのがおすすめです。

レストラン

レストランは、「料理がおいしい」、「自由度が高くアットホームな式」、「内装のテイストや雰囲気が選べる」といった点が魅力です。


通常はレストラン営業をしている店を貸し切るため、新郎新婦とゲストの距離・ゲスト同士の距離が近く、アットホームな雰囲気を重視するカップルに人気です。

披露宴仕様の専用プランを用意していないレストランの場合は密な連携が必要ですが、最近では挙式を前提とした店舗も増えてきています。


しかし、レストランの大きさによっては、招きたいゲスト数に対して「狭かった」といった声もあるので、事前に確認しておく必要があります。

レストランウエディングを提供している企業は「愛野グループ」「テイクアンドギヴ・ニーズ」などがあります。


大手グループでは複数の業態の会場を有している場合もあり、それぞれ雰囲気やサービス内容が異なります。

企業選定の際は「自分がどのような結婚式に携わりたいか」というポイントも参考にしてみてください。

ブライダル業界の主な職種

ブライダル業界の職種


ブライダル業界の職種は様々なものがありますが、特別な資格を必要とする職種は少なく、多くの学生が幅広い職種を検討することができます。


ホスピタリティなど接客に対する知識を身につけたい人は国際ビジネスや観光、語学系の学部からの志望が多く、ウエディングプランナーとしてお客様へ企画の提案などを行いたい場合は経済学部からの志望が多いです。


また、「将来マネジメントに携わりたい」という場合は経営学部などから志望する人が多い傾向にあります。

採用時に特定の学部を指定することはあまりないため、興味のあるポジションへ応募することが可能です。

ウエディングプランナー

ウエディングプランナーは、結婚式を挙げたいカップルに最適な式を提供する大切な職種です。

ブライダル業界の中でも花形職種であり、女性からの人気が高い仕事です。


ウエディングプランナーの仕事は大きく分けると「営業」、「企画」、「運営」の3つになります。


「営業」は結婚式場の下見に訪れるカップルに、「式場の魅力」や「プランの魅力」を伝える仕事です。

下見に訪れるカップルは色々な式場の見学をするため、数ある式場・プランの中から選んでもらえるよう、自社の魅力を的確に伝える力が求められます。

実際にカップルが式場の決定をし、契約を結ぶと結婚式の企画に進みます。


「企画」ではお客様の要望をヒアリングし、どんな結婚式にしたいのか、何を重視したいのか、何人招待したいのか、など具体的なプランを決めていきます。


「運営」は全体管理を行い、挙式当日に計画通り滞りなく結婚式を進めるのが仕事です。

現場の責任者や司会などとコミュニケーションを取りながら、新郎新婦や参加者全員が満足できるよう結婚式を運営します。


結婚式には、新郎新婦やその両親、ゲスト、当日対応してくれるスタッフなど、たくさんの人が関わります。

そういった多くの人と接する必要がある職種なので、コミュニケーション能力が求められます。

ドレスコーディネーター

ドレスコーディネーターは結婚式当日の新郎新婦の衣装をコーディネートする職種です。

また衣装だけでなく、メイク、ヘアスタイル、身にまとう小物類などすべてをコーディネートします。


結婚式では、「美しいドレスに身を包む」ことに強い憧れを持つ新婦が多いです。

憧れであるウエディングドレスを選ぶ際の相談に乗り、最適な提案をするのが主な仕事です。


数多くのドレスや小物、ヘアスタイルの中から新郎新婦が満足できる組み合わせを選ぶためには、2人の気持ちや要望を細かくヒアリングし、認識を合わせなければいけません。


そのためファッションの知識に加え、一定以上のコミュニケーション能力も求められる職種といえます。

フラワーコーディネーター

フラワーコーディネーターはイベント事業に広く共通した職種で、イベント空間を演出する「花」や「植物」をコーディネートする大切な職種です。


結婚式では様々なアイテムに植物が用いられます。

ウエルカムボード、会場の入口、受付のテーブル、宴会会場のテーブル、ブーケ、フラワーシャワーなど実に多いです。


結婚式全体のコンセプト、新郎新婦の希望、予算、などあらゆる要素を考慮して、最適で美しい空間を「花」を用いて演出する仕事です。


ドレスコーディネーター同様、花や植物に対しての知識はもちろん、新郎新婦の要望を聞き出すヒアリング能力が大切です。

バンケットサービス

バンケットサービスは、新郎新婦や参加者が満足できるよう、結婚式当日に様々なサポートを行う「お世話係」のような仕事です。


挙式、披露宴の準備に始まり、新郎新婦、参加者の誘導、ドリンクや料理の運搬などが主な業務です。

1回の結婚式には複数人のスタッフでチームを組み、バンケットサービスを担当します。


また、全体の進行状況を把握してチームリーダーの役割を果たす人を「バンケットキャプテン」と呼ぶ場合があります。


バンケットキャプテンには挙式や披露宴の全体を見渡す「視野の広さ」、状況に応じた臨機応変な「対応力」が求められます。

ヘアメイクアーティスト

ヘアメイクアーティストは、結婚式当日の新郎新婦のヘアーとメイクを担当する職種です。

ドレスコーディネーターと連携して、どうすれば新婦をより美しく見せることができるのか考え、メイクや髪型に反映させていきます。


また、初めての挙式で不安を感じる新婦も珍しくなく、不安が表情に表れてしまう場合もあります。

ヘアメイクアーティストは、メイクによって最高に美しい新婦を作り上げ、新婦の「笑顔」を引き出す重要な役割を担っています。


結婚式当日は控室で長い時間、新婦と時間を共にするため、美容についての知識はもちろん、コミュニケーション力が必要な職種です。

ブライダル業界の市場規模

ブライダル業界の市場規模

市場規模の推移

ブライダル業界の過去8年間の業界規模推移

ブライダル業界の過去8年間の業界規模(出典:業界動向サーチ、グラフ作成:CareerMine)

 

ブライダル業界の過去の推移を見ると、2007年から18年まで増加傾向にありましたが、2020年には大幅に減少しています。

経済産業省の「特定サービス産業動態統計調査」によると、2020年の結婚式場の売上高は、前年比56.1%減の1,115億円、取扱件数は前年比57.4%減の36,783件でした。


