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【日本通運|面接攻略ガイド】採用傾向から実際に聞かれた質問まで徹底解説!

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最終更新日:

面接攻略ガイド

「物流業界」と聞くと、体力仕事のイメージが強いかもしれませんが、実際には物流全体を円滑に進められるようシステムデザインまで携わるため、ITの知識も必要とされる業界です。

 

中でも日本通運は物流業界のリーディングカンパニーであり、運搬業務だけではなく物流全体の課題に対するソリューションの提供に力を入れています。

 

本記事では、運搬にとどまらない業務内容や他社との比較ポイントなどの他、面接の回答例もまとめています。採用を勝ち取るためのヒントとして、ぜひ参考にして下さい。

 

運送業界の「業界研究」や「ESの書き方」などは、下記記事を参考にしてください。

日本通運の面接の傾向

面接攻略ガイド

日本通運は、転勤のないエリア事務職、転勤のある総合職、物流の最善に携わる技能職で募集を行っています。

 

一次面接はグループ面接、二次・三次面接は個人面接学生1人、面接官2人)で行われます。

面接の雰囲気としては、人事の方々が親切で優しい印象だという体験談が多く見受けられました。しかし、雰囲気は和やかでも、内容を深堀りした質問が多く、面接自体は厳しく感じたという人が多いようです。

 

特に二次面接では志望動機よりも、自分自身についての質問を多くされ、人柄や適性を判断されます。回答に一貫性をもたせ、しっかりした土台を作って挑んでいきましょう。

日本通運の求めている人材

求めている人材

日本通運の求めている
  • 自らの考えで強い意思をもって行動できる人材
  • 他者と人間関係を良好に保てる人材
  • 新しい価値観を柔軟に取り入れ自分自身の成長に繋げていける人材
  • リーダーシップのとれる人材

参考:リクナビ2023

 

日本通運は、企業からのメッセージのキーワードとして、「We find the way」を掲げています。

一人一人の存在「We」を意識しつつ、チームとして最善の道、つまりwaysでなく「the way」を、常に現在形で見つける「find」姿勢を心がけているとしています。

 

ここからも、自立しながらチームの一員として常に新しいチャレンジを恐れず自発的に動ける人材が求められていることがわかります。

 

面接に臨むにあたって自己分析は大切です。その際、上記にあげた人材に見合った自分がアピールできるエピソードを探っておきましょう。

例えば、リーダーシップをとって何かを成し遂げた、仲間を意識しながら自身が主体的に行動したなどの出来事があるとよいでしょう。

日本通運の面接攻略法

面接攻略法

面接の攻略法としては以下の2点がポイントとなります

  • 企業の業務内容を理解する
  • 企業の目指す方向を理解する

 

日本通運の業務内容に関して、把握することがまずは大切です。他社との比較をしながらその強みも理解しておきましょう。

 

そして、これからどのように企業として発展していくのか、その方向性を理解し、そのなかで自分がどのように貢献できるか、考えをまとめておく必要があります。

企業の業務内容を理解する

日本通運の運搬をはじめとする業務の特徴を理解しましょう。また、競合他社との比較から、その強みを知っておくと、志望動機に活かすことができます。

 

ここでは、日本通運の主な業務を3つご紹介していきます。それぞれの特徴をしっかり押さえておきましょう。

 

運搬

日本通運は、自動車、鉄道での輸送はもちろんのこと、船、航空機での輸送も網羅しています。物流業界のなかでは、海外も含め大規模な事業展開をしているのが特徴です。

 

特に他社より国際輸送に長けており、その他、専門輸送を行っていることが強みです。

例えば、扱いに細心の注意が必要な美術品の運搬です。モナリザが日本にきたときにも輸送に携わりました。

 

また、専門輸送では、建設や移転などの重量輸送、警備が必要な現金・貴重品輸送、さらには産業廃棄物の運搬まで手掛けています。

 

保管

保管にも強みがあります。まずは物流のグローバルネットワークです。物流センター(倉庫)を、世界49カ国312都市739拠点を所有しています。

このグローバルネットワークと輸送手段の多さにより、さまざまな物流ソリューションの提案が可能であると言えます。

 

さらに、医療に関して、治験や検体を安全に輸送するだけでなく、安全に保管することもあわせて提供しています。

 

情報システム

物流に関する課題を解決すべく、さまざまなソリューションの提案を行っている日本通運は、情報関連技術者が多く在籍し、たくさんのシステムの開発に携わって活躍しています。

 

輸送手段やネットワークの豊富さを強みにサプライチェーン(原料調達から製品を届けるまでの流れ)を荷主にかわってデザインし、なるべく「運ばない」「在庫しない」という物流の理想の実現にむけて取り組んでいます。

企業の目指している方向を理解する

日本通運の強みは「グローバルネットワーク」「輸送技術」「方法の豊富さ」です。

それを存分にいかすことで物流のリーディングカンパニーとしての存在感を示していきたい思いです。

 

企業の強みを活かし、成長を託す鍵として、以下の3つを推し進めています。

 

