【ブルボン|面接攻略ガイド】採用傾向から実際に聞かれた質問まで徹底解説!
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目の前にあるとついつい手を伸ばしたくなってしまうお菓子。そんなお菓子の中には、何十年と人々から愛され続けている商品がいくつも存在します。
そうした身近なヒット商品の開発・販売を手がける製菓業界は、学生の就職先としても非常に人気が高いのが特徴です。特に商品企画は花形部署と言われ、ヒット商品を自分の手で生み出すことは働き手のロマンとも言えるでしょう。
売れる商品を創り出すためには、消費者のニーズやその時代の流行など、日頃から敏感にアンテナを張り巡らしておく必要があります。
製菓業界を目指す方は、まずは業界研究や企業研究を行った上で、そうした動向の変化にも目を向けることが大切です。
本記事では、「ブルボンの面接対策」について紹介します。早期から対策を始めて、万全の状態で面接に臨めるようにしましょう。
菓子業界の「業界研究」や「ESの書き方」などは、下記記事を参考にしてください。
ブルボンの面接の傾向
ブルボンの面接は複数回にわたり行われ、基本的にグループで実施されます。
面接官から問われる質問に関しては、オーソドックスな内容のものが多く、応募者の人柄を見ることに重点を置いているようです。
対策として重要なのは、まずは業界研究や企業研究を念入りに行うこと。
ブルボンの商品を認知しておくことはもちろんのこと、競合他社の動向や他社と比較したブルボンの強みなど、基本情報は必ず押さえておくようにしましょう。
さらに、グループ面接では一人ひとりの話す時間に限りがあります。そのため、与えられた時間の中でいかに爪痕を残せるかが、選考への突破口になるのです。
「どのような形で会社に貢献できるか」を具体的に伝え、まずは自分自身に興味を持ってもらうことを意識しましょう。
ブルボンの求めている人材
- 目標を持ち、意欲的に仕事に取り組める人
- 様々なことに興味を持ち、積極的にチャレンジしていける人
- 逆境にもねばり強く立ち向かえる人
- 主体性のある人
- 関わるすべての人に感謝の気持ちを伝えられる人
人々から支持されるヒット商品には、売れる理由が必ずあります。例えば、その時代の流行を押さえていたり、人々のニーズを上手く拾えていたりと、何かしらの魅力的な要素が必要です。
そのため、製菓業界では常に変化し続ける情勢やニーズを敏感に察知し、競合他社を出し抜ける戦略設計をできる人が求められています。
また、ブルボンは年次に関わらず、「チャレンジしたい」意欲を持つ人には平等にチャンスを与えてくれる会社です。そのため、自分のやりたいことや目標が明確に決まっている人ほど活躍しやすい傾向にあります。
加えて、チームワークを大切にする社風があることから、他人を思いやることができ、あらゆる人に対して平等にコミュニケーションを取れる人は重宝されるでしょう。
成長スピードが速い人は、自ら考えて行動に移せる人が多いのが特徴です。そのため、ブルボンでも自分の考えを表にしっかり発信していけるような人材が求められています。
面接では自分の気持ちを自分の言葉ではっきりと伝えることを心がけましょう。そうすれば、あなたの「ブルボンに貢献したい」という想いは必ず面接官に届くはずです。
ブルボンの面接の攻略法
ブルボンの面接はオーソドックスな質問をされるケースが多いです。そのため、ライバルと差をつけるには、自分ならではの強みや魅力が伝わるような回答をする必要があるでしょう。
また、そうした回答をするためには、業界や企業についての理解を深めておくことはもちろんのこと、自己分析を徹底的に行うことが重要です。
「自分のこのような強みを活かして会社に貢献したい」ということをしっかり伝えることができれば、応募者の入社後のイメージも必然的に湧きやすくなります。
その他にも重要なポイントについて、以下で紹介しています。
お菓子に興味を持ったきっかけを考えておく
ブルボンは、「できるだけ多くのお客様に『おいしい(笑顔)』を届けたい」という想いでお菓子を製造・販売しています。
そのため、お菓子を単なる食品という位置づけで考えるのではなく、「お菓子」だからこそ魅力的に感じる理由を伝えられると良いでしょう。
特に気に入っている商品を例に挙げ、そのお菓子にまつわるエピソードなどが言えると、面接官の印象にも残りやすいのでおすすめです。
ブルボンの商品ならではの魅力を言えるようにしておく
スーパーやコンビニなど、身近な場所で手に入れられるブルボンの商品ですが、すぐ近くには同様に競合他社の商品も売られています。
中には似通った商品もありますが、それらを比較した時に「ブルボンの商品の強みはどういった点にあるのか」を予め考えておきましょう。
ブルボンの面接を受けるからには、ブルボンでなければならない明確な理由が必要です。
そのため、実際にスーパーなどのお菓子売り場に足を運び、ブルボンの商品について自分なりにリサーチしておくと志望動機にもより深みを持たせられるようになります。
ブルボンで実際に聞かれた質問
- 志望動機について
- 所属したい部署の志望理由と挑戦したい仕事について
- 学生時代に頑張ったこと