2020年の結婚式場は、売上高、取扱件数ともに大幅減となりました。コロナウイルスの感染拡大による外出自粛の影響が響いているとみられます。

国内では人口の減少に伴い、結婚適齢期の世代も減少傾向にあります。


初婚年齢も年々上がり晩婚化が増加しています。再婚件数もピークの2008年以降から減少傾向で、婚姻率の低下に拍車をかけています。


婚姻件数が減少傾向にあるものの、ブライダル業界の業績は堅調に推移しています。

近年のブライダル業界の動向としては、大手を中心に婚礼組数が増加、1組当たりの単価も上昇しています。


特に最近では、比較的高価なハウスウエディングに加え、沖縄などリゾート地でのウエディングがブームになっています。


2019年は「令和婚」が話題となり、改元をきっかけに婚姻件数の増加が見られました。

一方で、2020年になると新型コロナウイルスの感染が拡大。

会場での密集が避けられないとして、式場のキャンセルが相次ぎ、大きなダメージを受けています。

現状・動向

2019年までは好調だったブライダル業界ですが、今後の動向は楽観視できない状況です。

長期的に国内の婚姻件数は減少を続けており、2019年の改元による「令和婚需要」も一時的なもので、先行き不透明なのが実情です。


挙式や披露宴を行わないカップルによる「なし婚」
の増加などで需要が落ち込む中、新型コロナウイルスの影響で売上高、取引件数が大きく落ち込みました。


しかし、比較的高価な部類である「ハウスウエディング市場」や国内外のリゾートウエディング需要が拡大傾向で、大手を中心に婚礼費用単価は上昇しつつあります。

リゾートウエディングでは沖縄県が特に人気で、「沖縄旅行」の需要増にともない「沖縄リゾートウエディング」も盛んになっています。


沖縄県はハワイやグアムのような美しい景観が魅力な上、パスポートが不要で参列者の負担が少ない点などが人気の理由です。

ただし、コロナ禍の影響はやはり大きく、各社で「オンライン結婚式」などの工夫を凝らした取り組みも行っていますが、根本的な「結婚式需要」の回復には及ばないのが現状です。


また、県婚式の全体的な需要が減る一方で、「ハウスウエディング」などの一部のブームを理由に新規参入する企業が増加し、市場競争が激化している点も課題の1つです。

近年ではアパレルブランドなどの異業種の参入が増えており、トレンドとなっている「沖縄ウエディング」におけるライバル企業も増加しています。


これを受け、各社では事業の多角化を図っており、中国を中心としたアジア圏での顧客獲得、海外市場への進出を試みています。


婚姻数が減る一方で参入企業が増えており、「需給バランスの逆転」が起こっているのが今のブライダル業界です。


こうした現状においては、消費者ニーズを的確につかみ、潜在ニーズの発掘や独自サービスの展開を進めていくことが重要となります。

参考:業界動向サーチ

ブライダル業界の歴史

ブライダル業界の歴史

ウエディングのはじまり

ウエディング業界の成立のはしりは、明治時代、西洋の写真撮影技術を学んだ写真館が、結婚の記念に夫婦を撮影するようになったのが起源とされています。


写真館が地元の和装美容師と提携して、新婚夫婦や家族写真などの撮影をし始め、それ以降、お見合い写真や結婚の記念写真という形でウエディング産業が発展していきました。


第二次大戦前の1930年代には70%以上がお見合い結婚

その時代、釣書と呼ばれる身上書(プロフィールデータ)とお見合い写真しか、相手を知る材料がなかったため、特に女性にとってはこのお見合い写真にかける情熱は並々ならぬものがありました。


やがて第二次大戦後から、結婚式場には「写場(しゃじょう)」と呼ばれる写真スタジオが併設されるようになり、1970年代以降、ホテルでの婚礼が増えたことから、街で人気の写真館が、ホテル内に写場を構えるようになりました。


写真館と美容室の提携ビジネスとして興ったウエディング業界ですが、やがて神社(日比谷大神宮・現在の東京大神宮)で挙式したあと、帝国ホテルで披露パーティーを行なうスタイルがセレブの間で流行。

それがホテルウエディングの創始とされています。

結婚式場の誕生

結婚式場のルーツとしては、昭和の初めに料亭として開業した目黒雅叙園が結婚披露宴を行なったのがその源といわれています。


その後、第二次大戦後に明治記念館がオープン、また椿山荘八芳園なども、結婚式場としての利用が増えていくようになります。


やがて料亭にルーツを持つ池袋の白雲閣、東中野に本拠を持つ、日本閣なども含め、1980~1990年代には「5大結婚式場」時代が到来。

全国各地にこれらのビジネスモデルを用いた専門式場ができました。


一方、冠婚葬祭互助会も終戦直後の1948年に事業を開始。横須賀から名古屋、静岡へと事業基盤を拡大していった平安閣グループ、1958年に愛知県冠婚葬祭互助会が興した高砂殿グループ、そして1963年に京都市冠婚葬祭互助会センターが始めた玉姫殿グループが誕生。


葬儀と結婚式の両面で全国に展開し、ウエディング産業を大いに盛り上げました。

現在でもそれらの流れを組むメモリードベルコグランドティアラなどの全国の互助会系企業が日本のウエディングの約3割を施行しています。

ホテルウエディング

結婚式シェアを有するホテルが、結婚式に本腰を入れてビジネス展開するようになったのは、バブル経済が崩壊した90年代前半のこと。


それまで法人客相手の一般宴会で潤っていたバンケット事業が、バブル崩壊により、需要が減り、かわって1組300万円近い売上が見込めるウエディングをはじめとした個人客にターゲットを向けた結果です。


全社的にこうしたリテール事業に注力する流れが生まれ、専門式場や資金力豊富な互助会系企業に対抗して、館内型チャペルを独立型チャペルに改める動きが顕在化しました。


バブル後に「ゼクシィ」が創刊され、超閉鎖的でおしきせの多かったウエディング業界の透明化を果たし、それまでの不透明なエージェント送客ではなく、「ゼクシィ」が媒体送客の役割を果たしたことも、ホテルが婚礼事業に本腰を入れるきっかけとなりました。