3PL

日本通運は、3PLを推し進めています。3PLとは、サードパーティー・ロジスティクスのことで、お客様の代わりに最善の物流戦略を企画立案からシステムの構築、そしてそれを実行することまで請け負うことです。

 

単なる運搬から、物流ソリューションの提案が行えることは仕事のやりがいに繋がります。

 

モーダルシフト

運搬において、モーダルシフトを地球のために進めていきたい考えを示しています。

 

モーダルシフトとは、輸送方法を、環境負荷の小さい鉄道や船の利用へとシフトしていくことをいいます。運送に使われるトラックなどは、環境に影響を及ぼす二酸化炭素を多く排出してしまいます。

 

そのため、環境に優しいものへとスイッチしていくことを検討しています。輸送手段の多い日本通運だからこそできることでしょう。

 

グローバル展開

グローバルサプライチェーンの提案についても今後発展させていきたい意欲を示しています。

 

日本企業の多くが、今後それぞれの事業においてグローバル化を目指しています。その際、重要となってくる物流面において、日本通運の経験とノウハウをもって、企業各々が持つ課題の解決法を提供していくことを検討しています。

日本通運で実際に聞かれた質問

実際に聞かれた質問
  • 志望理由
  • 学生時代頑張ったことは何ですか
  • 日本通運で何をしたいですか?
  • 日本通運を色で表したらあなたは何色だと思いますか?
  • あなたは知らない土地に行ってもすぐに馴染める人ですか?
  • 長所、短所を教えて下さい
  • 今までで一番苦労したこととそれをどう乗り越えたかを教えて下さい
  • どんな社会人になりたいですか
  • 就職活動における軸を3つ挙げてください
  • 日本通運の他にどの会社を受けていますか?
  • 数ある会社の中から、なぜ日本通運を選んだのか教えてください

質問内容に関しては、特に珍しいものは見られません。

一次面接はグループ面接であるため、端的に要点を外さず自身のことをアピールできるように練習をしておきましょう。

時間にして2分以内、文字数にして200〜400字程度が最適です。

 

よく聞かれる質問の解答例を3つ挙げておきますので、参考にしてください。

就職活動における軸を3つ挙げてください

<回答例>

1つめは、「生活に密着した仕事で、社会に貢献できること」です。自分の仕事が役に立っていることを普段生活している中で感じることで、モチベーションとなるからです。

2つめは、「楽しいと感じる仕事」です。生活の多くの時間を費やす仕事が楽しいことで、充実した人生が送れると考えています。

3つめは、「様々な業界と接点のある仕事」です。多くの業界、業種の方と関わりをもつことで、自分の視野を広げることにつながり、人間として成長できると考えるからです。

御社は、運搬だけでなく、特に3PLに力をいれて社会に大きく貢献されています。私はさまざまな業種の企業の物流においてよりよい方法を考え、提案提供する仕事にやりがいと面白さを感じました。私の3つの就活軸にも当てはまっており、御社を志望しました。(345文字)

 

質問されるされないにかかわらず、企業選びにおいてミスマッチを防ぐことを目的に、就職活動における軸は設定しておくべきでしょう。

 

質問された際の回答では、自分の考える仕事を選ぶポイントを上げ、それを満たしている中でなぜ日本通運を志望するのかを述べましょう。

数ある会社の中から、なぜ日本通運を選んだのか教えてください

<回答例>

私は、社会を支える物流に興味があり、御社の説明会に参加させていただきました。その後、御社を知る中で国内輸送と3PL市場に強い点に魅力を感じました。

私は短期留学や海外旅行の経験から、世界の広さを実感し、日本にとどまらず貢献できる仕事、さらに日本を豊かにすることの出来る仕事がしたいと考えていました。御社を知り、世界の誇れる日本品質を世界に流通させるためにシステム構築から携わりたい思いが強くなりました。

グローバルに拠点を展開されており、国際輸送に強い御社なら世界規模で3PLサービスを提供することができると考え、第一志望とさせていただいています。(279文字)

 

日本通運が物流業界の他社と比べてどういった特徴、強みがあるのかをしっかり理解し、日本通運でしか成し得ないと考える自分の将来像を示せるとよいでしょう。

 

強みとしては国際運輸に強いこと3PL市場に強いことが大きいでしょう。3PLがどういったものか理解しておく必要もあります。

日本通運で何をしたいですか?