- どのような形で会社に貢献してくれるのか
- 食品の好き嫌いについて
- 新商品に関するアイデアはあるか
- あなたがストレスを感じることは何か。そういった時にどう対処しているか
- 今までに挫折した経験はあるか。また、それをどう乗り越えてきたか
- 周囲の人からどんな人だと言われるか
- これまでの人生に点数をつけると何点か。その理由も教えて
- ブルボンの商品のどういった点に魅力を感じるか
- これまでの人生において出会えて良かった人はどんな人か
- 新商品のお菓子の中で気に入ったものはあるか
- ブルボンの商品をどれくらい知っているか
- お菓子にまつわる忘れられないエピソードはあるか
- ブルボンに入ったら実現したい目標や夢はあるか
ブルボンの面接は、基本的にグループで実施されます。限られた時間の中でどれだけ自分自身をアピールできるかが重要になるでしょう。
回答時間に関しては、30秒〜1分程度が最も適切だと言われています。短すぎても長すぎても面接官の印象には残りにくいため、この時間を意識して練習に取り組むのがおすすめです。
以下では、ブルボンの面接でよく質問される内容をピックアップし、回答例を紹介しています。それらを参考に、まずは自分なりの回答を作ってみましょう。
今までに挫折した経験はあるか。また、それをどう乗り越えてきたか
<回答例>
あります。学生時代に取り組んでいた駅伝で挫折を経験しました。
私の部活内では大会本番の主要メンバーを3000Mの記録順で決めていたのですが、私はその機会を一度逃したことがありました。その時は、しばらく練習に参加するのも嫌になってしまうほど悔しかったです。
しかし、このままでは終われないという強い気持ちがあったため、それからは自分の課題と向き合いつつ、それを克服できるように対策し続けました。
当時の私は「ペース配分」が苦手だったので、コーチにアドバイスをもらい、一定のペースで走るトレーニングを重点的に行いました。その結果、次の選考会ではペースの乱れも改善され、無事にメンバー入りを果たすことができました。
入社後も自分の課題を客観的に捉え、目標達成のための改善や取り組みを具体的に洗い出し、努力をしていきたいと考えています。(360文字)
面接において挫折経験に関する質問をするのは、応募者の人間性やストレス耐性について判断するためです。困難に直面した時、どのような対処をするかは仕事を長く続けていく上で非常に大切になります。
ポイントは、挫折に対してどう立ち向かったかを具体的に話すこと。努力した過程を伝えることで、「この人なら入社後も上手くやっていける」という確信や応募者への期待を面接官に与えることができます。
ただ、注意が必要なのは、単に挫折したエピソードのみを話して終わってしまわないこと。その経験から何を学んだのか、今後どう活かしていきたいのかまでを一緒に伝えることを意識しましょう。
これまでの人生で出会えて良かった人はどんな人か
<回答例>
人生で出会えて良かった人は、アルバイト先の先輩です。
私は学生時代、居酒屋で接客のアルバイトをしていました。居酒屋には様々なお客様が来店していましたが、先輩はどんな方とも平等に接し、機転が利くことでお客様からの評判も非常に良い人でした。
ある時、お店が混雑している時間帯に、飛び入りで10名のお客様が来店されたことがありました。
私は対応するのは無理だと判断したのですが、先輩は「宴会のお客様があと15分ほどで退店されるから、15分待てるなら受け入れ可能という旨を伝えてはどうだ」という提案をしてくれました。その結果、お客様もその提案を受け入れてくれて、無事にお店を回すことができました。
そうした先輩の対応から、私は的確な状況判断と、常にお客様ファーストを心がけるプロ意識を学び、働く際はそれらを常に心がけるようにしています。御社でも、視野を広く持ち、お客様を笑顔にできる仕事をしていきたいです。(395文字)
この質問はパーソナルな内容なので、応募者の価値観などを判断するためのものではありますが、同時に応募者の説明スキルを図る意図もあります。
そのため、できるだけ論理的な構成で説明できるように心がけましょう。
ポイントは、出会えて良かった人についての具体的なエピソードを話すこと。その人のどういうところに感銘を受け、影響をもらったのかを伝えられるようにしましょう。
お菓子にまつわる忘れられないエピソードはあるか
<回答例>
小学生の頃のエピソードです。
当時、私はスイミングスクールに通っていたのですが、スクール終わりに母と一緒に駄菓子屋に立ち寄り、お菓子を食べる瞬間が大好きでした。
私は泳ぐこと自体があまり好きではなかったのですが、頑張って泳げばお菓子を買ってもらえるという楽しみがあったので、何とかスクールを続けられたのだと思います。
今もその頃に食べていたお菓子をお店で見かけると、当時の様子を鮮明に思い出し、懐かしさと嬉しさで自然と笑みがこぼれてしまいます。
そうしたきっかけがあり、今度は私が多くの人たちの記憶に残るようなお菓子を作りたい、そんな想いで御社で働くことを夢見るようになりました。(286文字)