1990年代にはレストランウエディングブームも到来。結婚式の料理にこだわる新郎新婦が増え、また自由度の高いオリジナルウエディングを行なえる点で人気を博しました。


このレストランウエディングの自由度、プライベート性と、専門式場のノウハウを結集したのがゲストハウスです。

ゲストハウス

1997年に、東京・立川市にルーデンス立川ウエディングビレッジが誕生。


大聖堂のチャペルを中心に広がるヨーロッパの街づくりを参考にして、独立したバンケットが建つビジネスモデルは、ホテルや専門式場のロビーで複数の花嫁がすれ違うという課題を解決し、プライベート空間を貸し切ってウエディングを行なうという新しいスタイルを確立しました。


ゲストハウスタイプの会場はその後、どんどん支持を得て、現在では地域によってはホテルを逆転し、3割以上のシェアを獲得しているケースもみられるほど浸透しています。

ゲストハウスタイプの会場を運営する企業は、その後、いずれも好業績を挙げ、現在では上場する企業も増えています。


またホテルや専門式場ではゲストハウスの良い点(プライベート性の確保のための動線整備やインテリア)を吸収し、同時間帯ワンフロア貸し切りなどの新体制をとるようになっています。


ゲストハウスはこれまで郊外にビレッジハウスタイプの会場を展開して来ましたが、長引くデフレ経済のもと、大都市圏の地価がさがったことで都心部への進出を開始。


いまでは都心部駅近にビルインタイプの会場を新規出店するケースが主流となっています。

「ナシ婚」や「フォトウエディング」の出現

ゲストハウスの隆盛にもっとも影響を受けたのがホテルです。

かつて年間2000~3000組を施行していたスーパーホテルも、現在では組数を落として1000組以上を実施しているのは、東京の帝国ホテル、ホテル日航東京など限られたホテルだけ。


もちろんその背景には少子化や、入籍だけで結婚式を行なわない「ナシ婚」カップルの増加も主たる要因に挙げられます。


そのなかには単に一般マスコミが報じる「結婚式はお金がかかる」「高い」という情報しか入手せず、最初からあきらめているカップルも実は多いのです。

「格安なプランがある」「両親とふたりだけの最小単位のウエディングも可能」などの情報は、残念ながら一般マスコミに取り上げられてきていません。


ウエディング業界人もこれまであまりにも業界内だけの発信に留まっていた反省を踏まえ、今後は正しい魅力的なウエディングの情報をどんどん発信していくことが求められています。


もうひとつ大切なことは、たとえフォトウエディングで写真だけの結婚式であろうと、リゾート地でふたりだけで結婚式をしようと、これらの方々はすべてウエディング業界のお客さまであるという点です。


これらのお客さまにどのようにアプローチし、どのような提案をすれば、価値を感じ、より多くの費用を投資していただけるのか?それを真剣に考えることがいまの時代には求められています。

参考:WeddingEmmy

ブライダル業界におけるトレンド・話題

ブライダル業界のトレンドニュース

NOVICが「カジュアルウエディング」の提案型サービスを開始

カジュアルウエディングを提供する株式会社NOVICが、ビジネスソリューション専門のチームを新設しました。

このチームは、婚礼施設や提携会場の課題解決を目的としたソリューション型サービスの提供を行います。


近年は、「少人数婚」「フォト婚」が増えているほか、「入籍のみ」というカップルも多く、従来のフォーマルスタイルとは異なるウエディングの需要が増加しています。

婚礼施設やレストラン会場では、少人数婚やカジュアルパーティーなどで効率良く利益を上げる必要があり、採算調整の課題に直面しています。


これを受けNOVICでは、このような課題を抱えるアライアンス先に対して、カジュアルウエディングやレストランウエディングのソリューション提案を行っていく方針です。


ウエディングの受注から施工までをNOVICに委託することで、婚礼施設やレストラン会場は本業に注力しながら多様なウエディングニーズに対応することが可能となり、効率良く利益を上げられる仕組みを目指します。


ウエディング需要が多様化している近年では、細かいニーズへの対応に課題を抱える企業も存在します。

そうした中で、「ウエディングサービス提供者」を対象としたソリューション提案型のサービスが、ブライダル業界全体にどのような影響をもたらすのか注目しておくと良いでしょう。

参考:PRTIMES

神戸の新感覚水族館「アトア」で挙式プランが新登場

2021年10月より兵庫県神戸市に新しくオープンした都市型水族館「átoa(アトア)」で、水族館挙式プランが登場しました。

フォトウエディングサービスなどを提供する「VOYAGE KOBE(ボヤージュコウベ)」がプロデュースしており、アクアリウムと舞台美術、デジタルアートが融合した特別な挙式プランによる独創的な演出が魅力です。


このプランは、独創的な世界観で注目を集める「átoa(アトア)」を完全貸し切りにしたプライベートウエディングで、世界最大級の球体水槽「AQUA TERRA」があるフロアで挙式が行われます。


一般的な挙式への需要が低下している昨今では、このような独自の魅力を付加したウエディングプランの提供が売上拡大のカギとなります。


今後のブライダル業界においては、最先端の映像技術や演出を活かした新たな挙式プランの登場に期待が持たれます。

これまでの結婚式とは「一味違った魅力」というのが新規ブライダルサービスのポイントになってくるでしょう。

参考:PRTIMES

ブライダル業界における主要企業の解説

ブライダル業界の主要企業解説

テイクアンドギヴ・ニーズ(2022年現在)

社名

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ

(英語表記:TAKE AND GIVE. NEEDS Co., Ltd)

設立

1998年10月19日

本社所在地

〒140-0002

東京都品川区東品川2−3−12 シーフォートスクエアCビル 

資本金

20億円(2021年6月30日時点)

従業員数

1,376人(単独)、1,636人(連結)

平均年収

436万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

1.国内ハウスウエディング事業・ホテル事業

2. コンサルティング事業・レストラン事業

3.ブライダルローン事業・保育事業

4.ドレス事業・レストラン事業・ツーリズム事業

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズはウエディングプロデュースを主な事業としておこなっている企業です。


完全貸し切りの一軒家でおこなう「ハウスウエディング」やアットホームな雰囲気の「レストランウエディング」など独自の挙式・披露宴の提案に強みがあります。


ウエディングプロデュースだけではなく、ホテル経営レストラン経営なども行っており、事業展開は幅広いです。


また、従来のホテルなどでの結婚式提案に加えて、格式高いものからカジュアルなものまで様々なサービスを提供しています。

ツカダ・グローバルホールディング(2022年現在)

社名

株式会社ツカダ・グローバルホールディング

(英語表記:TSUKADA GLOBAL HOLDINGS Inc.)