<回答例>

御社は、日本のフォワーダーとして、重要な立場を担う企業です。私はそんな御社の空港倉庫で、世界から集まる物資の管理にまず携わりたいです。そして、その経験を活かし、将来的には世界規模で3PLサービスを提案できる社員になりたいです。

お客様に物流ソリューションの提供を行うためには、まずは倉庫でのオペレーション業務を理解することが大変重要であると考えます。倉庫は、商品の在庫管理、出荷、発送の一連の流れを一気に体験することができます。全ての作業と連携しているため、不具合が発生することは許されず、緊張感をもった現場であると予想されます。

始めにその倉庫、しかも世界から商品が集まる空港倉庫でマネジメントを学び、よりよい物流の方法を自信をもって提案できるようになりたいと考えています。(341文字)

 

自分が日本通運でしかできないことを、より具体的に示せると好印象です。そのためには日本通運の強みを理解することが必要です。

他を志望していたら成し遂げられないと考える、自分の熱意ある思いを語れるようにしましょう。

面接前にチェックすべきこと

面接前にチェックすべきこと

日本通運の新卒情報

募集職種

■総合職
General=基本コース
Specific(東京のみ)=特定分野(重機建設・重量品輸送)

■技能職

■エリア事務職

募集人数

今年度未定 2022年度実績(見込) 201~300名

採用フロー

【総合職】General Web適性検査→面接(2回)→最終面接

【総合職】Specific ES・Web適性検査→面接→最終面接

日本通運の事業内容

自動車輸送、鉄道利用輸送、海上輸送、船舶利用輸送、利用航空輸送、倉庫、旅行、通関、重量品・プラントの輸送・建設、特殊輸送、情報処理・解析などの物流事業全般 および関連事業

                            引用:会社概要|日本通運

 

物流業界全体としては、コロナ禍によりネットショッピングの必要性が増し、ネット通販の成長と比例して業績も伸びている傾向にあります。

 

さらに、日本通運においては、国際運輸にも強いため、今後グローバルに展開する企業の物流の課題にいち早く対応する土台があります。

国際運輸においての豊富なノウハウ拠点があるのは他社より有利な点といえます。

 

国内需要も国際需要も物流のシステム構築から関われる強みを活かし、3PLなどのサービスの充実を目指しています。

 

☝️ポイント

世界の3PL市場においても、日本通運は2021年4位という存在感であることを押さえておきましょう。

日本通運の社風は?

下記は、日本通運の採用情報サイトに紹介されている社員インタビューの一部です。

これを見ると、年齢や性別に関係なく働きやすい環境が整っていることがわかります。

 

関東重機建設支店
重機課
三浦 和也さん

多様な能力が必要とされますが、それだけに感じるやりがいは大きいです。入社してからいろいろな経験をする中で、若手にもチャンスが与えられる環境があることを感じ、そのこともモチベーションにつながっています。

引用:インタビュー|日本通運

東京海運支店
東京食品ターミナル事業所
佐藤 峻さん

物流業界はパワフルな体育会系というイメージがありましたが、実際に入社してみると柔和で優しい社員が多く、先輩には何でもフランクに相談できる環境です。

引用:インタビュー|日本通運

国内航空貨物第三営業部
新宿営業課
齋藤 美咲さん

私自身もそうでしたが、物流という業界に対して男性的なイメージを抱いている人も多いのではないでしょうか。でも、実際に飛び込んでみると、日本通運は男女ともに活躍できる会社ですし、だれもが働きやすいような制度も充実しています。

引用:インタビュー|日本通運

 

福利厚生人材育成についてもチェックしておくと社風について理解しやすくなります。

また、社員インタビューではそれぞれの仕事内容についてやりがいなども語られているので、読んでおくことで具体的な業務内容のイメージが湧くでしょう。

日本通運の過去実績

採用倍率

倍率は公表されていませんが、リクナビのプレエントリー候補リスト登録人数が4000名近くであり、例年の採用人数が300名程度であることを考えると、約13倍と予想することができます。

 

物流業界ではトップクラスの企業であるため難関であるように思われますが、採用人数も多いので、しっかりと対策をして挑めばさほど恐れることはないでしょう。

 

採用大学

日本大、明治大、中央大、早稲田大、法政大、立命館大、専修大、関西大、慶應大、福岡大、同志社大、青山学院大 など

採用大学は私立大が多い傾向にあるようです。

学歴フィルターはなく、人柄が重視されるので、自己分析や企業研究を重ね、自身の思いが伝わるように準備して臨みましょう。

徹底した対策を!日本通運の選考を有利に進めよう

徹底した面接対策をしよう

今後日本ではグローバル展開を進めていく企業がさらに増えていくことが考えられます。その中で物流もグローバルな展開と、効率の良さが求められてくることでしょう。

 

グローバルな拠点を持ち、輸送方法も豊富な日本通運は、今後も物流の要となる企業として存在していくことが予想されます。

 

また、物流システムにおいて新しい提案を常に考え、変わっていく世の中に対応してチャレンジする姿勢もあり、安定感のある大手というだけではない魅力があります。

 

しっかり企業研究をし、理解したうえで自身がどういった形で会社に貢献できるかを突き詰めていきましょう。

監修者画像

監修者gen

1990年生まれ。大学卒業後、東証一部上場のメーカーに入社。その後サイバーエージェントにて広告代理事業に従事。現在はサイバーエージェントで培ったWEBマーケの知見を活かしつつ、CareerMineの責任者として就活生に役立つ情報を発信している。また自身の経験を活かし、学生への就職アドバイスを行っている。延べ1,000人以上の学生と面談を行い、さまざまな企業への内定に導いている。