製菓業界を目指す方は、お菓子にまつわるエピソードは必ず言えるようにしておかなければなりません。なぜなら、お菓子に対する思い入れがどれだけあるのかにもつながるので、応募者の志望度の高さを図れるからです。
そのため、志望理由にこうしたエピソードを組み入れ、会社に貢献したい気持ちをアピールするのも良いでしょう。
面接前にチェックすべきこと
ブルボンの新卒情報
募集職種 |
<技術系職種> <事務系職種> <製造系職種> |
募集人数 |
130~200名程度 [2022年度実績:合計143名(技術系:18名、事務系:25名、製造系:100名)] |
採用フロー |
<技術系、事務系> <製造系> |
筆記試験 |
SPI形式で出題 |
面接 |
集団面接 |
ブルボンの事業内容
ブルボンの2022年3月期の業績は、売上高がおよそ944.5億円(前年比20.3%減)、営業利益が41.1億円(前年比1.5%減)と共に減収となっています。
しかし、「ルマンド」や「アルフォート」のようなロングセラー商品を筆頭に、菓子類の売上高は順調に推移。
特に、今期で発売35周年を迎えた「チョコあ~んぱん」シリーズなど、人気菓子のさらなるブランド強化を実施したことにより、家庭での需要を向上させることに成功しています。
ブルボンはこれまで数々のロングセラー商品を生み出し続けてきましたが、それは長く愛され続けるための地道な努力を継続的に行ってきた成果でもあります。
例えば、2019年に販売開始され、「優秀ヒット賞」を受賞した『ひとくちルマンド』。従来の『ルマンド』とは異なり、一口で食べ切れる丁度よい大きさが魅力となり、絶大な人気を得ました。
今後も積極的なプロモーション活動を行っていくことを明かしており、これからも多くの人々に愛されるブルボンであり続けるでしょう。
参考:AMBI produced by en
MINKABU
企業研究では、ロングセラー商品を生み出し続けているブルボンが実践してきた影の努力にも目を向けられると、より理解が深まるのでおすすめです。また、自身で自分なりの新たな企画を考えておくのも良いでしょう。
ブルボンの社風
『おいしさ、思いやり、いつもいっしょに。』がブルボンの合言葉。その言葉の通り、ブルボンは常にお客様に寄り添い、安全安心で質の良い商品を提供できるように日々努力し続けています。
より良い商品をお客様に提供するためには、社員同士の連携は不可欠です。だからこそ、ブルボンでは年齢や役職関係なく、社員同士が気軽にコミュニケーションを取り合うことを大切にしています。
また、社員の主体性を重んじる社風があることから、社員が積極的に挑戦し、自ら成長していけるのもブルボンの魅力。それは、公式サイトに掲載されている先輩社員のインタビューからも伺うことができます。
システム開発職
Y.Yさん
ブルボンは自主性を尊重してくれるため「こうしたい」といった意見を聞いてもらえる環境だと思います。システム開発職の仕事は、狭く深い知識を要求される部分があるため、お互いの担当領域を超えて年齢関係なく教えあったりアドバイスすることがよくあります。
営業職
C.Bさん
そしてブルボンは、年齢や性別に関係なく自分がやってみたいと思うことがあれば、様々な仕事に挑戦できる会社だと思います。実際にお菓子を購入するのは女性が多いので、女性のお客様に立ち止まってもらえるような売場を考え、提案することができる点は魅力だと感じています。
経理会計職
T.Mさん
会社から、いろいろな事に挑戦させてもらえているので、自分の経験値をあげる事ができます。現在は、『柏崎市リーダー塾(※)』に通わせてもらっています。本社がある柏崎市は大きくない街ですが、いろいろな企業のリーダー候補の人達と知り合えて良い刺激をもらっています。
さらに、公式サイトには「ブルボン理系の座談会」という項目があり、お菓子の製造を担当する先輩社員のリアルな声が掲載されています。
仕事のやりがいなどを知ることができるので、ブルボンに興味がある方はぜひご覧になってみてください。
ブルボンの過去実績
採用倍率
ブルボンの採用倍率は公式に発表はされていませんが、非常に高いものになることが推測できます。
特に技術系や事務系の職種は、採用人数がおよそ20名程度とかなり狭い枠になるため、それらを志望する方は事前準備を念入りに行う必要があるでしょう。
採用実績校
ブルボンのこれまでの採用実績校は以下の通りです。
参考:ブルボン新卒採用サイト
上記から見て分かるように、ブルボンでは様々な学校から内定者を排出しています。
職種によっては学部が限定されていることがありますが、高学歴でなければ受かることが難しいということはないようです。
そのことから、選考には人柄や意欲などが重視されることが考えられるため、面接ではブルボンで働きたいという気持ちを全力でアピールしていきましょう。
やりたい!こうなりたい!を具体的に伝えよう
ブルボンの選考基準では、学歴よりも応募者の主体性を大切にしていることが予想されます。
そのため、面接では「入社後に挑戦したいこと」や「数年先のキャリアビジョン」などを明確に話すことで、ブルボンにかける想いの強さをアピールするのが良いでしょう。
対策準備を始めるのに早すぎることは決してありません。まずはこの記事を参考に、自分なりの対策法を探すところから始めてみてくださいね。