設立

1995年10月6日

本社所在地

〒150-0011

東京都渋谷区東3−11−10 恵比寿ビル

資本金

4億7200万円

従業員数

58人(単独)、2,082人(連結)

平均年収

468万円(参照:yahoo!ファイナンス

事業内容

1. 婚礼事業

2.ホテル事業

3.W&R事業(総合フィットネスクラブ等の運営)

株式会社ツカダ・グローバルホールディングはブライダル事業を中心に事業を展開している企業です。

全国に23ヶ所の拠点を持っており、ニーズに合わせた結婚式の提案に力を入れています。


国内での挙式だけではなく、海外での挙式にも強みがあります。


ブライダル事業以外にもホテルレストラン事業も展開しており、幅広い分野に事業を進出させている企業です。

ホテル事業は2007年に参入しましたが、市場規模は9,000億円を超えており、成長著しい事業として成長しています。


レストラン事業でもメインブランドの店舗を全国に10店舗展開し、2014年にはシンガポールにも出店するなど、グローバルに活躍しています。

エスクリ(2022年現在)

社名

株式会社エスクリ

(英語表記:ESCRIT INC.)

設立

2003年6月19日

本社所在地

〒105-0003

東京都港区西新橋2−14−1 興和西新橋ビルB棟

資本金

5,000万円(2021年3月31日現在)

従業員数

907人(単独)

平均年収

315万円
(参照:
yahoo!ファイナンス

➡詳しくは「年収チェッカー」をCHECK!

事業内容

1.挙式・披露宴の企画事業

2.その他ブライダル関連事業

株式会社エスクリは挙式・披露宴の企画・運営を行うブライダル事業を展開している企業です。

都市圏を中心に数多くの施設を運営しており、運営施設の種類も多岐にわたります。


挙式に欠かせない専門式場の運営だけではなく、ホテルレストランゲストハウスなどの運営もおこなっています。

数多くの施設を運営し、顧客に対しても柔軟な提案をおこなっている企業です。


また、挙式の提案だけではなく、ブライダルコンサルティングとしての顔も持ち合わせています。

ブライダルコンサルティングとはブライダル分野に特化したコンサルティングで、ブライダル事業における課題や問題の解決、提案などを行います。


ブライダル業界で幅広く活躍しています。

ノバレーゼ(2022年現在)

社名

株式会社ノバレーゼ

(英語表記:NOVARESE , Inc)

設立

2000年11月1日

本社所在地

〒104-0061 

東京都中央区銀座1-8-14 銀座YOMIKOビル4F

資本金

1億円(2021年12月31日現在)

従業員数

1,670人(単独)、2,034人(連結)

事業内容

1.ブライダル事業(婚礼、プロデュース、婚礼衣裳、レストレラン)

株式会社ノバレーゼは、ブライダル事業やレストラン特化型事業を展開している企業です。


ブライダル事業では、婚礼プロデュース部門・婚礼衣裳部門・レストラン部門の3つの部門に分けられており、挙式における幅広いサービスを提供しています。


国内だけではなく、海外にも会場を持っています。

歴史的建造物やリゾート地、モダンな邸宅など会場の種類が豊富であることも強みです。


ウエディングに関わるレストランだけではなく、レストラン単体でも店舗を拡大しており、全国さまざまな場所に出店しています。

またブライダルにおけるコンサルティング事業も展開しており、業界内で幅広く活躍している企業です

アニヴェルセル(2022年現在)

社名

アニヴェルセル株式会社

(英語表記:ANNIVERSAIRE INC.)

設立

1986年6月19日

本社所在地

〒107-0061

東京都港区北青山3-5-30

資本金

1億円

従業員数

629人(2021年3月31日現在)

事業内容

1.結婚式場及びパーティー会場の運営

2.カフェの運営

3.記念日を軸とした商品の販売並びにサービスの提供

アニヴェルセル株式会社のアニヴェルセル・ウエディング事業では、日本で初めて「ゲストハウスウエディング」というジャンルを確立し、全国で11会場の結婚式場を運営しています。


ヨーロッパの教会から譲り受けたステンドグラスや、ロイヤルブルーのバージンロードが特徴的でゲストハウススタイルの挙式披露宴施設を展開しています。


またウエディング事業だけではなく、プロポーズ事業もあり、「プロポーズプランナー」と呼ばれるスタッフが記念に残るプロポーズを提案してくれます。

ブライダル業界における主要企業の採用動向

ブライダル業界主要企業の採用動向

テイクアンドギヴ・ニーズ

求めている人材
  • 枠にとらわれないアイデアで新しい時代を作り出せる人
  • 相手の想像を超える、一歩先の思いやりと行動ができる人

株式会社テイクアンドギヴ・ニーズでは常に業界をリードする取り組みを行っているため、これまでの常識にとらわれずにベストなアイデアを考えられる人を求めている傾向にあります。


日々の業務では、他職種の人と関わることも多いため、相手を想った行動をきちんと行えることも重要です。

ツカダ・グローバルホールディング

求めている人材
  • 常にビジネスの視点を持ち、組織の発展に貢献できる人
  • 分析を欠かさず、良い点・悪い点を把握して次に活かせ人

多くのゲストハウス会場を持つ株式会社ツカダ・グローバルホールディングでは、日常業務においても常にビジネスの視点を持ち、顧客と向き合うことはもちろん、会社への貢献も意識できる人が求められる傾向にあります。


日々の行動を自分で振り返り、今後の成功に繋げられるような視点を持っておくようにしましょう。

エスクリ

求めている人材
  • 「最高の結婚式」を実現するためのインプットを欠かさない人
  • 「チームでの創造」にこだわり、お客様にとってのベストを追及できる人

株式会社エスクリでは、お客様のニーズを汲み取った唯一無二の結婚式を「エスクリウエディング」と呼んでいます。


エスクリでは、「エスクリウエディング」を作り上げるための提案力や情報のインプットができる人を求めています。


他社と差別化したサービス実現のためのインプットや、チームで行動するためのコミュニケーション力をきちんとアピールできるように対策を行いましょう。

ノバレーゼ

求めている人材
  • お客様に真摯に向き合い、人の心を動かすほど情熱のある人
  • マニュアルにとらわれず、目の前のお客様に対してベストな行動ができる人

ノバレーゼでは、「結婚式」という人生において最高の瞬間を創り上げるために、「ノバレーゼでしか叶えられない結婚式」を創り上げることができる人を求めています。


ノバレーゼの会場の魅力をしっかりと調べ把握した上で、自分だったらどのようにお客様への提案を行うか具体的にイメージしておくと良いです。

アニヴェルセル

求めている人材
  • あらゆる事にアンテナを張り、自分の言葉で発言し実行できる人
  • どんな事でも前向きにとらえ、逃げずに立ち向かっていける人

アニヴェルセルは、お客様と式場スタッフの関係性はもちろんのこと、スタッフ同士の関係性も良い状態であるよう心掛けている会社です。


仕事においても常に誠実でポジティブに向き合うことができ、結婚式をより良いものにできるよう動ける人を求めています。


お客様や組織についての課題を解決できるような考えを持っておくようにしましょう。

ブライダル業界の採用スケジュール

ブライダル業界主要企業の採用スケジュール

テイクアンドギヴ・ニーズの採用フロー

1.ES提出
2.一次面接
3.WEBテスト
4.最終面接
5.内々定

テイクアンドギヴ・ニーズの選考は、2~3回の面接と筆記試験の実施が基本で、面接回数は人それぞれ、場合によっては最終面接の前に座談会の実施があります。

過去の受験者の中には、最終面接を受けたその場で内定が決まった人も見受けられ、その 場の印象次第で即日採用もあるようです。


また面接では、「何かを決断する際に大事にしていることは何か」という質問を受けた受験者もいます。

自身の「物事の判断基準」や、「決断において重視するポイント」などについて考えておくと良いで しょう。


なお、過去3年間の採用実績は次の通りです。

・2021年 計68名(男性13名、女性55名)

・2020年 計124名(男性21名、女性103名)

・2019年 計142名(男性37名、女性105名)

3年間の平均採用者数は男女合計で約111名、直近である2021年の採用者数は控えめな印象です。

2021年の採用時期はコロナ禍と重なっていたこともあり、採用者数にも影響があったと考えられます。


今後の感染状況や社会全体の経済動向次第では、募集者数・採用者数の回復が見込まれるでしょう。

エスクリの採用フロー

1.ES提出
2.グループディスカッション
3.個人面接(複数回実施)
4.適性検査
5.内々定

エスクリの選考は、複数回の個人面接グループディスカッションが行われます。

2022年実施の採用試験では、適性検査は面接の後に行われる流れのようです。


また、個人面接の前にグループディスカッションが実施されるため、ここを通過しないと個人面接でのアピールチャンスを得られません。

まずはグループディスカッションで協調性やコミュニケーション能力をアピールし、その上で自分個人にも興味を持ってもらえるように意識しましょう。


面接の質問では、「志望動機」「学生時代の取り組み」など一般的な内容を聞かれた受験者が多く、答えづらい質問は少ないです。

特徴的な質問としては、「今まで購入したもので一番高価なものについて」というのがあるようです。


また、選考結果に影響しない「雑談形式の面談」が行われる場合もあるので、選考中にエスクリについて深く知ることもできるでしょう。


なお、過去3年間の採用実績は次の通りです。

・2021年 計25名(男性22名、女性3名)

・2020年 計93名(男性11名、女性82名)

・2019年 計86名(男性11名、女性75名)

3年間の平均採用者数は男女合計で約53名、やはり2021年の採用者数が突出して少ない印象です。

ブライダル業界全体がコロナ禍の影響を受けたことが各社の採用人数に顕著に表れています。


2021年とそれ以前の2年間を比較すると男女の採用比率が逆転していますが、これはエスクリの採用動向の変化というよりは、募集人数と応募者数の変化が影響していると考えられます。


今後の選考において男女で難易度が大きく変わるというのは考えづらいので、2021年の実績を特別危惧する必要はないでしょう。

男女関係なく、エスクリを志望する理由を突き詰めて、自身の強みや意欲を的確にアピールすることが重要です。

ノバレーゼの採用フロー

1.ES提出
2.一次面接
3.二次面接
4.三次面接
5.リクルーター面談
6.最終面接
7.内々定

ノバレーゼの選考では、最終面接前にリクルーター面談があります。

選考開始前に説明会やセミナーが実施されるので、そこで担当となるリクルーターが決まるものと思われます。


リクルーター面談は、通常の面接と比較してリラックスした雰囲気で行われるのが一般的ですが、選考過程の一部であることを忘れずに臨みましょう。

また、ノバレーゼの説明会は「内容が充実している」との好評が多く見受けられるため、積極的に参加するようにしましょう。


面接の質問では、「どんな人になりたいか」「今まで最も熱意をそそいだものは何か」などを聞かれるようなので、将来のビジョンや自身のこれまでの取り組みについて深く考えておくと良いです。


なお、過去2年間の採用実績は次の通りです。

・2021年 男女計3名

・2020年 男女計41名

過去2年間の平均採用者数は男女合計で約22名、男女比については非公開となっています。

ブライダル業界のインターン情報

ブライダル業界主要企業のインターン情報

ノバレーゼ

ノバレーゼのインターンには、「リゾートウエディング事業のプロモーション(ブログ、SNS運用)」というコースがあります。


このコースは、時給制で実際に働きながら学んでいくタイプのインターンで、少なくても週2回以上の出勤をする本格的なコースとなっています。


詳しい採用情報については
ノバレーゼのホームページをご覧ください。

「リゾートウエディング事業のプロモーション(ブログ、SNS運用)」

<インターン応募から参加までの流れ(2020年実施)>

1.出勤日数:週2日~
2.勤務時間:1日4時間~
3.実施場所:ノバレーゼ本社
4.給与:時給1,100円 
5.交通費:1カ月30,000円まで 
6.勤務条件:最低1カ月・週2日以上勤務、1日4時間・週10時間以上勤務
7.必須経験:タイピングなどPCの基本操作、Instagramの利用経験

<インターン内容>

1.自社ブログのライティング
2.SNS(主にInstagram)の投稿作業
3.WEBマーケティング業務 ほか

このコースでは、時給1,100円で給与を貰い、実際に働きながらノバレーゼのWEBマーケティングについて学んでいきます。

勤務日数は最低週2日、期間は1カ月以上の参加が条件となっています。1日の勤務は4時間以上が原則で、週で10時間以上勤務する必要があります。


時給制のインターンのためいくつか条件が設けられており、参加のハードルは比較的高いですが、その分濃密な経験と知識を得られるでしょう。


業務内容もWEBマーケティングに関して広く関わるので、近年の情報化社会に即した内容の学習ができ、その後のビジネスライフに役立てられそうです。

本格的にブライダル業界を知りたい方におすすめのインターンとなっています。

アニヴェルセル

アニヴェルセルのインターンには、「 “RECRUIT” ~チームづくりを体感しよう~」というコースがあります。

このコースは、主にグループで取り組む学習内容が中心で、アニヴェルセルのチームづくりについて1日で学ぶインターンとなっています。


最新の採用情報については
アニヴェルセルのホームページをご覧ください。

「 “RECRUIT” ~チームづくりを体感しよう~」

<インターン応募から参加までの流れ(2017年実施)>

1.開催日程:2017年11月28日 
2.実施日数:1日
3.開催場所:アニヴェルセル ヒルズ横浜(神奈川県横浜市) 

<インターン内容>

1.採用担当業務体験
2.企画・プレゼンの基礎学習
3.チーム対抗プレゼン大会
4.採用チームと本音の話し合い

このコースでは、アニヴェルセルの採用業務や企画・プレゼンについて1日で学んでいきます。

基本的にグループワークが中心で、グループメンバーと協力して企画やプレゼンについて学び、実際にプレゼンを披露するプレゼン大会などもあります。


また、業務体験の中で特徴的なのが「採用担当業務体験」で、アニヴェルセルの採用担当が行う業務を実際に体験できます。

本来受験者側の立場である学生が採用側の業務を体験できるのは珍しく、貴重なチャンスといえます。


採用側の視点や重視している項目など、採用試験におけるヒントを掴める有益なインターンです。

機会があれば積極的に参加するようにしましょう。

ワタナベウェディング

ワタナベウェディング株式会社は、京都府京都市に本社を置く企業で、海外挙式サービスなどを行っています。

海外のリゾート地で行う県婚式のプロデュースなどに強みを持っている企業ですが、2020年の新型コロナの影響を受け、2021年6月に興和株式会社(日本の大手専門商社)の完全子会社となっています。


ワタナベウェディングのインターンには、「リゾートウェディングプランナーコース 1Day
などがあります。

このコースは1日開催で、業務体験ワークを通じてリゾートウェディングプランナーの仕事への理解を深めていくインターンとなっています。


詳しい採用情報については
ワタナベウェディングのホームページをご覧ください。

「リゾートウェディングプランナーコース 1Day」

<インターン応募から参加までの流れ(2018年実施)>

1.開催日程:1回目「11月9日」、2回目「11月14日」
2.実施日数:1日
3.開催場所:1回目「東京都」、2回目「大阪府」
4.応募期限:2018年10月31日

<インターン内容>

1.業界・会社概要説明
2.リゾ婚事業・商品説明
3.リゾートウェディングプランナー業務体験

このコースでは、リゾートウエディングに強みを持つワタナベウェディングの「ウエディングプランナー」業務を体験できます。

海外のリゾート地で行う「リゾ婚」への知識を深め、どのようにプランニングしていくのか実践的な業務体験を通じて学んでいきます。


詳細な業務内容やプランニングに必要なスキルについて深く知ることができるでしょう。

国内の挙式に強みを持つ企業を志望している場合でも、その他のウエディングプランや商品について理解を深めておくことは重要です。


そういった意味では、志望企業関係なく有益なインターンといえます。

業界研究のやり方

業界研究のやり方


業界研究においては大きく3つのステップで行っていくことで理解を深めることができます。

業界研究の3STEP

 

(1)業界全体を知る
世の中にある様々な業界ではどのような企業がどのような役割を担っているのかを大きく把握することで業界の概要を理解することができます。

代表的な企業名や職種についても調べて、自分が志す方向性を考えることがおすすめです。


(2)業界の深掘り
業界内のさらに詳しい現状や課題を調べます。

業界内の各企業の違いや、企業相互の資本関係・提携関係、業界内での業績推移、業界全体の成長の見込みなどをリサーチして、志望企業を絞り込みましょう。


(3)業界の動向把握
業界の動向をさらに細かく調べていくことで、各企業の状況を知り、自己分析と照らし合わせて具体的な志望企業・職種をまとめていきましょう。

ブライダル業界の業界研究

ブライダル業界の業界研究

(1)業界全体を知る 

ブライダル業界は、挙式、披露宴が中心的なサービスとなりますが、それを執り行うまでに様々なサービスが参入しています。


挙式、披露宴を行うカップルやその家族などに対して、情報提供を行う「結婚情報メディア」、結婚式の挙式や披露宴会場を決めるサポートをする「結婚式プロデュース会社」、式の会場となる「各種結婚式場」、さらにはブライダルジュエリーショップ新婚旅行の手配会社など実に多くの関係者がいます。


特に結婚式場がメインとなっている業界ではありますが、近年の結婚式に対する価値観の多様化や「ナシ婚」ブームにより、これまでとは異なる結婚式を提供できる会場の需要が高まりつつあります。


ブライダル業界では、コロナ禍の影響もあり「結婚式そのもの」のあり方について考え直す時が来ています。

関係各社の今後の動向にも注目しておきましょう。

(2)業界の深掘り

日本における婚姻件数は増加傾向にあるものの、結婚式場はコロナウイルスの影響で大きな打撃を受けている状況です。


対面の回数を減らすために、顧客とのコミュニケーションをオンライン化するなど、業界全体で改革が進められている状況です。


これまでの「結婚式場」を選ぶという考え方だけでなく、「どのような結婚式ができるか」というウエディングのスタイルから提案を行う会場に人気が集まっています。

(3)業界の動向把握

業界全体の動向把握において、PEST分析を行うことが重要となります。

PEST分析

PEST分析とは、政治、経済、社会、技術といった4つの観点からマクロ環境(外部環境)を分析すること。

ブライダル業界のイメージをより具体的にしていきましょう。

Politics:政治的環境要因

自民党で人口減少対策と婚活・ブライダル振興を検討するそれぞれの議員連盟は、国会内で合同勉強会を開き、新型コロナウイルス禍で打撃を受けたブライダル業界から現状報告を受けました。

感染の収束が見通せない中、結婚そのものを先送りするケースも出ており、少子化への影響も懸念されています。


両議連は少子化対策の観点から結婚式を支援する具体策を検討し、政府が6月に策定する経済財政運営の指針への盛り込みを目指す方向性となっています。

 

Economy:経済的環境要因

収束しない新型コロナウイルスは、ブライダル業界にも大きな影響を及ぼしています。


結婚式の式場やホテルなどが加盟する「日本ブライダル文化振興協会」は、各地の式場(婚礼施設)を対象に結婚式に関するアンケート調査を行い、2020年の1年間のブライダル業界への経済的影響を推計しました。

それによると、2020年に新型コロナウイルスの感染拡大で延期や中止を余儀なくされた結婚式は約24万組に上ったことが分かっています。


さらに、ブライダル業界の経済損失(売上高の損失)は約8500億円にものぼると推計。

前年に比べて売上高が60%減少する事態となりました。

現状損失をカバーするのは難しい状況で、国に支援を要請している状況です。

 

Society:社会的環境要因

コロナ禍での結婚式場への甚大な損害を受けて、各自治体は国の新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を財源に補助事業を行っています。

披露宴等の延期等により停滞した社会経済活動の活性化を目的に、様々な取り組みを実施しています。


この補助金を利用した取り組みをきっかけに、結婚式場運営会社の利用を促進し、収益を高めていくことが目的です。

 

Technology:技術的環境側面

大手式場運営会社では、コロナ禍でも安心な新しい結婚式のスタイルを提案する「オンラインウエディング」「リモート会費制ウエディング」のパッケージ商品の販売を始めています。


対面での結婚式と合わせて活用することもできるので、ゲストの選択肢も広がりより多くの人が安心して参加できる結婚式となっています。


ネットの利用が一般化した現代において、このような「オンライン」や「リモート」をテーマにした新規サービスの開発・提供は世間のニーズと相性が良く、売上回復につながっていく期待が持たれます。

ESのまとめ方

ESのまとめ方


エントリーシートを書く際は、
「自分が伝えたいポイントをしっかり絞る」ことが大切です。


よく見られる傾向として、「アピールしたいポイントが多いために、内容を詰め込みすぎている」ということがあります。

幅広く書くために1つ1つの内容が浅くなってしまっては、あなたの良さは伝わりません。

学生時代に様々な経験をしていて伝えたいことが複数ある場合でも、アピールポイントはしっかりと絞りましょう。


ポイントを絞る際のコツは、そのアピールポイントが「業務にどのように役立つのか」を考えることです。


業界研究を深く進めていくと、各業務に求められる人柄や能力が見えてくるはずです。

そこに自分の得意なことや過去の経験・実績などを結び付けて伝えるように意識してみてください。

ブライダル業界のES対策・攻略法

ブライダル業界のエントリーシート(ES)を書く際のポイントとして、「ブライダル業界で何がしたいか」、「ブライダル業界への自分の適性」を強調して伝えるように意識すると良いでしょう。


この他にも「誠実さ」「コミュニケーション能力」なども共通して重要視されているので一緒にアピールできるとなお良いです。

「ブライダル業界で何がしたいか」について

ESを記入する際は、「志望度の高さ」をアピールすることがとても重要です。


ブライダル業界の志望理由を伝える上で、「どうしてもこのスタイルの挙式に携わりたい」というような強い志望動機をアピールできれば、企業に対するやる気や熱意がより強く伝わります。


実際に記入する際は次のポイントを意識しましょう。

・実際に入社したら「どんな仕事がしたいか」

・なぜその仕事がしたいのか、他のブライダル企業では叶わない理由について

ポイントは、入社後にやりたいことをより詳細に伝えることです。

数あるブライダル企業の中で「どうしてもこの企業のブライダルに携わりたい」という熱意を伝えると良いでしょう。


そして、なぜその仕事を望むのかしっかりとアピールすることも大切です。

「そのブライダルサービスなら他の企業でも提供できるのでは?」と切り返されないように、よく考えて志望理由を記入しましょう。


例えば、企業ごとのブライダルプランにそれぞれ特徴や強みがあるはずです。

「特定のプラン・ブライダルサービス」に関する具体的な熱意などがあればその企業を志望する十分な理由になるので、志望理由を組み立てやすいはずです。


このあたりは各企業の挙式プランやサービスの特徴を基に考えてみるとイメージしやすいでしょう。

「ブライダル業界への自分の適性」

ブライダル業界への熱意をしっかり伝えることができたら、次は「自分の適性」をアピールしましょう。


どんなに気持ち・熱意がある人材でも、「将来性」を感じてもらえなければ採用は難しいでしょう。

自分の長所や特技などがどのように業務に活かせるか、詳しくイメージしてもらえるように自己PRを考えてみてください。


ポイントは以下の2点です。

・まずは自分の特技や長所を具体的に伝える

・それらがどのように業務に活かせるか、「実際の業務」を例にアピールする

重要なのは、特技や長所の表現が抽象的にならないようにすることです。

より具体的に過去の実績や成果を交えてアピールするようにしましょう。


ブライダル業界であれば、自社のサービスに加えて他社のプラン内容も把握しておき、独自の魅力や自社の強みを顧客に対して効果的にアピールすることが大切です。

これらを踏まえ、志望企業の強みを活かせるようなサービスプランを自分なりに考え、志望動機などに交えて話すことができると将来性を感じてもらいやすいでしょう。


例えば、レストランウエディングに強みをもつ企業の場合は、
「挙式のオンライン配信とフードデリバリーを組み合わせたサービス」など、自分なりのアイデアを提案してみましょう。


ポイントは、「志望企業の強みを活かしたアイデア」を考えることです。

「貴社でやるから意味がある、だから貴社を志望している」というように、自己PRと志望動機に一貫性が出るように意識して考えてみると良いでしょう。

ブライダル業界の筆記試験対策・攻略法

ブライダル業界の筆記試験対策


ブライダル業界の筆記試験の特徴として、「SPI」、「玉手箱」が採用される傾向が強いです。

対策としては、両方とも一般的な問題集や対策サイトで十分学習することができます。


日常的に学習する時間を作り、試験までに反復練習をしておきましょう。

受験形態としては「WEBテスティング」での実施が多いようなので、自宅の通信環境などを整えて、受験中のトラブルが起こらないようにしておくことも重要です。


また、企業によっては「小論文」自社オリジナルの筆記試験を出題する場合もあります。

志望する企業のリサーチの際は、独自の筆記試験があるかについても調べてみると良いでしょう。

ブライダル業界の面接対策・攻略法

ブライダル業界の面接対策


面接の回答では「質問の意図を理解した上で答えること」が重要です。

面接官の質問には必ず「意図」があります。


十分にリサーチをして「回答の準備」をしておき、面接官が「その質問から何を読み取ろうとしているのか」、「重視しているポイント・知りたがっていることは何か」を理解して返答することを心がけましょう。


ブライダル業界の面接でよく聞かれる質問と回答のポイントを紹介していきます。

  • 結婚したい相手の条件とは何だと思うか
  • 理想の結婚式について
  • 今までの人生で最も思い出に残っているものは何か
  • 両親の誕生日はいつか
  • このペンを私に売ってください

上記は業界を志望する際は優先的に対策しておきたい質問になります。

どの企業の面接においても質問される可能性が高い項目になるので、それぞれ詳細に答えられるように準備しておきましょう。


この他にも、「学生時代に頑張ったこと」「自己PR」など一般的な質問についても対策しておきましょう。


本記事では「結婚したい相手の条件とは何だと思うか」、「理想の結婚式について」、「今までの人生で最も思い出に残っているものは何か」について回答のポイントを詳しく解説します。

「結婚したい相手の条件とは何だと思うか」

この質問で面接官が知りたいのは、「受験者の結婚観について」だと考えられます。

結婚相手に求めるものは人それぞれ違うため、ここでは「自分の考え・価値観」について具体的に答えるのが良いでしょう。


回答のポイントは次の通りです。

・自身の結婚観について具体的に答える

・その上でどんな挙式を望むか、どんなサービスに憧れるか

ここでのポイントは、自身の結婚観を伝えた後に、それを踏まえて「どんな結婚式に魅力を感じるか」、「どんなサービスを望むか」もプラスで伝えることです。


顧客満足度の高いサービスにおいて、「結婚観」がどのように関係してくるか考えてみると、より深い回答のヒントが見つかるかもしれません。

「理想の結婚式について」

この質問で面接官が知りたいのは「顧客視点を持っているか」だと考えられます。


結婚式を行う顧客の立場に立って、どんな結婚式が理想的か考えてみましょう。

もちろん自身が理想とする結婚式について答えても問題ありませんが、「複数のパターン」を想定した回答ができると理想的です。


回答のポイントは以下の通りです。

・複数のパターンを想定した「理想の結婚式」について

・それを踏まえたサービスのアイデアについて

まずはパターンごとで理想となる結婚式について自分の考えを伝えてみましょう。


例えば、美しいビーチや解放感のある自然をテーマにした挙式に憧れる人には「リゾートウエディング」がおすすめです。

また、食事会や披露宴への憧れは無く、思い出としてドレスアップした写真を残したいという人には「フォトウエディング」などがおすすめといえます。


このように、顧客の趣向によって理想の結婚式は変わるので、「こんな人にはこんな式が理想的!」という視点で自分の考えを伝えられると良いでしょう。

また、そこから見えてくるサービスアイデアなどがあれば、一緒に伝えてみても良いかもしれません。

「今までの人生で最も思い出に残っているものは何か」

この質問で面接官が知りたいのは、受験者の「思い出」に関する経験値だと考えられます。


「結婚式」はカップルにとって大きな思い出になるイベントです。

そんな結婚式をサービスとして提供する以上、「どんなサービスが思い出に残るか」や「より楽しい思い出にするには何が必要か」を理解することはとても大切です。


これらを踏まえ、回答の際は次のポイントを意識してみましょう。

・まずは自身の思い出について伝える

・次に、その思い出が「なぜ思い出になったのか」を伝える

・その経験をブライダルサービスにどう活かせるか

まずは自身の思い出について伝えます。

そしてなぜそれが思い出になったのか、どんな点が思い出に残ったのかを具体的に掘り下げてみましょう。


その中で、「こんな体験・感情が思い出につながる」というポイントを自分なりに考えて、それをサービスに転用するアイデアなど一緒に伝えられると理想的な回答になります。

以上、各質問の回答ポイントと対策について解説しました。

面接対策をする際は「自分が面接官だったら」という視点を持って考えてみると、必要な対策が見えてきます。

リサーチで得た情報をもとに、想像力を働かせながら業界研究を進めてみてください。

監修者画像

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。